早合点の早忘れとは
早合点の早忘れ
はやがてんのはやわすれ
言葉 | 早合点の早忘れ |
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読み方 | はやがてんのはやわすれ |
意味 | 飲み込みの早い人は忘れるのも早いので当てにならないということ。
「早覚えの早忘れ」「早飲み込みの早忘れ」ともいう。 |
異形 | 早覚えの早忘れ(はやおぼえのはやわすれ) |
早飲み込みの早忘れ(はやのみこみのはやわすれ) | |
使用語彙 | 合点 / 覚え |
使用漢字 | 早 / 合 / 点 / 忘 / 覚 / 飲 / 込 |
「早」を含むことわざ
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 足が早い(あしがはやい)
- 生まれたあとの早め薬(うまれたあとのはやめぐすり)
- 遅牛も淀、早牛も淀(おそうしもよど、はやうしもよど)
- 遅かれ早かれ(おそかれはやかれ)
- 気が早い(きがはやい)
- 芝居は一日の早学問(しばいはいちにちのはやがくもん)
- 芝居は無筆の早学問(しばいはむひつのはやがくもん)
- 滑り道とお経は早い方がよい(すべりみちとおきょうははやいほうがよい)
- 滑り道と観音経は早い方がよい(すべりみちとかんのんきょうははやいほうがよい)
- 近惚れの早飽き(ちかぼれのはやあき)
- 聾の早耳(つんぼのはやみみ)
- 手が早い(てがはやい)
- 話が早い(はなしがはやい)
- 早いが勝ち(はやいがかち)
- 早いのが一の芸(はやいのがいちのげい)
- 早い話が(はやいはなしが)
- 早い者勝ち(はやいものがち)
- 早い者に上手なし(はやいものにじょうずなし)
- 早牛も淀、遅牛も淀(はやうしもよど、おそうしもよど)
- 早起き三両、倹約五両(はやおきさんりょう、けんやくごりょう)
- 早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)
- 早かろう悪かろう(はやかろうわるかろう)
- 早勝ちは糞勝ち(はやがちはくそがち)
- 早く咲かば早く散る(はやくさかばはやくちる)
- 早くて悪し大事なし、遅くて悪し猶悪し(はやくてわるしだいじなし、おそくてわるしなおわるし)
- 早寝早起き、病知らず(はやねはやおき、やまいしらず)
「合」を含むことわざ
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 合性が悪い(あいしょうがわるい)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 合間を縫う(あいまをぬう)
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 合わす顔がない(あわすかおがない)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 合わせる顔がない(あわせるかおがない)
- 合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)
- 息が合う(いきがあう)
- 意気投合する(いきとうごうする)
- 痛い目に合う(いたいめにあう)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 烏合の衆(うごうのしゅう)
- 牛の角突き合い(うしのつのつきあい)
- 馬が合う(うまがあう)
- おっと合点承知之助(おっとがってんしょうちのすけ)
- 折り合いが付く(おりあいがつく)
- 顔が合う(かおがあう)
- 顔が合わせられない(かおがあわせられない)
- 顔を合わせる(かおをあわせる)
- 噛み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 借りる八合、済す一升(かりるはちごう、なすいっしょう)
- 勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
- 合点が行く(がってんがいく)
- 合点承知(がってんしょうち)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 合点が行く(がてんがいく)
- 気合が掛かる(きあいがかかる)
- 気合が入る(きあいがはいる)
「点」を含むことわざ
- 赤信号が点く(あかしんごうがつく)
- 一点張り(いってんばり)
- おっと合点承知之助(おっとがってんしょうちのすけ)
- 合点が行く(がってんがいく)
- 合点承知(がってんしょうち)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 合点が行く(がてんがいく)
- 画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
- 紅一点(こういってん)
- 甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
- 焦点を合わせる(しょうてんをあわせる)
- 焦点を絞る(しょうてんをしぼる)
- 重点を置く(じゅうてんをおく)
- 爪に火を点す(つめにひをともす)
- 点数を稼ぐ(てんすうをかせぐ)
- 点滴、石を穿つ(てんてき、いしをうがつ)
- 点を打つ(てんをうつ)
- 万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)
- 百も承知、二百も合点(ひゃくもしょうち、にひゃくもがてん)
- 目が点になる(めがてんになる)
「忘」を含むことわざ
- 暑さ忘れて陰忘る(あつさわすれてかげわする)
- 暑さ忘れれば陰忘れる(あつさわすれればかげわすれる)
- 雨晴れて笠を忘る(あめはれてかさをわする)
- 雨晴れて笠を忘れる(あめはれてかさをわすれる)
- 一朝の怒りにその身を忘る(いっちょうのいかりにそのみをわする)
- 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)
- 魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)
- 歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
- 老いたる馬は路を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)
- 老いたる馬は道を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 故郷忘じ難し(こきょうぼうじがたし)
- 乞食を三日すれば忘れられぬ(こじきをみっかすればわすれられぬ)
- 初心忘るべからず(しょしんわするべからず)
- 寝食を忘れる(しんしょくをわすれる)
- 雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)
- 前後を忘れる(ぜんごをわすれる)
- 治に居て乱を忘れず(ちにいてらんをわすれず)
- 天災は忘れた頃にやってくる(てんさいはわすれたころにやってくる)
- 災害は忘れた頃にやってくる(てんさいはわすれたころにやってくる)
- 年寄りの物忘れ、若者の無分別(としよりのものわすれ、わかもののむふんべつ)
- 猫は三年の恩を三日で忘れる(ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる)
- 鼠壁を忘る壁鼠を忘れず(ねずみかべをわするかべねずみをわすれず)
- 喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)
- 忘形の交わり(ぼうけいのまじわり)
- 忘年の交わり(ぼうねんのまじわり)
- 忘憂の物(ぼうゆうのもの)
「覚」を含むことわざ
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 腕に覚えがある(うでにおぼえがある)
- 覚えがめでたい(おぼえがめでたい)
- 覚悟の上(かくごのうえ)
- 覚悟の前(かくごのまえ)
- 体で覚える(からだでおぼえる)
- 渇きを覚える(かわきをおぼえる)
- 轡の音にも目を覚ます(くつわのおとにもめをさます)
- 春眠、暁を覚えず(しゅんみん、あかつきをおぼえず)
- 先覚者(せんかくしゃ)
- 寝覚めが悪い(ねざめがわるい)
- 寝ても覚めても(ねてもさめても)
- 馬鹿の一つ覚え(ばかのひとつおぼえ)
- 不覚を取る(ふかくをとる)
- 目が覚める(めがさめる)
- 目が覚めるような(めがさめるような)
- 目のあるだけ不覚(めのあるだけふかく)
- 目を覚ます(めをさます)
- 夢から覚めたよう(ゆめからさめたよう)
- 夢が覚める(ゆめがさめる)
「飲」を含むことわざ
- 朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
- 朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 一箪の食、一瓢の飲(いったんのし、いっぴょうのいん)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- 馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない(うまをみずべにつれていけてもみずをのませることはできない)
- 恨みを飲む(うらみをのむ)
- 大水に飲み水なし(おおみずにのみみずなし)
- 火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし(かじばにたばこのひなくおおみずにのみみずなし)
- 渇しても盗泉の水を飲まず(かっしてもとうせんのみずをのまず)
- 餓えて死ぬは一人、飲んで死ぬは千人(かつえてしぬはひとり、のんでしぬはせんにん)
- 酒が酒を飲む(さけがさけをのむ)
- 酒飲み、本性違わず(さけのみ、ほんしょうたがわず)
- 酒は飲むとも飲まるるな(さけはのむとものまるるな)
- 酒は飲むべし飲むべからず(さけはのむべしのむべからず)
- 白湯を飲むよう(さゆをのむよう)
- 塩辛を食おうとて水を飲む(しおからをくおうとてみずをのむ)
- 長範が当て飲み(ちょうはんがあてのみ)
- 長夜の飲(ちょうやのいん)
- 爪の垢を煎じて飲む(つめのあかをせんじてのむ)
- 生唾を飲み込む(なまつばをのみこむ)
- 煮え湯を飲まされる(にえゆをのまされる)
- 人参飲んで首縊る(にんじんのんでくびくくる)
- 飲む、打つ、買う(のむ、うつ、かう)
- 飲む者は飲んで通る(のむものはのんでとおる)
- 人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む(ひとさけをのむ、さけさけをのむ、さけひとをのむ)
- 鑢と薬の飲み違い(やすりとくすりののみちがい)
- 宵越しの茶は飲むな(よいごしのちゃはのむな)
- 溜飲が下がる(りゅういんがさがる)
「込」を含むことわざ
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
- 頭を突っ込む(あたまをつっこむ)
- 渦に巻き込まれる(うずにまきこまれる)
- 追い込みを掛ける(おいこみをかける)
- 片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
- 渦中に巻き込まれる(かちゅうにまきこまれる)
- 棺桶に片足を突っ込む(かんおけにかたあしをつっこむ)
- 気の利いた化け物は引っ込む時分(きのきいたばけものはひっこむじぶん)
- 楔を打ち込む(くさびをうちこむ)
- 首を突っ込む(くびをつっこむ)
- 尻を持ち込む(しりをもちこむ)
- 丹精を込める(たんせいをこめる)
- 丹誠を込める(たんせいをこめる)
- 手が込む(てがこむ)
- 年寄りと釘頭は引っ込むが良し(としよりとくぎがしらはひっこむがよし)
- 生唾を飲み込む(なまつばをのみこむ)
- 化け物も引っ込む時分(ばけものもひっこむじぶん)
- 蛇に見込まれた蛙(へびにみこまれたかえる)
- 洞が峠を決め込む(ほらがとうげをきめこむ)
- 負けが込む(まけがこむ)
- 無理が通れば道理が引っ込む(むりがとおればどうりがひっこむ)
- 無理が通れば道理引っ込む(むりがとおればどうりひっこむ)
- 弱みに付け込む風邪の神(よわみにつけこむかぜのかみ)