一寸延びれば尋延びるとは
一寸延びれば尋延びる
いっすんのびればひろのびる
言葉 | 一寸延びれば尋延びる |
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読み方 | いっすんのびればひろのびる |
意味 | 目の前の困難を切り抜ければ、先々楽になるということのたとえ。
「一寸」は約3センチ、「一尋」は約180センチ。 今、一寸延ばすことが出来れば、先々一尋延びるのと同じ結果になるとの意から。 「一寸延びれば尋」「一寸延びれば尺」ともいう。 |
異形 | 一寸延びれば尋(いっすんのびればひろ) |
一寸延びれば尺(いっすんのびればしゃく) | |
使用語彙 | 一寸 |
使用漢字 | 一 / 寸 / 延 / 尋 / 尺 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一応も二応も(いちおうもにおうも)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一か八か(いちかばちか)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一から十まで(いちからじゅうまで)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 一工面、二働き(いちくめん、にはたらき)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 一言もない(いちごんもない)
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一日の計は晨にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり(いちじつのけいはあしたにあり、いちねんのけいはがんたんにあり)
- 一日の長(いちじつのちょう)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一字の師(いちじのし)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一場の春夢(いちじょうのしゅんむ)
- 一段落つく(いちだんらくつく)
「寸」を含むことわざ
- 一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
- 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
- 一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
- 下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し(げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし)
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)
- 三寸の舌を掉う(さんずんのしたをふるう)
- 三寸の見直し(さんずんのみなおし)
- 三寸俎板を見抜く(さんずんまないたをみぬく)
- 舌三寸に胸三寸(したさんずんにむねさんずん)
- 尺も短き所あり、寸も長き所あり(しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり)
- 蛇は寸にして人を呑む(じゃはすんにしてひとをのむ)
- 寸陰を惜しむ(すんいんをおしむ)
- 寸暇を惜しむ(すんかをおしむ)
- 寸鉄人を殺す(すんてつひとをころす)
- 寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)
- 寸分違わず(すんぶんたがわず)
- 寸を曲げて尺を伸ぶ(すんをまげてしゃくをのぶ)
- 人一寸(ひといっすん)
- 人の一寸、我が一尺(ひとのいっすん、わがいっしゃく)
- 美味も喉三寸(びみものどさんずん)
- 胸三寸に納める(むねさんずんにおさめる)
- 胸三寸に畳む(むねさんずんにたたむ)
- 竜は一寸にして昇天の気あり(りゅうはいっすんにしてしょうてんのきあり)
「延」を含むことわざ
- 悪は延べよ(あくはのべよ)
- 足を延ばす(あしをのばす)
- 今日できることを明日まで延ばすな(きょうできることをあすまでのばすな)
- 事が延びれば尾鰭が付く(ことがのびればおひれがつく)
- 善は急げ悪は延べよ(ぜんはいそげあくはのべよ)
- 手を延ばす(てをのばす)
「尋」を含むことわざ
- 一寸延びれば尋(いっすんのびればひろ)
- 一寸延びれば尋延びる(いっすんのびればひろのびる)
- 金の草鞋で尋ねる(かねのわらじでたずねる)
- 尺を枉げて尋を直くす(しゃくをまげてじんをなおくす)
- 七度尋ねて人を疑え(ななたびたずねてひとをうたがえ)
- 七尋の島に八尋の船を隠す(ななひろのしまにやひろのふねをかくす)
「尺」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
- 虚無僧に尺八(こむそうにしゃくはち)
- 三尺下がって師の影を踏まず(さんじゃくさがってしのかげをふまず)
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)
- 咫尺(しせき)
- 咫尺(しせき)
- 咫尺を弁せず(しせきをべんせず)
- 七尺去って師の影を踏まず(しちしゃくさってしのかげをふまず)
- 尺も短き所あり、寸も長き所あり(しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり)
- 尺を枉げて尋を直くす(しゃくをまげてじんをなおくす)
- 尺蠖の屈するは伸びんがため(しゃっかくのくっするはのびんがため)
- 寸を曲げて尺を伸ぶ(すんをまげてしゃくをのぶ)
- 尺蠖の屈するは伸びんがため(せっかくのくっするはのびんがため)
- 弟子七尺去って師の影を踏まず(でししちしゃくさってしのかげをふまず)
- 人間は万物の尺度である(にんげんはばんぶつのしゃくどである)
- 人の一寸、我が一尺(ひとのいっすん、わがいっしゃく)
- 人は万物の尺度なり(ひとはばんぶつのしゃくどなり)
- 百尺竿頭一歩を進む(ひゃくしゃくかんとういっぽをすすむ)
- 百尺竿頭一歩を進む(ひゃくせきかんとういっぽをすすむ)
- 間尺に合わない(ましゃくにあわない)