光陰、矢の如しとは
光陰、矢の如し
こういん、やのごとし
言葉 | 光陰、矢の如し |
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読み方 | こういん、やのごとし |
意味 | 月日が経つのが早いことのたとえ。
「光」は日、「陰」は月のこと。 月日は、矢が飛ぶようにあっという間に過ぎ去るという意味から。 |
類句 | 光陰に関守なし(こういんにせきもりなし) |
月日に関守なし(つきひにせきもりなし) | |
歳月、人を待たず(さいげつ、ひとをまたず) | |
光陰は人を待たず | |
光陰流水の如し | |
使用語彙 | 光陰 / 如し |
使用漢字 | 光 / 陰 / 矢 / 如 |
「光」を含むことわざ
- 阿弥陀の光も金次第(あみだのひかりもかねしだい)
- 阿弥陀の光も銭次第(あみだのひかりもぜにしだい)
- 阿弥陀も銭で光る(あみだもぜにでひかる)
- 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
- 牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
- 親の光は七光り(おやのひかりはななひかり)
- 金の光は阿弥陀ほど(かねのひかりはあみだほど)
- 金の光は七光(かねのひかりはななひかり)
- 眼光、紙背に徹す(がんこう、しはいにてっす)
- 眼光紙背に徹る(がんこうしはいにとおる)
- 脚光を浴びる(きゃっこうをあびる)
- 光陰に関守なし(こういんにせきもりなし)
- 光陰人を待たず(こういんひとをまたず)
- 光彩を放つ(こうさいをはなつ)
- 後光より台座が高くつく(ごこうよりだいざがたかくつく)
- 曙光を見出す(しょこうをみいだす)
- 玉磨かざれば光なし(たまみがかざればひかりなし)
- 使っている鍬は光る(つかっているくわはひかる)
- 灯滅せんとして光を増す(とうめっせんとしてひかりをます)
- 七光(ななひかり)
- 七光り(ななひかり)
- 日光を見ずして結構と言うな(にっこうをみずしてけっこうというな)
- 光を和らげ塵に同ず(ひかりをやわらげちりにどうず)
- 光るほど鳴らぬ(ひかるほどならぬ)
- 仏の光より金の光(ほとけのひかりよりかねのひかり)
- 目が光る(めがひかる)
- 瑠璃も玻璃も照らせば光る(るりもはりもてらせばひかる)
「陰」を含むことわざ
- 暑さ忘れて陰忘る(あつさわすれてかげわする)
- 暑さ忘れれば陰忘れる(あつさわすれればかげわすれる)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
- 陰影に富む(いんえいにとむ)
- 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)
- 陰に籠もる(いんにこもる)
- 陰に陽に(いんにように)
- 豌豆は日陰でもはじける(えんどうはひかげでもはじける)
- 陰陽師、身の上知らず(おんようじ、みのうえしらず)
- 陰口を利く(かげぐちをきく)
- 陰口を叩く(かげぐちをたたく)
- 陰で糸を引く(かげでいとをひく)
- 陰で舌を出す(かげでしたをだす)
- 陰では王様の事も言う(かげではおうさまのこともいう)
- 陰では殿の事も言う(かげではとののこともいう)
- 陰に居て枝を折る(かげにいてえだをおる)
- 陰に託して影を求む(かげにたくしてかげをもとむ)
- 陰になり日向になり(かげになりひなたになり)
- 陰に回る(かげにまわる)
- 陰日向がある(かげひなたがある)
- 陰日向になる(かげひなたになる)
- 陰日向のある(かげひなたのある)
- 陰へ回る(かげへまわる)
- 陰弁慶(かげべんけい)
- 光陰に関守なし(こういんにせきもりなし)
- 光陰人を待たず(こういんひとをまたず)
- 寸陰を惜しむ(すんいんをおしむ)
- 立ち寄らば大木の陰(たちよらばおおきのかげ)
「矢」を含むことわざ
- 戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 軍を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 石に立つ矢(いしにたつや)
- 一矢を報いる(いっしをむくいる)
- 刀折れ矢尽きる(かたなおれやつきる)
- 帰心、矢の如し(きしん、やのごとし)
- 狐が下手の射る矢を恐る(きつねがへたのいるやをおそる)
- 白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)
- 敵を見て矢を矧ぐ(てきをみてやをはぐ)
- 所の法には矢は立たぬ(ところのほうにはやはたたぬ)
- 二の矢が継げない(にのやがつげない)
- 二の矢が継げぬ(にのやがつげぬ)
- 一筋の矢は折るべし十筋の矢は折り難し(ひとすじのやはおるべしとすじのやはおりがたし)
- 下手の射る矢(へたのいるや)
- 下手の真ん中、上手の縁矢(へたのまんなか、じょうずのふちや)
- 矢面に立つ(やおもてにたつ)
- 矢でも鉄砲でも持って来い(やでもてっぽうでももってこい)
- 矢の催促(やのさいそく)
- 矢のような催促(やのようなさいそく)
- 矢も楯もたまらず(やもたてもたまらず)
- 矢を向ける(やをむける)
- 弓折れ、矢尽きる(ゆみおれ、やつきる)
- 笑う顔に矢立たず(わらうかおにやたたず)
「如」を含むことわざ
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 如何せん(いかんせん)
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 一見、旧の如し(いっけん、きゅうのごとし)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
- 魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
- 己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
- 影の形に随うが如し(かげのかたちにしたがうがごとし)
- 影の形に添うが如し(かげのかたちにそうがごとし)
- 型の如く(かたのごとく)
- 形の如く(かたのごとく)
- 傍らに人無きが如し(かたわらにひとなきがごとし)
- 鼎の沸くが如し(かなえのわくがごとし)
- 禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
- 帰心、矢の如し(きしん、やのごとし)
- 綺羅星の如し(きらぼしのごとし)
- 錐の嚢中に処るが如し(きりののうちゅうにおるがごとし)
- 件の如し(くだんのごとし)
- 傾蓋、旧の如し(けいがい、きゅうのごとし)
- 外面似菩薩、内心如夜叉(げめんじぼさつ、ないしんにょやしゃ)
- 外面如菩薩、内心如夜叉(げめんにょぼさつ、ないしんにょやしゃ)
- 巧詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)
- 巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)
- 甑に坐するが如し(こしきにざするがごとし)
- 尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)