駟の隙を過ぐるが若しとは
駟の隙を過ぐるが若し
しのげきをすぐるがごとし
言葉 | 駟の隙を過ぐるが若し |
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読み方 | しのげきをすぐるがごとし |
意味 | 月日が経つのが非常に早いことのたとえ。
「駟」は四頭立ての馬車。 四頭立ての馬車が走り去るのを、戸の隙間からのぞき見るのと同じくらい、時の流れはあっという間であるということ。 |
類句 | 光陰に関守なし(こういんにせきもりなし) |
月日に関守なし(つきひにせきもりなし) | |
歳月、人を待たず(さいげつ、ひとをまたず) | |
光陰は人を待たず | |
光陰流水の如し | |
白駒の隙を過ぐるが如し(はっくのげきをすぐるがごとし) | |
使用漢字 | 駟 / 隙 / 過 / 若 |
「駟」を含むことわざ
- 駟の隙を過ぐるが若し(しのげきをすぐるがごとし)
- 駟馬も追う能ず(しばもおうあたわず)
- 駟も舌に及ばず(しもしたにおよばず)
「隙」を含むことわざ
- 蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)
- 間隙を生じる(かんげきをしょうじる)
- 間隙を縫う(かんげきをぬう)
- 穴隙を鑽る(けつげきをきる)
- 盗人の隙はあれど守り手の隙はなし(ぬすびとのひまはあれどまもりてのひまはなし)
- 白駒の隙を過ぐるが如し(はっくのげきをすぐるがごとし)
- 間がな隙がな(まがなすきがな)
「過」を含むことわざ
- 過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちの功名(あやまちのこうみょう)
- 過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
- 過ちは人の常、許すは神の業(あやまちはひとのつね、ゆるすはかみのわざ)
- 過ちを改めざる是を過ちと謂う(あやまちをあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちを文る(あやまちをかざる)
- 過ちを観て斯に仁を知る(あやまちをみてここにじんをしる)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 一朝の怒りに一生を過つ(いっちょうのいかりにいっしょうをあやまつ)
- 命に過ぎたる宝なし(いのちにすぎたるたからなし)
- 思い半ばに過ぎる(おもいなかばにすぎる)
- 思い半ばに過ぐ(おもいなかばにすぐ)
- 薬も過ぎれば毒となる(くすりもすぎればどくとなる)
- 口が過ぎる(くちがすぎる)
- 君子の過ちは日月の食のごとし(くんしのあやまちはじつげつのしょくのごとし)
- 喧嘩過ぎての空威張り(けんかすぎてのからいばり)
- 喧嘩過ぎての棒乳切り(けんかすぎてのぼうちぎり)
- 喧嘩過ぎての向こう鉢巻(けんかすぎてのむこうはちまき)
- 言葉が過ぎる(ことばがすぎる)
- 子に過ぎたる宝なし(こにすぎたるたからなし)
- 四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうで止まぬ(しじゅうすぎてのどうらくとななつさがってふるあめはやみそうでやまぬ)
- 小人の過つや必ず文る(しょうじんのあやまつやかならずかざる)
- 信心過ぎて極楽を通り越す(しんじんすぎてごくらくをとおりこす)
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
- 千軒あれば共過ぎ(せんげんあればともすぎ)
- 大功を論ずる者は小過を録せず(たいこうをろんずるものはしょうかをろくせず)
「若」を含むことわざ
- いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)
- 気が若い(きがわかい)
- 子を知ること父に若くはなし(こをしることちちにしくはなし)
- 五指のこもごも弾くは捲手の一挃に若かず(ごしのこもごもはじくはけんしゅのいっちつにしかず)
- 矯めるなら若木のうち(ためるならわかぎのうち)
- 年寄りの物忘れ、若者の無分別(としよりのものわすれ、わかもののむふんべつ)
- 古木に手を掛くるな、若木に腰掛くるな(ふるきにてをかくるな、わかぎにこしかくるな)
- 藪の外でも若竹育つ(やぶのそとでもわかたけそだつ)
- 若い時旅をせねば老いての物語がない(わかいときたびをせねばおいてのものがたりがない)
- 若い時の苦労は買うてもせよ(わかいときのくろうはこうてもせよ)
- 若い時の辛労は買うてでもせよ(わかいときのしんろうはこうてでもせよ)
- 若い時は二度ない(わかいときはにどない)
- 若木に腰掛けな(わかぎにこしかけな)
- 若木の下で笠を脱げ(わかぎのしたでかさをぬげ)
- 若気の過ち(わかげのあやまち)
- 若気の至り(わかげのいたり)