魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよとは
魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ
さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ
言葉 | 魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ |
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読み方 | さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ |
意味 | 人には向き不向きがあるので、しっかりと適した者を選べというたとえ。
魚はゆっくり火を通した方がいいので殿様のようにおっとりした人が適しており、餅は何度もひっくり返しながら焼くほうがよいので乞食のようにがつがつした人が適しているとの意から。 「餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ」ともいう。 |
異形 | 餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ(もちはこじきにやかせよさかなはとのさまにやかせよ) |
使用語彙 | 魚 / 殿様 / 乞食 |
使用漢字 | 魚 / 殿 / 様 / 焼 / 餅 / 乞 / 食 |
「魚」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 網心あれば魚心(あみごころあればうおごごろ)
- 網にかかった魚(あみにかかったうお)
- 網に掛かった魚(あみにかかったうお)
- 網にかかるは雑魚ばかり(あみにかかるはざこばかり)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
- 魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
- 魚の目に水見えず(うおのめにみずみえず)
- 魚は鯛(うおはたい)
- 魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 木に縁りて魚を求む(きによりてうおをもとむ)
- 金魚のうんこ(きんぎょのうんこ)
- 金魚の糞(きんぎょのふん)
- 魚腹に葬らる(ぎょふくにほうむらる)
- 猿の水練、魚の木登り(さるのすいれん、うおのきのぼり)
- 雑魚で鯛を釣る(ざこでたいをつる)
- 雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)
- 水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
- 清水に魚棲まず(せいすいにうおすまず)
- 俎上の魚(そじょうのうお)
- 俎上の魚江海に移る(そじょうのうおこうかいにうつる)
- 大魚は小池に棲まず(たいぎょはしょうちにすまず)
- 大魚を逸す(たいぎょをいっす)
- 大魚を逸する(たいぎょをいっする)
「殿」を含むことわざ
- 大男の殿(おおおとこのしんがり)
- 陰では殿の事も言う(かげではとののこともいう)
- 魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ(さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ)
- 餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ(もちはこじきにやかせよさかなはとのさまにやかせよ)
「様」を含むことわざ
- 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる(うそをつくとえんまさまにしたをぬかれる)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- お医者様でも有馬の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもありまのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもくさつのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- お釈迦様でも気がつくまい(おしゃかさまでもきがつくまい)
- お釈迦様でも御存知あるまい(おしゃかさまでもごぞんじあるまい)
- 陰では王様の事も言う(かげではおうさまのこともいう)
- 神様にも祝詞(かみさまにものりと)
- 神様はお見通し(かみさまはおみとおし)
- 米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る(こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる)
- 様になる(さまになる)
- 様は無い(ざまはない)
- 天道様と米の飯はどこへも付いて回る(てんとうさまとこめのめしはどこへもついてまわる)
- 天道様はお見通し(てんとうさまはおみとおし)
- 所の神様ありがたからず(ところのかみさまありがたからず)
- 泣き出しそうな空模様(なきだしそうなそらもよう)
「焼」を含むことわざ
- 一度焼けた山は二度は焼けぬ(いちどやけたやまはにどはやけぬ)
- いらぬお世話の蒲焼(いらぬおせわのかばやき)
- お節介を焼く(おせっかいをやく)
- 欠き餅と焼き餅は焼くほどよい(かきもちとやきもちはやくほどよい)
- 薫は香を以て自ら焼く(くんはこうをもってみずからやく)
- 下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
- 世話が焼ける(せわがやける)
- 世話を焼かす(せわをやかす)
- 世話を焼かせる(せわをやかせる)
- 世話を焼く(せわをやく)
- 千日の萱を一日に焼く(せんにちのかやをいちにちにやく)
- その手は桑名の焼き蛤(そのてはくわなのやきはまぐり)
- 付き合いなら家でも焼く(つきあいならいえでもやく)
- 付け焼き刃(つけやきば)
- 付け焼き刃はなまり易い(つけやきばはなまりやすい)
- 付け焼き刃は剥げ易い(つけやきばははげやすい)
- 手が焼ける(てがやける)
- 手を焼く(てをやく)
- 煮て食おうと焼いて食おうと(にてくおうとやいてくおうと)
- 煮ても焼いても食えない(にてもやいてもくえない)
- 煮ても焼いても食えぬ(にてもやいてもくえぬ)
- 脳裏に焼き付く(のうりにやきつく)
- 一口物に頬焼く(ひとくちものにほおやく)
- 身を焼く(みをやく)
- 胸が焼ける(むねがやける)
- 胸焼けがする(むねやけがする)
- 目に焼き付く(めにやきつく)
- 焼きが回る(やきがまわる)
「餅」を含むことわざ
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- 開いた口へ餅(あいたくちへもち)
- 意見と餅はつくほど練れる(いけんともちはつくほどねれる)
- 一升の餅に五升の取り粉(いっしょうのもちにごしょうのとりこ)
- 絵に描いた餅(えにかいたもち)
- 栄耀に餅の皮を剝く(えようにもちのかわをむく)
- 欠き餅と焼き餅は焼くほどよい(かきもちとやきもちはやくほどよい)
- 画餅(がべい)
- 画餅に帰す(がべいにきす)
- 食うた餅より心持ち(くうたもちよりこころもち)
- 尻餅をつく(しりもちをつく)
- 上戸に餅、下戸に酒(じょうごにもち、げこにさけ)
- 棚から牡丹餅(たなからぼたもち)
- 棚から牡丹餅は落ちてこない(たなからぼたもちはおちてこない)
- 提灯で餅を搗く(ちょうちんでもちをつく)
- 朔日ごとに餅は食えぬ(ついたちごとにもちはくえぬ)
- 搗いた餅より心持ち(ついたもちよりこころもち)
- 隣の餅も食ってみよ(となりのもちもくってみよ)
- 餅は餅屋(もちはもちや)
- 餅屋餅食わず(もちやもちくわず)
- 焼き餅と欠き餅は焼く方が良い(やきもちとかきもちはやくほうがよい)
- 焼き餅は狐色(やきもちはきつねいろ)
- 焼き餅焼くとて手を焼くな(やきもちやくとててをやくな)
- 焼き餅を焼く(やきもちをやく)
- 夜食過ぎての牡丹餅(やしょくすぎてのぼたもち)
- 夢に牡丹餅(ゆめにぼたもち)
- 夢に餅(ゆめにもち)
- 夢に餅食う(ゆめにもちくう)
「乞」を含むことわざ
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 瓜の皮は大名に剥かせよ、柿の皮は乞食に剥かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 浮気と乞食はやめられぬ(うわきとこじきはやめられぬ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 親苦、子楽、孫乞食(おやく、こらく、まごこじき)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 骸骨を乞う(がいこつをこう)
- 玉斧を乞う(ぎょくふをこう)
- 鍬を担げた乞食は来ない(くわをかたげたこじきはこない)
- 乞食にも門出(こじきにもかどで)
- 乞食にも三つの理屈(こじきにもみっつのりくつ)
- 乞食の朝謡(こじきのあさうたい)
- 乞食の系図話(こじきのけいずばなし)
- 乞食の子も三年経てば三つになる(こじきのこもさんねんたてばみっつになる)
- 乞食の断食(こじきのだんじき)
- 乞食も場所(こじきもばしょ)
- 乞食を三日すればやめられぬ(こじきをみっかすればやめられぬ)
- 乞食を三日すれば忘れられぬ(こじきをみっかすればわすれられぬ)
- 三人旅の一人乞食(さんにんたびのひとりこじき)
- 祖父は辛労、子は楽、孫は乞食(じじはしんろう、こはらく、まごはこじき)
- 酢を乞う(すをこう)
- 行き大名の帰り乞食(ゆきだいみょうのかえりこじき)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 足留めを食う(あしどめをくう)
- 足止めを食らう(あしどめをくらう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
- 鮟鱇の待ち食い(あんこうのまちぐい)
- Rの字のない月に牡蠣を食べるな(あーるのじのないつきにかきをたべるな)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 衣食足りて栄辱を知る(いしょくたりてえいじょくをしる)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 衣食足れば則ち栄辱を知る(いしょくたればすなわちえいじょくをしる)
- 一箪の食、一瓢の飲(いったんのし、いっぴょうのいん)
- 一杯食う(いっぱいくう)
- 一杯食らう(いっぱいくらう)
- 一杯食わされる(いっぱいくわされる)
- 一杯食わす(いっぱいくわす)
- 犬骨折って鷹の餌食(いぬほねおってたかのえじき)
- 犬も食わない(いぬもくわない)
- 色気より食い気(いろけよりくいけ)
- 憂いも辛いも食うての上(ういもつらいもくうてのうえ)
- 飢えたる時は食を択ばず(うえたるときはしょくをえらばず)
- 飢えては食を択ばず(うえてはしょくをえらばず)
- 牛を食らうの気(うしをくらうのき)
- うっちゃりを食う(うっちゃりをくう)
- 旨い物食わす人に油断すな(うまいものくわすひとにゆだんすな)