草履履き際で仕損じるとは
草履履き際で仕損じる
ぞうりはきぎわでしそんじる
言葉 | 草履履き際で仕損じる |
---|---|
読み方 | ぞうりはきぎわでしそんじる |
意味 | 最後の最後で失敗をして、それまでの努力を駄目にしてしまうこと。
仕事を終わらせて、帰ろうと草履をはこうとした時に失敗するとの意から。 |
類句 | 九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく) |
磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる) | |
百日の説法、屁一つ(ひゃくにちのせっぽう、へひとつ) | |
使用語彙 | 仕損じる |
使用漢字 | 草 / 履 / 際 / 仕 / 損 |
「草」を含むことわざ
- 商いは草の種(あきないはくさのたね)
- お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもくさつのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- おじが甥の草を刈る(おじがおいのくさをかる)
- 駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人(かごにのるひとかつぐひと、そのまたわらじをつくるひと)
- 火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし(かじばにたばこのひなくおおみずにのみみずなし)
- 金の草鞋で捜す(かねのわらじでさがす)
- 金の草鞋で尋ねる(かねのわらじでたずねる)
- 草木も靡く(くさきもなびく)
- 草木も眠る(くさきもねむる)
- 草木も眠る丑三つ時(くさきもねむるうしみつどき)
- 草を打って蛇を驚かす(くさをうってへびをおどろかす)
- 三遍回って煙草にしょ(さんべんまわってたばこにしょ)
- 疾風に勁草を知る(しっぷうにけいそうをしる)
- 商売は草の種(しょうばいはくさのたね)
- 草莽の臣(そうもうのしん)
- 草履に灸(ぞうりにきゅう)
- 太陽の照っているうちに干し草を作れ(たいようのてっているうちにほしくさをつくれ)
- 生業は草の種(なりわいはくさのたね)
- 二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)
- 繁盛の地に草生えず(はんじょうのちにくさはえず)
- 人と煙草の良し悪しは煙になって後の世に出る(ひととたばこのよしあしはけむりになってのちのよにでる)
- 人通りに草生えず(ひとどおりにくさはえず)
- 陽の照っているうちに干し草を作れ(ひのてっているうちにほしくさをつくれ)
- ぺんぺん草が生える(ぺんぺんぐさがはえる)
- 身過ぎは草の種(みすぎはくさのたね)
- 道草を食う(みちくさをくう)
- やはり野に置け蓮華草(やはりのにおけれんげそう)
- 世渡りは草の種(よわたりはくさのたね)
- 草鞋を脱ぐ(わらじをぬぐ)
「履」を含むことわざ
- 足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
- 瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 下駄を履かせる(げたをはかせる)
- 霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
- 草履に灸(ぞうりにきゅう)
- 伊達の素足もないから起こる、あれば天鵞絨の足袋も履く(だてのすあしもないからおこる、あればびろうどのたびもはく)
- 二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)
- 薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
- 弊履を棄つるが如し(へいりをすつるがごとし)
- 李下の冠、瓜田の履(りかのかんむり、かでんのくつ)
「際」を含むことわざ
- 磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)
- 今際の際(いまわのきわ)
- 今際の念仏誰も唱える(いまわのねんぶつだれもとなえる)
- 往生際が悪い(おうじょうぎわがわるい)
- 金輪際(こんりんざい)
- 水際立つ(みずぎわだつ)
「仕」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 口自慢の仕事下手(くちじまんのしごとべた)
- 芸が身を助けるほどの不仕合わせ(げいがみをたすけるほどのふしあわせ)
- 恋は仕勝ち(こいはしがち)
- 細工は流々、仕上げをご覧じろ(さいくはりゅうりゅう、しあげをごろうじろ)
- 細工は流流、仕上げをご覧じろ(さいくはりゅうりゅう、しあげをごろうじろ)
- 仕上げが肝心(しあげがかんじん)
- 仕事幽霊飯弁慶、その癖夏痩せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病(しごとゆうれいめしべんけい、そのくせなつやせかんぼそり、たまたまこゆればはれやまい)
- すまじきものは宮仕え(すまじきものはみやづかえ)
- 急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる)
- 忠臣は二君に仕えず(ちゅうしんはにくんにつかえず)
- 月夜に夜仕事(つきよによしごと)
- 二百二十日の荒れ仕舞(にひゃくはつかのあれじまい)
- 腹は立て損、喧嘩は仕損(はらはたてぞん、けんかはしぞん)
「損」を含むことわざ
- 会えば五厘の損がゆく(あえばごりんのそんがゆく)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
- 朝寝八石の損(あさねはちこくのそん)
- 言うた損より言わぬ損が少ない(いうたそんよりいわぬそんがすくない)
- 女賢しくて牛売り損なう(おんなさかしくてうしうりそこなう)
- 女賢しゅうして牛売り損なう(おんなさかしゅうしてうしうりそこなう)
- 借りて借り得、貸して貸し損(かりてかりどく、かしてかしぞん)
- 機嫌を損ねる(きげんをそこねる)
- 死ねば死に損、生くれば生き得(しねばしにぞん、いくればいきどく)
- 好いた事はせぬが損(すいたことはせぬがそん)
- 急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる)
- 損して得取れ(そんしてとくとれ)
- 損して恥搔く(そんしてはじかく)
- 損せぬ人に儲けなし(そんせぬひとにもうけなし)
- 損と元値で蔵を建て(そんともとねでくらをたて)
- 短気は損気(たんきはそんき)
- 天狗の飛び損ない(てんぐのとびそこない)
- 腹は立て損、喧嘩は仕損(はらはたてぞん、けんかはしぞん)
- 不足奉公は双方の損(ふそくぼうこうはそうほうのそん)
- 不足奉公は両方の損(ふそくぼうこうはりょうほうのそん)
- 骨折り損のくたびれ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ)
- 満は損を招く(まんはそんをまねく)
- 笑って損した者なし(わらってそんしたものなし)