烏有に帰すとは
烏有に帰す
うゆうにきす
言葉 | 烏有に帰す |
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読み方 | うゆうにきす |
意味 | すっかりなくなってしまうこと。特に火事ですべてを無くしてしまうことをいう。「烏有」は漢文で「烏(いずくん)ぞ有らんや」と読み、全くないこと。 |
使用漢字 | 烏 / 有 / 帰 |
「烏」を含むことわざ
- 烏賊の甲より年の功(いかのこうよりとしのこう)
- 烏賊の甲より年の劫(いかのこうよりとしのこう)
- 今泣いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 今鳴いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 烏合の衆(うごうのしゅう)
- 烏鵲の智(うじゃくのち)
- 鵜の真似をする烏(うのまねをするからす)
- 鵜の真似をする烏水に溺れる(うのまねをするからすみずにおぼれる)
- 鵜の真似をする烏水を呑む(うのまねをするからすみずをのむ)
- 烏鷺の争い(うろのあらそい)
- 烏帽子を着せる(えぼしをきせる)
- 屋烏の愛(おくうのあい)
- 烏が鵜の真似(からすがうのまね)
- 烏に反哺の孝あり(からすにはんぽのこうあり)
- 烏の頭の白くなるまで(からすのあたまのしろくなるまで)
- 烏の行水(からすのぎょうずい)
- 烏の雌雄(からすのしゆう)
- 烏の鳴かない日はあっても(からすのなかないひはあっても)
- 烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)
- 烏を鵜に使う(からすをうにつかう)
- 烏を鷺(からすをさぎ)
- 権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる(ごんべえがたねまきゃからすがほじくる)
- 鷺と烏(さぎとからす)
- 鷺を烏(さぎをからす)
- 鷺を烏と言いくるめる(さぎをからすといいくるめる)
- 猿に烏帽子(さるにえぼし)
- 誰か烏の雌雄を知らんや(たれかからすのしゆうをしらんや)
- 月落ち烏啼いて霜天に満つ(つきおちからすないてしもてんにみつ)
- 亭主の好きな赤烏帽子(ていしゅのすきなあかえぼし)
「有」を含むことわざ
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- 有り体に言う(ありていにいう)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
- 有卦に入る(うけにいる)
- 有頂天(うちょうてん)
- 有無相通じる(うむあいつうじる)
- 有無を言わせず(うむをいわせず)
- 有無を言わせぬ(うむをいわせぬ)
- お医者様でも有馬の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもありまのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- 愚者も千慮に一得有り(ぐしゃもせんりょにいっとくあり )
- 無くて七癖、有って四十八癖(なくてななくせ、あってしじゅうはっくせ)
- 人と入れ物は有り合わせ(ひとといれものはありあわせ)
- 人と入れ物は有り次第(ひとといれものはありしだい)
- 未曾有(みぞう)
- 無何有の郷(むかうのさと)
- 有終の美を飾る(ゆうしゅうのびをかざる)
- 有知無知三十里(ゆうちむちさんじゅうり)
「帰」を含むことわざ
- 朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 灰燼に帰す(かいじんにきす)
- 帰らぬ人となる(かえらぬひととなる)
- 帰りなんいざ(かえりなんいざ)
- 画餅に帰す(がべいにきす)
- 帰去来(ききょらい)
- 帰心、矢の如し(きしん、やのごとし)
- 錦衣を着て故郷に帰る(きんいをきてこきょうにかえる)
- 自然に帰れ(しぜんにかえれ)
- 四大空に帰す(しだいくうにきす)
- 死を視ること帰するが如し(しをみることきするがごとし)
- 水泡に帰す(すいほうにきす)
- 水泡に帰する(すいほうにきする)
- 生は寄なり死は帰なり(せいはきなりしはきなり)
- 葬礼帰りの医者話(そうれいがえりのいしゃばなし)
- 宝の山に入りながら手を空しくして帰る(たからのやまにいりながらてをむなしくしてかえる)
- 年寄れば愚に帰る(としよればぐにかえる)
- 虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)
- 泣くほど留めても帰れば喜ぶ(なくほどとめてもかえればよろこぶ)
- 百里来た道は百里帰る(ひゃくりきたみちはひゃくりかえる)
- 不帰の客となる(ふきのきゃくとなる)
- 振られて帰る果報者(ふられてかえるかほうもの)
- 星を戴いて出で、星を戴いて帰る(ほしをいただいていで、ほしをいただいてかえる)
- 行き大名の帰り乞食(ゆきだいみょうのかえりこじき)
- 落花枝に帰らず、破鏡再び照らさず(らっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず)