忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならずとは
忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず
ちゅうならんとほっすればこうならず、こうならんとほっすればちゅうならず
言葉 | 忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず |
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読み方 | ちゅうならんとほっすればこうならず、こうならんとほっすればちゅうならず |
意味 | 主君に忠義を尽くそうとすれば親に逆らうこととなり孝行できず、親に孝行しようとすれば主君に背くことになり不忠となる。大切な二つのものの板ばさみになって進退きわまった状態のたとえ。平重盛が、父の清盛と朝廷との間で苦悩したときの言葉。 |
使用漢字 | 忠 / 欲 / 孝 |
「忠」を含むことわざ
- 国乱れて忠臣見る(くにみだれてちゅうしんあらわる)
- 大姦は忠に似たり(たいかんはちゅうににたり)
- 忠言、耳に逆らう(ちゅうげん、みみにさからう)
- 忠言は耳に逆らう(ちゅうげんはみみにさからう)
- 忠臣は二君に事えず(ちゅうしんはにくんにつかえず)
- 忠臣は二君に仕えず(ちゅうしんはにくんにつかえず)
「欲」を含むことわざ
- 己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
- 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
- 己の欲せざる所は人に施す勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ)
- 親の欲目(おやのよくめ)
- 樹静かならんと欲すれども風止まず(きしずかならんとほっすれどもかぜやまず)
- 心の欲する所に従えども矩を踰えず(こころのほっするところにしたがえどものりをこえず)
- 後生大事や金欲しや死んでも命のあるように(ごしょうだいじやかねほしやしんでもいのちのあるように)
- 山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)
- 将を射んと欲すれば先ず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)
- 信心も欲から(しんじんもよくから)
- それにつけても金の欲しさよ(それにつけてもかねのほしさよ)
- 大欲は無欲に似たり(たいよくはむよくににたり)
- 胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す(たんはだいならんことをほっし、こころはしょうならんことをほっす)
- 貪欲は必ず身を食う(どんよくはかならずみをくう)
- 人に勝たんと欲する者は必ず先ず自ら勝つ(ひとにかたんとほっするものはかならずまずみずからかつ)
- 非力十倍、欲力五倍(ひりきじゅうばい、よくりきごばい)
- 惚れた欲目(ほれたよくめ)
- 欲が深い(よくがふかい)
- 欲と相談(よくとそうだん)
- 欲と二人連れ(よくとふたりづれ)
- 欲と道連れ(よくとみちづれ)
- 欲に頂なし(よくにいただきなし)
- 欲には目見えず(よくにはめみえず)
- 欲に目が眩む(よくにめがくらむ)
- 欲に目が無い(よくにめがない)
- 欲に欲がつく(よくによくがつく)
- 欲の熊鷹、股裂くる(よくのくまたか、またさくる)
- 欲の世の中(よくのよのなか)
- 欲は身を失う(よくはみをうしなう)