長範が当て飲みとは
長範が当て飲み
ちょうはんがあてのみ
言葉 | 長範が当て飲み |
---|---|
読み方 | ちょうはんがあてのみ |
意味 | 人の金を当てにして失敗してしまうことのたとえ。大泥棒の熊坂長範が、金を奪う前にその金を当てにして酒盛りをし、牛若丸に退治されてしまったという話から。 |
類句 | 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう) |
飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて) | |
使用語彙 | 当て / 当 |
使用漢字 | 長 / 範 / 当 / 飲 |
「長」を含むことわざ
- 息が長い(いきがながい)
- 行く行くの長居り(いくいくのながおり)
- 一日の長(いちじつのちょう)
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 命長ければ辱多し(いのちながければはじおおし)
- 生まれながらの長老なし(うまれながらのちょうろうなし)
- 江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)
- 帯に短し、襷に長し(おびにみじかし、たすきにながし)
- 風邪は百病の長(かぜはひゃくびょうのおさ)
- 奸知に長ける(かんちにたける)
- 気が長い(きがながい)
- 首を長くする(くびをながくする)
- 芸術は長く、人生は短し(げいじゅつはながく、じんせいはみじかし)
- 酒は百毒の長(さけはひゃくどくのちょう)
- 酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)
- 渋柿の長持ち(しぶがきのながもち)
- 尺も短き所あり、寸も長き所あり(しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり)
- 沙弥から長老(しゃみからちょうろう)
- 沙弥から長老にはなれぬ(しゃみからちょうろうにはなれぬ)
- 尻が長い(しりがながい)
- 死んでの長者より生きての貧乏(しんでのちょうじゃよりいきてのびんぼう)
- 助長(じょちょう)
- 助長(じょちょう)
- せかせか貧乏、ゆっくり長者(せかせかびんぼう、ゆっくりちょうじゃ)
- 世故に長ける(せこにたける)
- 短を捨てて長を取る(たんをすててちょうをとる)
- 長広舌を振るう(ちょうこうぜつをふるう)
- 長広舌を揮う(ちょうこうぜつをふるう)
- 長袖よく舞い、多銭よく商う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくあきなう)
- 長袖よく舞い、多銭よく賈う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくかう)
「範」を含むことわざ
- 長範が当て飲み(ちょうはんがあてのみ)
- 範を仰ぐ(はんをあおぐ)
- 範を垂れる(はんをたれる)
「当」を含むことわざ
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 当たって砕けよ(あたってくだけよ)
- 当たって砕けろ(あたってくだけろ)
- 当たらず触らず(あたらずさわらず)
- 当たらず障らず(あたらずさわらず)
- 当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当たりがいい(あたりがいい)
- 当たりを付ける(あたりをつける)
- 当たりを取る(あたりをとる)
- 当たるも八卦、当たらぬも八卦(あたるもはっけ、あたらぬもはっけ)
- 当たるを幸い(あたるをさいわい)
- 当てが外れる(あてがはずれる)
- 当て事と畚褌は先から外れる(あてことともっこふんどしはさきからはずれる)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 当て事は向こうから外れる(あてごとはむこうからはずれる)
- 怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず)
- 行き当たりばったり(いきあたりばったり)
- 一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
- 犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
- 大当たりを取る(おおあたりをとる)
- 火事と葬式に行けば勘当もゆりる(かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる)
- 風当たりが強い(かぜあたりがつよい)
- 壁に突き当たる(かべにつきあたる)
- 壁にぶち当たる(かべにぶちあたる)
- 器量は当座の花(きりょうはとうざのはな)
- 金的を射当てる(きんてきをいあてる)
- 怪我と弁当は自分持ち(けがとべんとうはじぶんもち)
- 見当を付ける(けんとうをつける)
- 恋の鞘当て(こいのさやあて)
「飲」を含むことわざ
- 朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
- 朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 一箪の食、一瓢の飲(いったんのし、いっぴょうのいん)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- 馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない(うまをみずべにつれていけてもみずをのませることはできない)
- 恨みを飲む(うらみをのむ)
- 大水に飲み水なし(おおみずにのみみずなし)
- 火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし(かじばにたばこのひなくおおみずにのみみずなし)
- 渇しても盗泉の水を飲まず(かっしてもとうせんのみずをのまず)
- 餓えて死ぬは一人、飲んで死ぬは千人(かつえてしぬはひとり、のんでしぬはせんにん)
- 酒が酒を飲む(さけがさけをのむ)
- 酒飲み、本性違わず(さけのみ、ほんしょうたがわず)
- 酒は飲むとも飲まるるな(さけはのむとものまるるな)
- 酒は飲むべし飲むべからず(さけはのむべしのむべからず)
- 白湯を飲むよう(さゆをのむよう)
- 塩辛を食おうとて水を飲む(しおからをくおうとてみずをのむ)
- 長夜の飲(ちょうやのいん)
- 爪の垢を煎じて飲む(つめのあかをせんじてのむ)
- 生唾を飲み込む(なまつばをのみこむ)
- 煮え湯を飲まされる(にえゆをのまされる)
- 人参飲んで首縊る(にんじんのんでくびくくる)
- 飲む、打つ、買う(のむ、うつ、かう)
- 飲む者は飲んで通る(のむものはのんでとおる)
- 早飲み込みの早忘れ(はやのみこみのはやわすれ)
- 人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む(ひとさけをのむ、さけさけをのむ、さけひとをのむ)
- 鑢と薬の飲み違い(やすりとくすりののみちがい)
- 宵越しの茶は飲むな(よいごしのちゃはのむな)
- 溜飲が下がる(りゅういんがさがる)