古人の糟魄とは
古人の糟魄
こじんのそうはく
言葉 | 古人の糟魄 |
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読み方 | こじんのそうはく |
意味 | 物事の真髄は、言葉や文字で伝えることはできないということ。
「古人」は昔の賢人のこと。 「糟魄」は酒かすのこと。 言葉や文字で伝えることのできる知恵は、酒かすのように残りかすでしかないという意味から。 書物や学問を軽視した言葉。 「糟魄」は「糟粕」とも書く。 |
出典 | 『荘子』天道 |
異形 | 古人の糟粕(こじんのそうはく) |
使用語彙 | 古人 |
使用漢字 | 古 / 人 / 糟 / 魄 / 粕 |
「古」を含むことわざ
- 頭が古い(あたまがふるい)
- 新しい酒を古い革袋に盛る(あたらしいさけをふるいかわぶくろにもる)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)
- 閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく)
- 鞍掛け馬の稽古(くらかけうまのけいこ)
- 古希(こき)
- しくじるは稽古のため(しくじるはけいこのため)
- 人生七十、古来稀なり(じんせいしちじゅう、こらいまれなり)
- 友と酒は古いほどいい(ともとさけはふるいほどいい)
- 女房と味噌は古いほどよい(にょうぼうとみそはふるいほどよい)
- 花は根に鳥は古巣に(はなはねにとりはふるすに)
- 古い友達と古い葡萄酒に勝るものなし(ふるいともだちとふるいぶどうしゅにまさるものなし)
- 古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)
- 古傷は痛み易い(ふるきずはいたみやすい)
- 古木に手を掛くるな、若木に腰掛くるな(ふるきにてをかくるな、わかぎにこしかくるな)
- 我より古を作す(われよりいにしえをなす)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
- 悪人あればこそ善人も顕る(あくにんあればこそぜんにんもあらわる)
- 過ちは人の常、許すは神の業(あやまちはひとのつね、ゆるすはかみのわざ)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
- イギリス人の家はその人の城(いぎりすじんのいえはそのひとのしろ)
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 意中の人(いちゅうのひと)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- 稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
- 犬は人につき猫は家につく(いぬはひとにつきねこはいえにつく)
- 旨い物食わす人に油断すな(うまいものくわすひとにゆだんすな)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 馬には乗ってみよ人には添うてみよ(うまにはのってみよひとにはそうてみよ)
- 英雄、人を欺く(えいゆう、ひとをあざむく)
- 多し少なし子三人(おおしすくなしこさんにん)
- 男は敷居を跨げば七人の敵あり(おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり)
- 鬼も頼めば人食わず(おにもたのめばひとくわず)
- 己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
- 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
- 己の欲せざる所は人に施す勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ)
「糟」を含むことわざ
- 糟を食う(かすをくう)
- 古人の糟粕(こじんのそうはく)
- 古人の糟魄(こじんのそうはく)
- 糟糠の妻(そうこうのつま)
- 糟糠の妻は堂より下さず(そうこうのつまはどうよりくださず)
- 糟粕を嘗める(そうはくをなめる)
「魄」を含むことわざ
- 古人の糟魄(こじんのそうはく)
「粕」を含むことわざ
- 選んで粕を摑む(えらんでかすをつかむ)
- 粕を食う(かすをくう)
- 古人の糟粕(こじんのそうはく)
- 糟粕を嘗める(そうはくをなめる)