自家薬籠中の物とは
自家薬籠中の物
じかやくろうちゅうのもの
言葉 | 自家薬籠中の物 |
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読み方 | じかやくろうちゅうのもの |
意味 | いつでも自分の思うままににできる人や物のたとえ。
また、すっかり身につけた知識や技術のたとえ。 「自家」は自分のこと。「薬籠」は薬箱のこと。 自分の薬箱の薬のように、いつでも自分の思いのままに使えるもののことから。 |
出典 | 『唐所』 |
異形 | 薬籠中の物(やくろうちゅうのもの) |
使用語彙 | 自家 |
使用漢字 | 自 / 家 / 薬 / 籠 / 中 / 物 |
「自」を含むことわざ
- 相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)
- 自惚れと瘡気のない者はない(うぬぼれとかさけのないものはない)
- 勝った自慢は負けての後悔(かったじまんはまけてのこうかい)
- 神は自ら助くる者を助く(かみはみずからたすくるものをたすく)
- 口自慢の仕事下手(くちじまんのしごとべた)
- 薫は香を以て自ら焼く(くんはこうをもってみずからやく)
- 怪我と弁当は自分持ち(けがとべんとうはじぶんもち)
- 剛戻自ら用う(ごうれいみずからもちう)
- 自然に帰れ(しぜんにかえれ)
- 自彊息まず(じきょうやまず)
- 自他共に許す(じたともにゆるす)
- 自転車操業(じてんしゃそうぎょう)
- 自腹を切る(じばらをきる)
- 自分の盆の窪は見えず(じぶんのぼんのくぼはみえず)
- 自慢高慢、馬鹿のうち(じまんこうまん、ばかのうち)
- 自慢高慢酒の燗(じまんこうまんさけのかん)
- 自慢の糞は犬も食わぬ(じまんのくそはいぬもくわぬ)
- 自慢は知恵の行き止まり(じまんはちえのいきどまり)
- 自明の理(じめいのり)
- 自由を与えよ、しからずんば死を与えよ(じゆうをあたえよ、しからずんばしをあたえよ)
- 世界半分自惚れしっかり(せかいはんぶんうぬぼれしっかり)
- 誰でも自分の荷が一番重いと思う(だれでもじぶんのにがいちばんおもいとおもう)
- 天は自ら助くる者を助く(てんはみずからたすくるものをたすく)
- 桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す(とうりものいわざれどもしたおのずからけいをなす)
- 読書百遍、意、自ずから通ず(どくしょひゃっぺん、い、おのずからつうず)
- 読書百遍、義、自ずから見る(どくしょひゃっぺん、ぎ、おのずからあらわる)
- 汝自身を知れ(なんじじしんをしれ)
「家」を含むことわざ
- 空き家で声嗄らす(あきやでこえからす)
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)
- 家柄より芋茎(いえがらよりいもがら)
- 家に杖つく(いえにつえつく)
- 家に杖つく頃(いえにつえつくころ)
- 家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
- 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
- 家貧しくして孝子顕る(いえまずしくしてこうしあらわる)
- 家貧しくして良妻を思う(いえまずしくしてりょうさいをおもう)
- 家を傾ける(いえをかたむける)
- 家を外にする(いえをそとにする)
- 家を畳む(いえをたたむ)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- イギリス人の家はその人の城(いぎりすじんのいえはそのひとのしろ)
- 何れを見ても山家育ち(いずれをみてもやまがそだち)
- 一家言(いっかげん)
- 一家の言を成す(いっかのげんをなす)
- 一家を機杼す(いっかをきちょす)
- 一家を立てる(いっかをたてる)
- 一家を成す(いっかをなす)
- 犬は人につき猫は家につく(いぬはひとにつきねこはいえにつく)
- 家の前の痩せ犬(うちのまえのやせいぬ)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- お家がらがら(おいえがらがら)
- お家芸(おいえげい)
- お家の一大事(おいえのいちだいじ)
- 大きな家には大きな風(おおきないえにはおおきなかぜ)
- 大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
- 驕る平家は久しからず(おごるへいけはひさしからず)
「薬」を含むことわざ
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- いい薬になる(いいくすりになる)
- 医者の薬も匙加減(いしゃのくすりもさじかげん)
- 一に看病、二に薬(いちにかんびょう、ににくすり)
- 生まれたあとの早め薬(うまれたあとのはやめぐすり)
- 大きい薬缶は沸きが遅い(おおきいやかんはわきがおそい)
- 薬師は人を殺せど薬人を殺さず(くすしはひとをころせどくすりひとをころさず)
- 薬が効く(くすりがきく)
- 薬になる(くすりになる)
- 薬は毒ほど効かぬ(くすりはどくほどきかぬ)
- 薬は身の毒(くすりはみのどく)
- 薬人を殺さず、薬師人を殺す(くすりひとをころさず、くすしひとをころす)
- 薬も過ぎれば毒となる(くすりもすぎればどくとなる)
- 薬より養生(くすりよりようじょう)
- 恋の病に薬なし(こいのやまいにくすりなし)
- 甲の薬は乙の毒(こうのくすりはおつのどく)
- 酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)
- 尻に目薬(しりにめぐすり)
- 上戸は毒を知らず下戸は薬を知らず(じょうごはどくをしらずげこはくすりをしらず)
- 節制は最良の薬なり(せっせいはさいりょうのくすりなり)
- 疝気さ目薬(せんきさめぐすり)
- 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花(たてばしゃくやく、すわればぼたん、あるくすがたはゆりのはな)
- 立てば芍薬、座れば牡丹(たてばしゃくやくすわればぼたん)
- 手薬煉引く(てぐすねひく)
- 手薬煉を引く(てぐすねをひく)
- 天井から目薬(てんじょうからめぐすり)
- 年が薬(としがくすり)
- 年こそ薬なれ(としこそくすりなれ)
「籠」を含むことわざ
- 陰に籠もる(いんにこもる)
- 駕籠舁き駕籠に乗らず(かごかきかごにのらず)
- 籠で水を汲む(かごでみずをくむ)
- 駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人(かごにのるひとかつぐひと、そのまたわらじをつくるひと)
- 籠の鳥、雲を慕う(かごのとり、くもをしたう)
- 殻に籠る(からにこもる)
- 殻に閉じ籠もる(からにとじこもる)
- 揺り籠から墓場まで(ゆりかごからはかばまで)
- 籠鳥雲を恋う(ろうちょうくもをこう)
「中」を含むことわざ
- 麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 意中の人(いちゅうのひと)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
- 渦中に巻き込まれる(かちゅうにまきこまれる)
- 火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
- 川中には立てど人中には立たれず(かわなかにはたてどひとなかにはたたれず)
- 眼中に入れない(がんちゅうにいれない)
- 眼中に無い(がんちゅうにない)
- 眼中人なし(がんちゅうひとなし)
- 胸中、成竹あり(きょうちゅう、せいちくあり)
- 錐の嚢中に処るが如し(きりののうちゅうにおるがごとし)
- 口中の虱(こうちゅうのしらみ)
- 壺中の天地(こちゅうのてんち)
- コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし)
- 沙中の偶語(さちゅうのぐうご)
- 山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
- 山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)
- 三人知れば世界中(さんにんしればせかいじゅう)
- 四月の中の十日に心なしに雇われるな(しがつのなかのとおかにこころなしにやとわれるな)
- 獅子、身中の虫(しし、しんちゅうのむし)
- 死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)
- 死中に生を求める(しちゅうにせいをもとめる)
- 手中に収める(しゅちゅうにおさめる)
- 掌中に収める(しょうちゅうにおさめる)
「物」を含むことわざ
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 預かる物は半分の主(あずかるものははんぶんのぬし)
- 阿堵物(あとぶつ)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 命あっての物種(いのちあってのものだね)
- いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
- 歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
- 旨い物食わす人に油断すな(うまいものくわすひとにゆだんすな)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 旨い物は宵に食え(うまいものはよいにくえ)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 売り物には花を飾れ(うりものにははなをかざれ)
- 沖な物あて(おきなものあて)
- 奥歯に物が挟まったよう(おくばにものがはさまったよう)
- 奥歯に物が挟まる(おくばにものがはさまる)
- お手の物(おてのもの)
- 落とした物は拾い徳(おとしたものはひろいどく)
- カイザルの物はカイザルに(かいざるのものはかいざるに)
- 書いた物が物を言う(かいたものがものをいう)
- カエサルの物はカエサルに(かえさるのものはかえさるに)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 金が物言う(かねがものいう)
- 金は浮き物(かねはうきもの)