心頭滅却すれば火もまた涼しとは
心頭滅却すれば火もまた涼し
しんとうめっきゃくすればひもまたすずし
言葉 | 心頭滅却すれば火もまた涼し |
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読み方 | しんとうめっきゃくすればひもまたすずし |
意味 | どんな困難でも、精神の持ち方次第で乗り越えられるということ。
「心頭」は、心の中。 心の中から雑念を消し去り、無念無想の境地に至れば、火さえも涼しく感じられるとの意から。 武田信玄に仕えた禅僧快川が、甲斐の恵林寺で織田信長の軍勢に攻められたとき、火中に正座して言ったとされる言葉。 |
使用漢字 | 心 / 頭 / 滅 / 却 / 火 / 涼 |
「心」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
- 網心あれば魚心(あみごころあればうおごごろ)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 一心岩を通す(いっしんいわをとおす)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 色は心の外(いろはこころのほか)
- 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
- 奢る者は心常に貧し(おごるものはこころつねにまずし)
- 男心と秋の空(おとこごころとあきのそら)
- 男心と秋の空は一夜に七度変わる(おとこごころとあきのそらはいちやにななたびかわる)
- 親思う心にまさる親心(おやおもうこころにまさるおやごころ)
- 親の心、子知らず(おやのこころ、こしらず)
- 女心と秋の空(おんなごころとあきのそら)
- 女の心は猫の目(おんなのこころはねこのめ)
- 会心の笑みをもらす(かいしんのえみをもらす)
- 顔で笑って心で泣く(かおでわらってこころでなく)
- 核心に触れる(かくしんにふれる)
- 核心を突く(かくしんをつく)
- 核心を衝く(かくしんをつく)
- 火事あとの火の用心(かじあとのひのようじん)
- 歓心を買う(かんしんをかう)
- 帰心、矢の如し(きしん、やのごとし)
- 気は心(きはこころ)
- 疑心、暗鬼を生ず(ぎしん、あんきをしょうず)
「頭」を含むことわざ
- 頭打ちになる(あたまうちになる)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭搔くか字を書くか(あたまかくかじをかくか)
- 頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
- 頭から(あたまから)
- 頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
- 頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
- 頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭が痛い(あたまがいたい)
- 頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
- 頭が固い(あたまがかたい)
- 頭が堅い(あたまがかたい)
- 頭が切れる(あたまがきれる)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭が低い(あたまがひくい)
- 頭が古い(あたまがふるい)
- 頭が割れるよう(あたまがわれるよう)
- 頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
- 頭でっかち尻すぼり(あたまでっかちしりすぼり)
- 頭でっかち尻つぼみ(あたまでっかちしりつぼみ)
- 頭に入れる(あたまにいれる)
- 頭に来る(あたまにくる)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭に湯気を立てる(あたまにゆげをたてる)
- 頭の上の蠅も追えない(あたまのうえのはえもおえない)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
- 頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)
- 頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
「滅」を含むことわざ
- 気が滅入る(きがめいる)
- 唇滅びて歯寒し(くちびるほろびてはさむし)
- 生者必滅、会者定離(しょうじゃひつめつ、えしゃじょうり)
- 大義、親を滅す(たいぎ、しんをめっす)
- 灯滅せんとして光を増す(とうめっせんとしてひかりをます)
- 平家を滅ぼすは平家(へいけをほろぼすはへいけ)
- 兵強ければ則ち滅ぶ(へいつよければすなわちほろぶ)
- 滅相もない(めっそうもない)
- 雌鳥うたえば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
- 雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
- 六国を滅ぼす者は六国なり(りっこくをほろぼすものはりっこくなり)
「却」を含むことわざ
- 心頭滅却すれば火もまた涼し(しんとうめっきゃくすればひもまたすずし)
- 下手が却って上手(へたがかえってじょうず)
「火」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足元に火が付く(あしもとにひがつく)
- 熱火子にかく(あつびこにかく)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 油紙に火が付いたよう(あぶらがみにひがついたよう)
- 油紙に火の付いたよう(あぶらがみにひのついたよう)
- 油紙へ火の付いたよう(あぶらがみへひのついたよう)
- 暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
- 家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
- 遠水、近火を救わず(えんすい、きんかをすくわず)
- 同い年夫婦は火吹く力もない(おないどしみょうとはひふくちからもない)
- 顔から火が出る(かおからひがでる)
- 火事あとの釘拾い(かじあとのくぎひろい)
- 火事あとの火の用心(かじあとのひのようじん)
- 火事と喧嘩は江戸の花(かじとけんかはえどのはな)
- 火事と喧嘩は江戸の華(かじとけんかはえどのはな)
- 火事と葬式に行けば勘当もゆりる(かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる)
- 火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし(かじばにたばこのひなくおおみずにのみみずなし)
- 火事場の馬鹿力(かじばのばかぢから)
- 火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
- 川向こうの火事(かわむこうのかじ)
- 楽屋から火を出す(がくやからひをだす)
- 金時の火事見舞い(きんときのかじみまい)
- 口火を切る(くちびをきる)
- 子供川端、火の用心(こどもかわばた、ひのようじん)
- 子供は風の子、大人は火の子(こどもはかぜのこ、おとなはひのこ)
- 三界の火宅(さんがいのかたく)
- 三度の火事より一度の後家(さんどのかじよりいちどのごけ)
「涼」を含むことわざ
- 一服の清涼剤(いっぷくのせいりょうざい)
- 心頭滅却すれば火もまた涼し(しんとうめっきゃくすればひもまたすずし)
- 涼しい顔(すずしいかお)