門前の小僧、習わぬ経を読むとは
門前の小僧、習わぬ経を読む
もんぜんのこぞう、ならわぬきょうをよむ
言葉 | 門前の小僧、習わぬ経を読む |
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読み方 | もんぜんのこぞう、ならわぬきょうをよむ |
意味 | 普段から見聞きしていると、知らないうちに覚えてしまうことのたとえ。
寺の前に住んでいる子どもたちは、習わなくても自然に経を読めるようになるとの意から。 |
類句 | 見よう見真似(みようみまね) |
鄭家の奴は詩をうたう(ていかのやっこはしをうたう) | |
勧学院の雀は蒙求を囀る(かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる) | |
使用語彙 | 小僧 / 読む |
使用漢字 | 門 / 前 / 小 / 僧 / 習 / 経 / 読 |
「門」を含むことわざ
- 商いは門々(あきないはかどかど)
- 商いは門門(あきないはかどかど)
- 朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
- 倚門の望(いもんのぼう)
- お門が違う(おかどがちがう)
- お門違い(おかどちがい)
- 門松は冥土の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
- 門松は冥途の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
- 口は禍の門(くちはわざわいのかど)
- 口は禍の門(くちはわざわいのもん)
- 葷酒、山門に入るを許さず(くんしゅ、さんもんにいるをゆるさず)
- 軍門に降る(ぐんもんにくだる)
- 軍門に下る(ぐんもんにくだる)
- 好事門を出でず、悪事千里を行く(こうじもんをいでず、あくじせんりをいく)
- 乞食にも門出(こじきにもかどで)
- 陣門に降る(じんもんにくだる)
- 狭き門(せまきもん)
- 狭き門より入れ(せまきもんよりいれ)
- 前門に虎を防ぎ後門に狼を進む(ぜんもんにとらをふせぎこうもんにおおかみをすすむ)
- 前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)
- 尊い寺は門から知れる(たっといてらはもんからしれる)
- 頂門の一針(ちょうもんのいっしん)
- 尊い寺は門から(とうといてらはもんから)
- 尊い寺は門から見ゆる(とうといてらはもんからみゆる)
- 登竜門(とうりゅうもん)
- 忍の一字は衆妙の門(にんのいちじはしゅうみょうのもん)
- 学ぶ門に書来る(まなぶかどにふみきたる)
- 門外漢(もんがいかん)
- 門戸を構える(もんこをかまえる)
- 門戸を成す(もんこをなす)
「前」を含むことわざ
- 相手変われど手前変わらず(あいてかわれどてまえかわらず)
- 朝飯前(あさめしまえ)
- 朝飯前のお茶漬け(あさめしまえのおちゃづけ)
- 嵐の前の静けさ(あらしのまえのしずけさ)
- 稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
- 後ろ千両前一文(うしろせんりょうまえいちもん)
- 後ろに柱前に酒(うしろにはしらまえにさけ)
- 後ろ弁天、前不動(うしろべんてん、まえふどう)
- 家の前の痩せ犬(うちのまえのやせいぬ)
- 馬の前に車をつけるな(うまのまえにくるまをつけるな)
- 生まれる前の襁褓定め(うまれるまえのむつきさだめ)
- 上前を撥ねる(うわまえをはねる)
- 落とし前をつける(おとしまえをつける)
- お前百までわしゃ九十九まで(おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで)
- 覚悟の前(かくごのまえ)
- 風の前の塵(かぜのまえのちり)
- 敵の前より借金の前(かたきのまえよりしゃっきんのまえ)
- 器量より気前(きりょうよりきまえ)
- 獅子の分け前(ししのわけまえ)
- 前後を忘れる(ぜんごをわすれる)
- 前車の覆るは後車の戒め(ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ)
- 前車の轍を踏む(ぜんしゃのてつをふむ)
- 前轍を踏む(ぜんてつをふむ)
- 前面に押し出す(ぜんめんにおしだす)
- 前門に虎を防ぎ後門に狼を進む(ぜんもんにとらをふせぎこうもんにおおかみをすすむ)
- 前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)
- 鷹の前の雀(たかのまえのすずめ)
- 大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)
- 痴人の前に夢を説く(ちじんのまえにゆめをとく)
- 月の前の灯(つきのまえのともしび)
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 大嘘はつくとも小嘘はつくな(おおうそはつくともこうそはつくな)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 大遣いより小遣い(おおづかいよりこづかい)
- 大摑みより小摑み(おおづかみよりこづかみ)
- 大所の犬になるとも小所の犬になるな(おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな)
- 大取りより小取り(おおどりよりこどり)
- 大荷に小づけ(おおににこづけ)
- 小田原評定(おだわらひょうじょう)
- 重荷に小づけ(おもににこづけ)
- 肝が小さい(きもがちいさい)
- 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(くんしはわしてどうぜず、しょうじんはどうじてわせず)
- 小馬の朝勇み(こうまのあさいさみ)
- 小馬の朝駆け(こうまのあさがけ)
- 小男の腕立て(こおとこのうでたて)
- 小男の総身の知恵も知れたもの(こおとこのそうみのちえもしれたもの)
- 小気味がいい(こきみがいい)
- 小首を傾げる(こくびをかしげる)
- 小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
- 小姑一人は鬼千匹にむかう(こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう)
- 小爪を拾う(こづめをひろう)
- 小鍋はじきに熱くなる(こなべはじきにあつくなる)
- 小糠三合あったら入り婿すな(こぬかさんごうあったらいりむこすな)
- 小糠三合あったら婿に行くな(こぬかさんごうあったらむこにいくな)
- 小糠三合あったら養子に行くな(こぬかさんごうあったらようしいにいくな)
「僧」を含むことわざ
- 虚無僧に尺八(こむそうにしゃくはち)
- 似合わぬ僧の腕立て(にあわぬそうのうでたて)
- 門前の小僧、習わぬ経を読む(もんぜんのこぞう、ならわぬきょうをよむ)
「習」を含むことわざ
- 一生添うとは男の習い(いっしょうそうとはおとこのならい)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
- 移り変わるは浮き世の習い(うつりかわるはうきよのならい)
- 移れば変わる世の習い(うつればかわるよのならい)
- 習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)
- 性相近し、習い相遠し(せいあいちかし、ならいあいとおし)
- 習い、性と成る(ならい、せいとなる)
- 習い性となる(ならいせいとなる)
- 習うは一生(ならうはいっしょう)
- 習うより慣れよ(ならうよりなれよ)
- 習うより慣れろ(ならうよりなれろ)
- 習わぬ経は読めぬ(ならわぬきょうはよめぬ)
- 八十の手習い(はちじゅうのてならい)
- 学びて時に之を習う亦説ばしからずや(まなびてときにこれをならうまたよろこばしからずや)
- 身は習わし(みはならわし)
- 身は習わしもの(みはならわしもの)
- 娘に甘いは親父の習い(むすめにあまいはおやじのならい)
- 世の習い(よのならい)
- 六十の手習い(ろくじゅうのてならい)
「経」を含むことわざ
- 経験は愚か者の師(けいけんはおろかもののし)
- 経験は知恵の父記憶の母(けいけんはちえのちちきおくのはは)
- 甲羅を経る(こうらをへる)
- 心ほどの世を経る(こころほどのよをへる)
- 乞食の子も三年経てば三つになる(こじきのこもさんねんたてばみっつになる)
- 三年経てば三つになる(さんねんたてばみっつになる)
- 神経が高ぶる(しんけいがたかぶる)
- 神経が太い(しんけいがふとい)
- 神経に触る(しんけいにさわる)
- 神経を使う(しんけいをつかう)
- 滑り道とお経は早い方がよい(すべりみちとおきょうははやいほうがよい)
- 滑り道と観音経は早い方がよい(すべりみちとかんのんきょうははやいほうがよい)
- 冬至十日経てば阿呆でも知る(とうじとおかたてばあほうでもしる)
- 堂が歪んで経が読めぬ(どうがゆがんできょうがよめぬ)
- 習わぬ経は読めぬ(ならわぬきょうはよめぬ)
- 人の頼まぬ経を読む(ひとのたのまぬきょうをよむ)
- 布施だけの経を読む(ふせだけのきょうをよむ)
- 布施ない経に袈裟を落とす(ふせないきょうにけさをおとす)
- 布施ない経は読まぬ(ふせないきょうはよまぬ)
- 布施見て経を読む(ふせみてきょうをよむ)
- 豚に念仏、猫に経(ぶたにねんぶつ、ねこにきょう)
- 待たぬ月日は経ちやすい(またぬつきひはたちやすい)
- 禍も三年経てば用に立つ(わざわいもさんねんたてばようにたつ)
「読」を含むことわざ
- 顔色を読む(かおいろをよむ)
- 行間を読む(ぎょうかんをよむ)
- 効能書きの読めぬ所に効能あり(こうのうがきのよめぬところにこうのうあり)
- 先を読む(さきをよむ)
- 鯖を読む(さばをよむ)
- 十遍読むより一遍写せ(じっぺんよむよりいっぺんうつせ)
- 十読は一写に如かず(じゅうどくはいちしゃにしかず)
- 堂が歪んで経が読めぬ(どうがゆがんできょうがよめぬ)
- 読書百遍、意、自ずから通ず(どくしょひゃっぺん、い、おのずからつうず)
- 読書百遍、義、自ずから見る(どくしょひゃっぺん、ぎ、おのずからあらわる)
- 習わぬ経は読めぬ(ならわぬきょうはよめぬ)
- 能書きの読めぬ所に効き目あり(のうがきのよめぬところにききめあり)
- 鼻毛を読まれる(はなげをよまれる)
- 鼻毛を読む(はなげをよむ)
- 腹を読む(はらをよむ)
- 人の頼まぬ経を読む(ひとのたのまぬきょうをよむ)
- 秒読みに入る(びょうよみにはいる)
- 布施だけの経を読む(ふせだけのきょうをよむ)
- 布施ない経は読まぬ(ふせないきょうはよまぬ)
- 布施見て経を読む(ふせみてきょうをよむ)
- 眉毛を読まれる(まゆげをよまれる)
- 眉毛を読む(まゆげをよむ)
- 眉を読む(まゆをよむ)
- 読みが深い(よみがふかい)
- 論語読みの論語知らず(ろんごよみのろんごしらず)