下手の長談義とは
下手の長談義
へたのながだんぎ
言葉 | 下手の長談義 |
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読み方 | へたのながだんぎ |
意味 | 話の下手な人にかぎって、長々と話をするということ。
上方いろはがるたの一つ。 「下手の」は「下手な」ということもある。 また「下手の長口上」ともいう。 |
異形 | 下手の長口上(へたのながこうじょう) |
使用語彙 | 長談義 / 口上 |
使用漢字 | 下 / 手 / 長 / 談 / 義 / 口 / 上 |
「下」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 足下を固める(あしもとをかためる)
- 足下を見る(あしもとをみる)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭を下げる(あたまをさげる)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- いつも柳の下に泥鰌はいない(いつもやなぎのしたにどじょうはいない)
- 上を下へ(うえをしたへ)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 男を下げる(おとこをさげる)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 嬶天下にからっ風(かかあでんかにからっかぜ)
- 頭を下ろす(かしらをおろす)
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
「手」を含むことわざ
- 相手変われど手前変わらず(あいてかわれどてまえかわらず)
- 相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず)
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 相手のない喧嘩はできぬ(あいてのないけんかはできぬ)
- 相手見てからの喧嘩声(あいてみてからのけんかごえ)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 赤子の手をねじる(あかごのてをねじる)
- 赤子の手を捩じるよう(あかごのてをねじるよう)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子の手を捻るよう(あかごのてをひねるよう)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- あの手この手(あのてこのて)
- ある手からこぼれる(あるてからこぼれる)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
- 上手に出る(うわてにでる)
- 上手を行く(うわてをいく)
- 得手勝手は向こうには効かない(えてかってはむこうにはきかない)
- 得手に鼻つく(えてにはなつく)
- 得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)
- 得手に帆を掛ける(えてにほをかける)
- 王手を掛ける(おうてをかける)
- 大河を手で堰く(おおかわをてでせく)
- 大手を振って(おおでをふって)
- 大手を振る(おおでをふる)
- 奥の手を出す(おくのてをだす)
- 押しの一手(おしのいって)
- お上手を言う(おじょうずをいう)
「長」を含むことわざ
- 息が長い(いきがながい)
- 行く行くの長居り(いくいくのながおり)
- 一日の長(いちじつのちょう)
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 命長ければ辱多し(いのちながければはじおおし)
- 生まれながらの長老なし(うまれながらのちょうろうなし)
- 江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)
- 帯に短し、襷に長し(おびにみじかし、たすきにながし)
- 風邪は百病の長(かぜはひゃくびょうのおさ)
- 奸知に長ける(かんちにたける)
- 気が長い(きがながい)
- 首を長くする(くびをながくする)
- 芸術は長く、人生は短し(げいじゅつはながく、じんせいはみじかし)
- 酒は百毒の長(さけはひゃくどくのちょう)
- 酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)
- 渋柿の長持ち(しぶがきのながもち)
- 尺も短き所あり、寸も長き所あり(しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり)
- 沙弥から長老(しゃみからちょうろう)
- 沙弥から長老にはなれぬ(しゃみからちょうろうにはなれぬ)
- 尻が長い(しりがながい)
- 死んでの長者より生きての貧乏(しんでのちょうじゃよりいきてのびんぼう)
- 助長(じょちょう)
- 助長(じょちょう)
- せかせか貧乏、ゆっくり長者(せかせかびんぼう、ゆっくりちょうじゃ)
- 世故に長ける(せこにたける)
- 短を捨てて長を取る(たんをすててちょうをとる)
- 長広舌を振るう(ちょうこうぜつをふるう)
- 長広舌を揮う(ちょうこうぜつをふるう)
- 長袖よく舞い、多銭よく商う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくあきなう)
- 長袖よく舞い、多銭よく賈う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくかう)
「談」を含むことわざ
- 冗談から駒が出る(じょうだんからこまがでる)
- 冗談じゃない(じょうだんじゃない)
- 冗談にも程がある(じょうだんにもほどがある)
- 冗談も休み休み言え(じょうだんもやすみやすみいえ)
- 相談に乗る(そうだんにのる)
- 談義説法は出家の生計(だんぎせっぽうはしゅっけのせいけい)
- 談義説法は出家の身過ぎ(だんぎせっぽうはしゅっけのみすぎ)
- 出来ない相談(できないそうだん)
- 同日の談ではない(どうじつのだんではない)
- 同日の談にあらず(どうじつのだんにあらず)
- 膝とも談合(ひざともだんごう)
- 物は相談(ものはそうだん)
- 欲と相談(よくとそうだん)
「義」を含むことわざ
- 親の恩より義理の恩(おやのおんよりぎりのおん)
- 義理が立つ(ぎりがたつ)
- 義理が悪い(ぎりがわるい)
- 義理立てをする(ぎりだてをする)
- 義理と褌、欠かされぬ(ぎりとふんどし、かかされぬ)
- 義理にも(ぎりにも)
- 義理張るより頬張れ(ぎりばるよりほおばれ)
- 義理を立てる(ぎりをたてる)
- 義を見てせざるは勇なきなり(ぎをみてせざるはゆうなきなり)
- 仁義を切る(じんぎをきる)
- 大義、親を滅す(たいぎ、しんをめっす)
- 大道廃れて仁義あり(だいどうすたれてじんぎあり)
- 談義説法は出家の生計(だんぎせっぽうはしゅっけのせいけい)
- 談義説法は出家の身過ぎ(だんぎせっぽうはしゅっけのみすぎ)
- 力は正義なり(ちからはせいぎなり)
- 道理百遍、義理一遍(どうりひゃっぺん、ぎりいっぺん)
- 読書百遍、義、自ずから見る(どくしょひゃっぺん、ぎ、おのずからあらわる)
- 盗人にも仁義(ぬすびとにもじんぎ)
- 腹立てるより義理立てよ(はらたてるよりぎりたてよ)
- 律義者の子沢山(りちぎもののこだくさん)
「口」を含むことわざ
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
- 開いた口に戸は立てられぬ(あいたくちにはとはたてられぬ)
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- 開いた口へ餅(あいたくちへもち)
- あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 可惜口に風ひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 大きな口を利く(おおきなくちをきく)
- 大口を叩く(おおぐちをたたく)
- お猪口になる(おちょこになる)
- 蛙は口から呑まるる(かえるはくちからのまるる)
- 蛙は口ゆえ蛇に呑まるる(かえるはくちゆえへびにのまるる)
- 陰口を利く(かげぐちをきく)
- 陰口を叩く(かげぐちをたたく)
- 敵の家でも口を濡らせ(かたきのいえでもくちをぬらせ)
- 片口聞いて公事を分くるな(かたくちきいてくじをわくるな)
- 軽口を叩く(かるくちをたたく)
- 川口で船を破る(かわぐちでふねをわる)
- 堪忍袋の口を開ける(かんにんぶくろのくちをあける)
- 傷口に塩(きずぐちにしお)
- 食い物と念仏は一口ずつ(くいものとねんぶつはひとくちずつ)
- 口あれば京に上る(くちあればきょうにのぼる)
- 口裏を合わせる(くちうらをあわせる)
- 口数が多い(くちかずがおおい)
- 口から先に生まれる(くちからさきにうまれる)
- 口から出れば世間(くちからでればせけん)
- 口が動けば手が止む(くちがうごけばてがやむ)
「上」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げ潮に乗る(あげしおにのる)
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げ膳に据え膳(あげぜんにすえぜん)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 顎が干上がる(あごがひあがる)
- 梓に上す(あずさにのぼす)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭の上の蠅も追えない(あたまのうえのはえもおえない)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
- 頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)
- アドバルーンを上げる(あどばるーんをあげる)
- 暗礁に乗り上げる(あんしょうにのりあげる)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 痛い上の針(いたいうえのはり)
- 痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる)
- いやが上にも(いやがうえにも)
- 憂いも辛いも食うての上(ういもつらいもくうてのうえ)
- 上に立つ(うえにたつ)
- 上には上がある(うえにはうえがある)
- 上見ぬ鷲(うえみぬわし)
- 上を下へ(うえをしたへ)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 上を見れば方図がない(うえをみればほうずがない)
- うだつが上がらない(うだつがあがらない)
- うだつが上がらぬ(うだつがあがらぬ)