大鍋の底は撫でても三杯とは
大鍋の底は撫でても三杯
おおなべのそこはなでてもさんばい
言葉 | 大鍋の底は撫でても三杯 |
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読み方 | おおなべのそこはなでてもさんばい |
意味 | 規模が大きいものは、何から何まで大きくてたいしたものだということ。
大きな鍋は底に残ったものを集めても碗に三杯分はあるという意味から。 |
類句 | 一升徳利こけても三分(いっしょうどっくりこけてもさんぶ) |
使用語彙 | 鍋 |
使用漢字 | 大 / 鍋 / 底 / 撫 / 三 / 杯 |
「大」を含むことわざ
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一木いずくんぞ能く大廈を支えん(いちぼくいずくんぞよくたいかをささえん)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 独活の大木柱にならぬ(うどのたいぼくはしらにならぬ)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 瓜の皮は大名に剥かせよ、柿の皮は乞食に剥かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- お家の一大事(おいえのいちだいじ)
- 大当たりを取る(おおあたりをとる)
- 大嘘はつくとも小嘘はつくな(おおうそはつくともこうそはつくな)
- 大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)
- 大男の殿(おおおとこのしんがり)
- 大風が吹けば桶屋が儲かる(おおかぜがふけばおけやがもうかる)
- 大風が吹けば桶屋が喜ぶ(おおかぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 大河を手で堰く(おおかわをてでせく)
- 大きい薬缶は沸きが遅い(おおきいやかんはわきがおそい)
- 大きな家には大きな風(おおきないえにはおおきなかぜ)
- 大きなお世話(おおきなおせわ)
- 大きな顔(おおきなかお)
- 大きな顔をする(おおきなかおをする)
- 大きな口を利く(おおきなくちをきく)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 大口を叩く(おおぐちをたたく)
- 大阪の食い倒れ(おおさかのくいだおれ)
「鍋」を含むことわざ
- 大鍋の底は撫でても三杯(おおなべのそこはなでてもさんばい)
- 小鍋はじきに熱くなる(こなべはじきにあつくなる)
- 手鍋提げても(てなべさげても)
- 鍋の鋳掛けが釣り鐘を請け合ったよう(なべのいかけがつりがねをうけあったよう)
- 見つめる鍋は煮立たない(みつめるなべはにたたない)
- 破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)
「底」を含むことわざ
- 財布の底と心の底は人に見せるな(さいふのそことこころのそこはひとにみせるな)
- 井底の蛙(せいていのあ)
- 底が浅い(そこがあさい)
- 底が知れない(そこがしれない)
- 底が割れる(そこがわれる)
- 底に底あり(そこにそこあり)
- 底もあり蓋もあり(そこもありふたもあり)
- 底を突く(そこをつく)
- 底を割る(そこをわる)
- 玉の杯、底なきが如し(たまのさかずき、そこなきがごとし)
- 奈落の底(ならくのそこ)
「撫」を含むことわざ
- 顎を撫でる(あごをなでる)
- 打つも撫でるも親の恩(うつもなでるもおやのおん)
- 大鍋の底は撫でても三杯(おおなべのそこはなでてもさんばい)
- 竜の髭を撫で虎の尾を踏む(りゅうのひげをなでとらのおをふむ)
「三」を含むことわざ
- 商い三年(あきないさんねん)
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 顎振り三年(あごふりさんねん)
- 朝起き三両始末五両(あさおきさんりょうしまつごりょう)
- 朝起きは三文の徳(あさおきはさんもんのとく)
- 阿呆の三杯汁(あほうのさんばいじる)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候の三杯目(いそうろうのさんばいめ)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪ひく(いちにほめられにににくまれさんにほれられしにかぜひく)
- 一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- 一升徳利こけても三分(いっしょうどっくりこけてもさんぶ)
- 一時違えば三里の遅れ(いっときちがえばさんりのおくれ)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)
- 韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)
- いやいや三杯(いやいやさんばい)
- いやいや三杯十三杯(いやいやさんばいじゅうさんばい)
- いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
- うかうか三十きょろきょろ四十(うかうかさんじゅうきょろきょろしじゅう)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- 負うた子を三年捜す(おうたこをさんねんさがす)
- 負うた子を三年探す(おうたこをさんねんさがす)
「杯」を含むことわざ
- 阿呆の三杯汁(あほうのさんばいじる)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候の三杯目(いそうろうのさんばいめ)
- 一杯食う(いっぱいくう)
- 一杯食らう(いっぱいくらう)
- 一杯食わされる(いっぱいくわされる)
- 一杯食わす(いっぱいくわす)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- いやいや三杯(いやいやさんばい)
- いやいや三杯十三杯(いやいやさんばいじゅうさんばい)
- 駆けつけ三杯(かけつけさんばい)
- 固めの杯(かためのさかずき)
- 客人一杯手八杯(きゃくじんいっぱいてはちはい)
- 苦杯を嘗める(くはいをなめる)
- 祝杯を上げる(しゅくはいをあげる)
- 千石万石も飯一杯(せんごくまんごくもめしいっぱい)
- 即時一杯の酒(そくじいっぱいのさけ)
- 玉の杯、底なきが如し(たまのさかずき、そこなきがごとし)
- 亭主三杯客一杯(ていしゅさんばいきゃくいっぱい)
- 杯中の蛇影(はいちゅうのだえい)
- 馬鹿の三杯汁(ばかのさんばいじる)
- 胸が一杯になる(むねがいっぱいになる)