国破れて山河在りとは
国破れて山河在り
くにやぶれてさんがあり
言葉 | 国破れて山河在り |
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読み方 | くにやぶれてさんがあり |
意味 | 戦乱で国が滅びても、自然の山や川はもとのままの姿で存在しているということ。 |
出典 | 杜甫「春望」 |
使用語彙 | 山河 / 在り |
使用漢字 | 国 / 破 / 山 / 河 / 在 |
「国」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 華胥の国に遊ぶ(かしょのくににあそぶ)
- 国に盗人、家に鼠(くににぬすびと、いえにねずみ)
- 国乱れて忠臣見る(くにみだれてちゅうしんあらわる)
- 言葉は国の手形(ことばはくにのてがた)
- 三国一(さんごくいち)
- 修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)
- その国に入ればその俗に従う(そのくににいればそのぞくにしたがう)
- 朕は国家なり(ちんはこっかなり)
- 訛りは国の手形(なまりはくにのてがた)
- 憎まれ子国にはだかる(にくまれこくににはだかる)
- 憎まれ子国にはびこる(にくまれこくににはびこる)
- 女房は山の神百国の位(にょうぼうはやまのかみひゃっこくのくらい)
- 方言は国の手形(ほうげんはくにのてがた)
- 褒姒の一笑国を傾く(ほうじのいっしょうくにをかたむく)
- 北国の雷(ほっこくのかみなり)
- 六国を滅ぼす者は六国なり(りっこくをほろぼすものはりっこくなり)
「破」を含むことわざ
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)
- 川口で船を破る(かわぐちでふねをわる)
- 癇癪持ちの事破り(かんしゃくもちのことやぶり)
- 山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
- 序破急(じょはきゅう)
- 沈黙を破る(ちんもくをやぶる)
- 道理を破る法はあれども法を破る道理なし(どうりをやぶるほうはあれどもほうをやぶるどうりなし)
- 破瓜の年(はかのとし)
- 破鏡(はきょう)
- 破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)
- 伯牙、琴を破る(はくが、ことをやぶる)
- 破竹の勢い(はちくのいきおい)
- 八方破れ(はっぽうやぶれ)
- 美女舌を破る(びじょしたをやぶる)
- 破れかぶれ(やぶれかぶれ)
- 破れても小袖(やぶれてもこそで)
- 横紙破り(よこがみやぶり)
- 落花枝に帰らず、破鏡再び照らさず(らっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず)
- 落花枝に返らず、破鏡再び照らさず(らっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず)
- 破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)
「山」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
- 何れを見ても山家育ち(いずれをみてもやまがそだち)
- 一度焼けた山は二度は焼けぬ(いちどやけたやまはにどはやけぬ)
- 一目山随徳寺(いちもくさんずいとくじ)
- 海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 驚き、桃の木、山椒の木(おどろき、もものき、さんしょのき)
- お山の大将(おやまのたいしょう)
- お山の大将俺一人(おやまのたいしょうおれひとり)
- 海賊が山賊の罪をあげる(かいぞくがさんぞくのつみをあげる)
- 風は吹けども山は動せず(かぜはふけどもやまはどうせず)
- 片山曇れば片山日照る(かたやまくもればかたやまひてる)
- 蕪は鶉となり、山芋は鰻となる(かぶらはうずらとなり、やまいもはうなぎとなる)
- 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい)
- 来て見ればさほどでもなし富士の山(きてみればさほどでもなしふじのやま)
- 玉山崩る(ぎょくざんくずる)
- 車は海へ舟は山(くるまはうみへふねはやま)
- 葷酒、山門に入るを許さず(くんしゅ、さんもんにいるをゆるさず)
- 愚公、山を移す(ぐこう、やまをうつす)
- 恋の山には孔子の倒れ(こいのやまにはくじのたおれ)
- 高山の巓には美木なし(こうざんのいただきにはびぼくなし)
- 山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
- 山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)
- 山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
- 山賊の罪を海賊があげる(さんぞくのつみをかいぞくがあげる)
- 山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
- 山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)
「河」を含むことわざ
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一河の流れを汲むも他生の縁(いっかのながれをくむもたしょうのえん)
- 大河を手で堰く(おおかわをてでせく)
- 陸に上がった河童(おかにあがったかっぱ)
- 陸へあがった河童(おかへあがったかっぱ)
- 河海は細流を択ばず(かかいはさいりゅうをえらばず)
- 河岸を変える(かしをかえる)
- 河清を俟つ(かせいをまつ)
- 河童に水練(かっぱにすいれん)
- 河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
- 河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)
- 河童の屁(かっぱのへ)
- 決河の勢い(けっかのいきおい)
- 懸河の弁(けんがのべん)
- 炬燵で河豚汁(こたつでふぐじる)
- 駿河の富士と一里塚(するがのふじといちりづか)
- 百年河清を俟つ(ひゃくねんかせいをまつ)
- 百年黄河の澄むを俟つ(ひゃくねんこうがのすむをまつ)
- 河豚食う馬鹿、食わぬ馬鹿(ふぐくうばか、くわぬばか)
- 河豚食う無分別、河豚食わぬ無分別(ふぐくうむふんべつ、ふぐくわぬむふんべつ)
- 河豚にも中れば鯛にも中る(ふぐにもあたればたいにもあたる)
- 河豚は食いたし命は惜しし(ふぐはくいたしいのちはおしし)
- 屁の河童(へのかっぱ)
- 暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう)
「在」を含むことわざ
- 在りての厭い、亡くての偲び(ありてのいとい、なくてのしのび)
- 心ここに在らざれば視れども見えず(こころここにあらざればみれどもみえず)
- 珠玉の瓦礫に在るが如し(しゅぎょくのがれきにあるがごとし)
- 母在りて一子寒く、母去りて三子寒し(ははありていっしさむく、ははさりてさんしさむし)
- 富貴天に在り(ふうきてんにあり)
- 道は邇きに在りて遠きに求む(みちはちかきにありてとおきにもとむ)
- 命は天に在り(めいはてんにあり)