濡れぬ先こそ露をも厭えとは
濡れぬ先こそ露をも厭え
ぬれぬさきこそつゆをもいとえ
言葉 | 濡れぬ先こそ露をも厭え |
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読み方 | ぬれぬさきこそつゆをもいとえ |
意味 | 一度過ちを犯すと、その後はもっと大きな過ちも平然と犯すようになるというたとえ。
濡れる前は露(つゆ)に濡れることさえ嫌がるが、いったん濡れてしまうといくら濡れても平気になるとの意から。 男女間の過ちについていうことが多い言葉。 |
使用語彙 | 先 / こそ |
使用漢字 | 濡 / 先 / 露 / 厭 |
「濡」を含むことわざ
- 頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
- 敵の家でも口を濡らせ(かたきのいえでもくちをぬらせ)
- 烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)
- 狐、その尾を濡らす(きつね、そのおをぬらす)
- 口を濡らす(くちをぬらす)
- 手を濡らさず(てをぬらさず)
- 手を濡らさない(てをぬらさない)
- 濡れ紙を剝がすよう(ぬれがみをはがすよう)
- 濡れ衣を着せられる(ぬれぎぬをきせられる)
- 濡れ衣を着せる(ぬれぎぬをきせる)
- 濡れ衣を着る(ぬれぎぬをきる)
- 濡れ手で粟(ぬれてであわ)
- 濡れぬ先の傘(ぬれぬさきのかさ)
- 枕を濡らす(まくらをぬらす)
「先」を含むことわざ
- 悪の報いは針の先(あくのむくいははりのさき)
- 顎から先に生まれる(あごからさきにうまれる)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 当て事と畚褌は先から外れる(あてことともっこふんどしはさきからはずれる)
- 後先になる(あとさきになる)
- 後先見ず(あとさきみず)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 後にも先にも(あとにもさきにも)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
- 後の雁が先になる(あとのがんがさきになる)
- 後の喧嘩、先でする(あとのけんか、さきでする)
- 後へも先へも行かぬ(あとへもさきへもいかぬ)
- 一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
- お先棒を担ぐ(おさきぼうをかつぐ)
- お先真っ暗(おさきまっくら)
- 女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
- 難きを先にし、獲るを後にす(かたきをさきにし、うるをのちにす)
- 機先を制する(きせんをせいする)
- 口から先に生まれる(くちからさきにうまれる)
- 口先の裃(くちさきのかみしも)
- 暮れぬ先の提灯(くれぬさきのちょうちん)
- 後悔、先に立たず(こうかい、さきにたたず)
- 転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)
- 幸先がいい(さいさきがいい)
- 災難の先触れはない(さいなんのさきぶれはない)
- 竿の先の鈴(さおのさきのすず)
- 先勝ちは糞勝ち(さきがちはくそがち)
- 先が見える(さきがみえる)
- 先立つ物(さきだつもの)
- 先立つ物は金(さきだつものはかね)
「露」を含むことわざ
- あだし野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 仇野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 仇野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 徒野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 徒野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 人生、朝露の如し(じんせい、ちょうろのごとし)
- 末の露、本の雫(すえのつゆ、もとのしずく)
- 露の命(つゆのいのち)
- 毒薬変じて甘露となる(どくやくへんじてかんろとなる)
- 馬脚を露す(ばきゃくをあらわす)
- 待てば甘露(まてばかんろ)
- 待てば甘露の日和あり(まてばかんろのひよりあり)
- 酔い醒めの水は甘露の味(よいざめのみずはかんろのあじ)
- 露命を繋ぐ(ろめいをつなぐ)