流れに棹さすとは
流れに棹さす
ながれにさおさす
言葉 | 流れに棹さす |
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読み方 | ながれにさおさす |
意味 | 時流に乗って、物事が順調に進むことのたとえ。
棹を水底にさすことで、うまく水の流れに乗って舟を進めるとの意から。 「時流に逆らう」との意で用いることは本来誤用。 |
異形 | 流れに棹差す(ながれにさおさす) |
類句 | 得手に帆を揚げる(えてにほをあげる) |
追風に帆を揚げる(おいてにほをあげる) | |
使用語彙 | 流れ / 棹さす |
使用漢字 | 流 / 棹 / 差 |
「流」を含むことわざ
- 汗水流す(あせみずながす)
- 汗水を流す(あせみずをながす)
- 汗を流す(あせをながす)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす)
- 石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一河の流れを汲むも他生の縁(いっかのながれをくむもたしょうのえん)
- 浮き名を流す(うきなをながす)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 河海は細流を択ばず(かかいはさいりゅうをえらばず)
- 河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
- 金釘流(かなくぎりゅう)
- 金槌の川流れ(かなづちのかわながれ)
- 木っ端を拾うて材木を流す(こっぱをひろうてざいもくをながす)
- 細工は流々、仕上げをご覧じろ(さいくはりゅうりゅう、しあげをごろうじろ)
- 細工は流流、仕上げをご覧じろ(さいくはりゅうりゅう、しあげをごろうじろ)
- 奢侈に流れる(しゃしにながれる)
- 車軸を流す(しゃじくをながす)
- 上昇気流に乗る(じょうしょうきりゅうにのる)
- 時流に乗る(じりゅうにのる)
- 善に従うこと流るるが如し(ぜんにしたがうことながるるがごとし)
- 空吹く風と聞き流す(そらふくかぜとききながす)
- 中流に船を失えば一瓢も千金(ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっぴょうもせんきん)
- 流し目を送る(ながしめをおくる)
- 流れに枕し石に漱ぐ(ながれにまくらしいしにくちすすぐ)
- 流れに耳を洗う(ながれにみみをあらう)
- 流れる水は腐らず(ながれるみずはくさらず)
「棹」を含むことわざ
- 棹は三年、櫓は三月(さおはさんねん、ろはみつき)
- 流れに棹さす(ながれにさおさす)
- 流れに棹差す(ながれにさおさす)
「差」を含むことわざ
- 嫌気が差す(いやけがさす)
- 噂をすれば影が差す(うわさをすればかげがさす)
- 雲泥の差(うんでいのさ)
- 影が差す(かげがさす)
- 紙一重の差(かみひとえのさ)
- 気が差す(きがさす)
- 差しつ差されつ(さしつさされつ)
- 差し出る杭は打たれる(さしでるくいはうたれる)
- タッチの差(たっちのさ)
- 大丈夫、金の脇差(だいじょうぶ、かねのわきざし)
- 手を差し伸べる(てをさしのべる)
- 抜き足差し足(ぬきあしさしあし)
- 抜き足差し足忍び足(ぬきあしさしあししのびあし)
- 抜き差しならない(ぬきさしならない)
- 人事言えば影が差す(ひとごといえばかげがさす)
- 魔が差す(まがさす)
- 水を差す(みずをさす)
- 指を差す(ゆびをさす)