実るほど頭の下がる稲穂かなとは
実るほど頭の下がる稲穂かな
みのるほどあたまのさがるいなほかな
言葉 | 実るほど頭の下がる稲穂かな |
---|---|
読み方 | みのるほどあたまのさがるいなほかな |
意味 | 人は学問や徳が深まると、かえって謙虚になることのたとえ。
稲穂は実が入ると重くなり頭を下げることから。 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」「実る稲田は頭垂る」ともいう。 |
異形 | 実るほど頭を垂れる稲穂かな(みのるほどこうべをたれるいなほかな) |
実る稲田は頭垂る(みのるいなだはあたまたる) | |
類句 | 人間は実が入れば仰向く、菩薩は実が入れば俯く |
使用語彙 | 実る / かな |
使用漢字 | 実 / 頭 / 下 / 稲 / 穂 / 垂 / 田 |
「実」を含むことわざ
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 嘘から出た実(うそからでたまこと)
- 榎の実は生らば生れ木は椋の木(えのみはならばなれきはむくのき)
- 華を去り実に就く(かをさりじつにつく)
- 禁断の木の実(きんだんのこのみ)
- 死んで花実が咲くものか(しんではなみがさくものか)
- 事実は小説よりも奇なり(じじつはしょうせつよりもきなり)
- 実がある(じつがある)
- 実を挙げる(じつをあげる)
- 実を取る(じつをとる)
- 倉廩実ちて礼節を知る(そうりんみちてれいせつをしる)
- 名は実の賓(なはじつのひん)
- 名を捨てて実を取る(なをすててじつをとる)
- 人間は実が入れば仰向く、菩薩は実が入れば俯く(にんげんはみがいればあおむく、ぼさつはみがいればうつむく)
- 花多ければ実少なし(はなおおければみすくなし)
- 花も折らず実も取らず(はなもおらずみもとらず)
- 花も実もある(はなもみもある)
- 実の生る木は花から知れる(みのなるきははなからしれる)
- 実を結ぶ(みをむすぶ)
- 実を結ぶ木は花より知らるる(みをむすぶきははなよりしらるる)
- 椋の木の下にて榎の実を拾う(むくのきのもとにてえのみをひろう)
- 夢は逆実(ゆめはさかまこと)
- 論に負けても実に勝つ(ろんにまけてもじつにかつ)
「頭」を含むことわざ
- 頭打ちになる(あたまうちになる)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭搔くか字を書くか(あたまかくかじをかくか)
- 頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
- 頭から(あたまから)
- 頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
- 頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
- 頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭が痛い(あたまがいたい)
- 頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
- 頭が固い(あたまがかたい)
- 頭が堅い(あたまがかたい)
- 頭が切れる(あたまがきれる)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭が低い(あたまがひくい)
- 頭が古い(あたまがふるい)
- 頭が割れるよう(あたまがわれるよう)
- 頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
- 頭でっかち尻すぼり(あたまでっかちしりすぼり)
- 頭でっかち尻つぼみ(あたまでっかちしりつぼみ)
- 頭に入れる(あたまにいれる)
- 頭に来る(あたまにくる)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭に湯気を立てる(あたまにゆげをたてる)
- 頭の上の蠅も追えない(あたまのうえのはえもおえない)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
- 頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)
- 頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
「下」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 足下を固める(あしもとをかためる)
- 足下を見る(あしもとをみる)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭を下げる(あたまをさげる)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- いつも柳の下に泥鰌はいない(いつもやなぎのしたにどじょうはいない)
- 上を下へ(うえをしたへ)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 男を下げる(おとこをさげる)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 嬶天下にからっ風(かかあでんかにからっかぜ)
- 頭を下ろす(かしらをおろす)
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
「稲」を含むことわざ
- 稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
- 陽炎稲妻月の影(かげろういなずまつきのかげ)
- 陽炎稲妻水の月(かげろういなずまみずのつき)
- 実る稲田は頭垂る(みのるいなだはあたまたる)
- 実るほど頭の下がる稲穂かな(みのるほどあたまのさがるいなほかな)
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな(みのるほどこうべをたれるいなほかな)
「穂」を含むことわざ
- 落ち武者は薄の穂にも怖ず(おちむしゃはすすきのほにもおず)
- 鷹は飢えても穂を摘まず(たかはうえてもほをつまず)
- 実るほど頭の下がる稲穂かな(みのるほどあたまのさがるいなほかな)
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな(みのるほどこうべをたれるいなほかな)
「垂」を含むことわざ
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる)
- 垂涎(すいぜん)
- 垂涎(すいぜん)
- 垂涎の的(すいぜんのまと)
- 名を竹帛に垂る(なをちくはくにたる)
- 能書きを垂れる(のうがきをたれる)
- 範を垂れる(はんをたれる)
- 横板に雨垂れ(よこいたにあまだれ)
- 涎を垂らす(よだれをたらす)
「田」を含むことわざ
- 青田買い(あおたがい)
- 朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
- 畦から行くも田から行くも同じ(あぜからいくもたからいくもおなじ)
- 田舎の学問より京の昼寝(いなかのがくもんよりきょうのひるね)
- 小田原評定(おだわらひょうじょう)
- 瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 京に田舎あり(きょうにいなかあり)
- 句を作るより田を作れ(くをつくるよりたをつくれ)
- 甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
- 三十振袖、四十島田(さんじゅうふりそで、しじゅうしまだ)
- 詩を作るより田を作れ(しをつくるよりたをつくれ)
- 児孫のために美田を買わず(じそんのためにびでんをかわず)
- 臍下丹田に力を入れる(せいかたんでんにちからをいれる)
- 滄海変じて桑田となる(そうかいへんじてそうでんとなる)
- 桑田変じて滄海となる(そうでんへんじてそうかいとなる)
- 田歩くも畔歩くも同じ(たあるくもくろあるくもおなじ)
- 田から行くも畦から行くも同じ事(たからいくもあぜからいくもおなじこと)
- 田作る道は農に問え(たつくるみちはのうにとえ)
- 田作りも魚のうち(たづくりもうおのうち)
- 田の事すれば畑が荒れる(たのことすればはたけがあれる)
- 田を行くも畦を行くも同じ(たをいくもあぜをいくもおなじ)
- 田父の功(でんぷのこう)
- 李下の冠、瓜田の履(りかのかんむり、かでんのくつ)
- 我が田に水を引く(わがたにみずをひく)