「あし」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
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あしか | あしが | あしげ | あした | あしだ |
あしで | あしど | あしな | あしに | あしの |
あしば | あしぶ | あしも | あしを |
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ことわざ一覧
海驢の番(あしかのばん)
交代で寝て、不寝番を置くことのたとえ。海驢は用心深く、陸に上がって寝る時も必ず見張り役を置くことから。
足がある(あしがある)
走るのが速い。
足が重い(あしがおもい)
行かなければいけないと思いながらも、気がすすまずに行く気にならないようす。
足が地に付かない(あしがちにつかない)
興奮して気持ちや動作が落ち着かないようす。
足が地に着かない(あしがちにつかない)
興奮して気持ちや動作が落ち着かないようす。
足が付く(あしがつく)
逃亡者の足取りが分かる。また、犯人の手がかりがつかめる。
足が出る(あしがでる)
予算よりも支出が多くなる。赤字になる。
足が遠のく(あしがとおのく)
今までよく行っていた場所へ、訪れる機会が少なくなる。疎遠になる。
足が速い(あしがはやい)
商品の売れ行きがよいこと。 また、食べ物が腐るのがはやく、長持ちしないこと。
足が早い(あしがはやい)
商品の売れ行きがよいこと。 また、食べ物が腐るのがはやく、長持ちしないこと。
足が棒になる(あしがぼうになる)
歩き過ぎや立ち続けで、足が棒にように固く強張るほど、ひどく疲れるようす。
足が向く(あしがむく)
無意識のうちに、自然とある方向へ行く。
足蹴にする(あしげにする)
人に対してぞんざいな扱いをしたり、ひどい仕打ちを与えたりする。
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
無常のこの世では、人の生死は予測できないということ。 朝血色のよい顔をしていた人が、夕方には死んで白骨となるという意味から。
朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
朝に人の生きるべき道を悟ることができれば、その夕方に死んだとしてもかまわないということ。
朝に夕べを謀らず(あしたにゆうべをはからず)
事態が切迫していて、余裕がないことのたとえ。 朝にその日の夕方のことを考えるゆとりがないという意味から。
明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
先のことをいくら心配してもはじまらないので、なるがままに任せて生きるのがよいということ。 明日は明日で、今日とは違う風が吹くという意味から。
足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
異性に惚れ込み夢中になることのたとえ。 「足駄」は歯の高い下駄のこと。 足駄を履いていても首のあたりまで深みにはまるとの意から。
足で稼ぐ(あしでかせぐ)
自分で動き回ったり行動をしたりして、成果を得る。
足留めを食う(あしどめをくう)
何らかの事情でその場から先に進めなくなったり、外出を禁じられたりする。
足止めを食う(あしどめをくう)
何らかの事情でその場から先に進めなくなったり、外出を禁じられたりする。
足止めを食らう(あしどめをくらう)
何らかの事情でその場から先に進めなくなったり、外出を禁じられたりする。
足並みが揃う(あしなみがそろう)
多くの人の考え方や意見、方針が一致して、同じ行動をとる。
足並みを揃える(あしなみをそろえる)
多くの人の考え方や意見、方針が一致して、同じ行動をとる。
足に任せる(あしにまかせる)
特に目的を定めずに、気の向くままに歩くこと。また、足の力が続く限り歩くこと。
足の裏の米粒をこそげる(あしのうらのこめつぶをこそげる)
ひどくけちなことのたとえ。「こそげる」は削り取る意で、踏んで足の裏についた米粒を削り取って食べるということから。不意に足もとから鳥が飛び立ちびっくりさせられることから。
足の踏み場もない(あしのふみばもない)
足を置くわずかなすき間もないほど、部屋に物が散らかっているようす。
足場を失う(あしばをうしなう)
物事を行うときの拠り所がなくなってしまうこと。
足場を固める(あしばをかためる)
物事を行うときの、拠り所となる土台をしっかりとしたものにすること。
足踏みをする(あしぶみをする)
物事が進展せずに、同じ状態にとどまっているようす。
足許から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
身近なところで、突然思いもかけないことが起きることのたとえ。また、急に思い立って物事を始めるようす。
足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
身近なところで、突然思いもかけないことが起きることのたとえ。また、急に思い立って物事を始めるようす。
足元から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
身近なところで、突然思いもかけないことが起きることのたとえ。また、急に思い立って物事を始めるようす。
足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
相手の弱点を見抜いてそれにつけ込むたとえ。 「足下につけ込む」とも書く。
足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
相手の弱点を見抜いてそれにつけ込むたとえ。 「足下につけ込む」とも書く。
足元に火が付く(あしもとにひがつく)
危険が身辺に近づいているたとえ。
足下に火が付く(あしもとにひがつく)
危険が身辺に近づいているたとえ。
足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
自分が不利な状態にならないうちに、手遅れにならないうちに、ということ。
足元の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
自分が不利な状態にならないうちに、手遅れにならないうちに、ということ。
足元へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
足元を固める(あしもとをかためる)
自分の立場や状況を安定させること。
足許を固める(あしもとをかためる)
自分の立場や状況を安定させること。
足下を固める(あしもとをかためる)
自分の立場や状況を安定させること。
足下を見る(あしもとをみる)
相手の弱点を見抜いてそれに付け込むたとえ。 「足下を見る」とも書く。
足元を見る(あしもとをみる)
相手の弱点を見抜いてそれに付け込むたとえ。 「足下を見る」とも書く。
足を洗う(あしをあらう)
悪事をやめること。また、今までの仕事をやめること。
足を入れる(あしをいれる)
ある場所に入ること。また、新たな社会と関係するようになること。
足を奪われる(あしをうばわれる)
事故や災害などにより交通機関が利用できなくなり、身動きが取れなくなること。
足を限りに(あしをかぎりに)
歩ける限り。足の力が続く限り。
足を掬う(あしをすくう)
相手の隙につけこんで失敗させること。失脚させる。 「足元を掬う(あしもとをすくう)」は誤用とされている。
足を擂り粉木にする(あしをすりこぎにする)
長い間歩いたり立ち続けたりして、足が棒にように固く突っ張るほど、疲れ切ること。 「擂り粉木」は、すり鉢でものをすり潰すときに用いる棒。
足を出す(あしをだす)
予算以上使って赤字になること。
足を止める(あしをとめる)
進むのをやめて、その場に立ち止まること。
足を取られる(あしをとられる)
酒を飲み過ぎて酔ったり、足元に邪魔なものがあったりして、思うように歩けないこと。
足を抜く(あしをぬく)
好ましくない関係を断つこと。仲間から外れること。
足を延ばす(あしをのばす)
予定していた目的地から、さらに遠くまで行くこと。
足を運ぶ(あしをはこぶ)
何かの目的のために出掛けること。訪問すること。
足を引っ張る(あしをひっぱる)
他人の成功や昇進の邪魔をすること。また、物事の順調な進行を妨げること。
葦を啣む雁(あしをふくむかり)
物事を行うときの準備が完全なこと。 雁が海を渡って遠くへ飛ぶとき、海上で羽を休めるために枯れ葦を口にくわえて行くことから。
足を踏み入れる(あしをふみいれる)
ある場所に入ること。また、新たな社会と関係するようになること。
足を棒にする(あしをぼうにする)
長い間歩いたり立ち続けたりして、足が棒にように固く突っ張るほど、疲れ切ること。
足を向けて寝られない(あしをむけてねられない)
恩を受けた人に対する尊敬や感謝の気持ちを、強く忘れずにいることのたとえ。 恩人に対して足を向けることは、失礼に当たるということから。