庇を貸して母屋を取られるとは
庇を貸して母屋を取られる
ひさしをかしておもやをとられる
言葉 | 庇を貸して母屋を取られる |
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読み方 | ひさしをかしておもやをとられる |
意味 | 一部を貸したために、あとで全部を奪われてしまうことになるたとえ。また、恩を仇で返されることのたとえ。 |
類句 | 軒を貸して母屋を取られる(のきをかしておもやをとられる) |
使用語彙 | 貸し |
使用漢字 | 庇 / 貸 / 母 / 屋 / 取 |
「庇」を含むことわざ
- 取るより庇え(とるよりかばえ)
- 庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる)
「貸」を含むことわざ
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 顔を貸す(かおをかす)
- 傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ(かさとちょうちんはもどらぬつもりでかせ)
- 貸し借りは他人(かしかりはたにん)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 肩を貸す(かたをかす)
- 金の貸し借りは不和の基(かねのかしかりはふわのもと)
- 金の貸し借り不和の基(かねのかしかりふわのもと)
- 金を貸したのが円の切れ目(かねをかしたのがえんのきれめ)
- 金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)
- 借りて借り得、貸して貸し損(かりてかりどく、かしてかしぞん)
- 力を貸す(ちからをかす)
- 手を貸す(てをかす)
- 鉈を貸して山を伐られる(なたをかしてやまをきられる)
- 某より金貸し(なにがしよりかねかし)
- 女房は貸すとも擂り粉木は貸すな(にょうぼうはかすともすりこぎはかすな)
- 軒を貸して母屋を取られる(のきをかしておもやをとられる)
- 耳を貸す(みみをかす)
「母」を含むことわざ
- 雨は花の父母(あめははなのふぼ)
- お乳母日傘(おうばひがさ)
- 恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもじん)
- 勤勉は成功の母(きんべんはせいこうのはは)
- 水母の風向かい(くらげのかぜむかい)
- 水母の行列(くらげのぎょうれつ)
- 経験は知恵の父記憶の母(けいけんはちえのちちきおくのはは)
- 甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
- 失敗は成功の母(しっぱいはせいこうのはは)
- 身体髪膚、これを父母に受く(しんたいはっぷ、これをふぼにうく)
- 鯛なくば狗母魚(たいなくばえそ)
- 父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深し(ちちのおんはやまよりもたかく、ははのおんはうみよりもふかし)
- 軒を貸して母屋を取られる(のきをかしておもやをとられる)
- 母在りて一子寒く、母去りて三子寒し(ははありていっしさむく、ははさりてさんしさむし)
- 祖母育ちは三百安い(ばばそだちはさんびゃくやすい)
- 必要は発明の母(ひつようははつめいのはは)
- 父母の恩は山よりも高く海よりも深し(ふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし)
- 娘を見るより母を見よ(むすめをみるよりははをみよ)
- 孟母三遷の教え(もうぼさんせんのおしえ)
- 孟母断機の戒め(もうぼだんきのいましめ)
- 孟母断機の教え(もうぼだんきのおしえ)
- 孟母の三居(もうぼのさんきょ)
- 孟母の三遷(もうぼのさんせん)
「屋」を含むことわざ
- 植木屋の庭できが多い(うえきやのにわできがおおい)
- 植木屋の庭で気が多い(うえきやのにわできがおおい)
- 産屋の風邪は一生つく(うぶやのかぜはいっしょうつく)
- 大風が吹けば桶屋が儲かる(おおかぜがふけばおけやがもうかる)
- 大風が吹けば桶屋が喜ぶ(おおかぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 屋烏の愛(おくうのあい)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 屋上、屋を架す(おくじょう、おくをかす)
- 屋漏に愧じず(おくろうにはじず)
- 風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
- 風が吹けば桶屋が喜ぶ(かぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 楽屋裏を覗く(がくやうらをのぞく)
- 楽屋から火を出す(がくやからひをだす)
- 楽屋で声を嗄らす(がくやでこえをからす)
- 紺屋の明後日(こうやのあさって)
- 紺屋の白袴(こうやのしろばかま)
- 紺屋の明後日(こんやのあさって)
- 酒屋へ三里、豆腐屋へ二里(さかやへさんり、とうふやへにり)
- そうは問屋が卸さない(そうはとんやがおろさない)
- 竹屋の火事(たけやのかじ)
- 問屋の只今(といやのただいま)
- 女房は灰小屋から貰え(にょうぼうははいごやからもらえ)
- 軒を貸して母屋を取られる(のきをかしておもやをとられる)
- 一つ屋根の下に住む(ひとつやねのしたにすむ)
- 婿は大名から貰え嫁は灰小屋から貰え(むこはだいみょうからもらえよめははいごやからもらえ)
- 餅は餅屋(もちはもちや)
- 餅屋餅食わず(もちやもちくわず)
- 屋台が傾く(やたいがかたむく)
「取」を含むことわざ
- 足掻きが取れない(あがきがとれない)
- 挙げ足を取る(あげあしをとる)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足を取られる(あしをとられる)
- 当たりを取る(あたりをとる)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 虻蜂取らず(あぶはちとらず)
- 息を引き取る(いきをひきとる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
- 一も取らず二も取らず(いちもとらずにもとらず)
- 一升の餅に五升の取り粉(いっしょうのもちにごしょうのとりこ)
- 一本取られる(いっぽんとられる)
- 一本取る(いっぽんとる)
- イニシアチブを取る(いにしあちぶをとる)
- 動きが取れない(うごきがとれない)
- 裏を取る(うらをとる)
- 猿猴が月を取る(えんこうがつきをとる)
- 大当たりを取る(おおあたりをとる)
- 大取りより小取り(おおどりよりこどり)
- 後れを取る(おくれをとる)
- 押っ取り刀で駆けつける(おっとりがたなでかけつける)
- 鬼に瘤を取られる(おににこぶをとられる)
- 鬼の首を取ったよう(おにのくびをとったよう)
- 音頭を取る(おんどをとる)
- 舵取りをする(かじとりをする)
- 舵を取る(かじをとる)
- 掠りを取る(かすりをとる)
- 角が取れる(かどがとれる)