天網恢恢疎にして漏らさずとは
天網恢恢疎にして漏らさず
てんもうかいかいそにしてもらさず
言葉 | 天網恢恢疎にして漏らさず |
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読み方 | てんもうかいかいそにしてもらさず |
意味 | 悪事を犯した者は必ず天罰を受けるということ。
「恢恢」は広大なこと。「疎」は粗いこと。 天の網は広く、目が粗いように見えるが、絶対に網の目から漏らすことはないとの意から。 |
出典 | 『老子』 |
異形 | 天網恢々疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず) |
類句 | 神は見通し(かみはみとおし) |
神仏は見通し | |
天道様はお見通し | |
天に眼(てんにまなこ) | |
天の配剤(てんのはいざい) | |
天は見通し | |
使用語彙 | 天網 / 恢恢 / して |
使用漢字 | 天 / 網 / 恢 / 疎 / 漏 / 々 |
「天」を含むことわざ
- 仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 天の邪鬼(あまのじゃく)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 蟻の思いも天に昇る(ありのおもいもてんにのぼる)
- 意気天を衝く(いきてんをつく)
- 韋駄天走り(いだてんばしり)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 後ろ弁天、前不動(うしろべんてん、まえふどう)
- 有頂天(うちょうてん)
- 運は天にあり(うんはてんにあり)
- 運を天に任せる(うんをてんにまかせる)
- 嬶天下にからっ風(かかあでんかにからっかぜ)
- 金は天下の回り持ち(かねはてんかのまわりもち)
- 金は天下の回り物(かねはてんかのまわりもの)
- 干天の慈雨(かんてんのじう)
- 旱天の慈雨(かんてんのじう)
- 学者の取った天下なし(がくしゃのとったてんかなし)
- 旭日昇天の勢い(きょくじつしょうてんのいきおい)
- 管の穴から天を覗く(くだのあなからてんをのぞく)
- 管を以て天を窺う(くだをもっててんをうかがう)
- 功成り名遂げて身退くは天の道なり(こうなりなとげてみしりぞくはてんのみちなり)
- 壺中の天地(こちゅうのてんち)
- 米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る(こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる)
- 五十にして天命を知る(ごじゅうにしててんめいをしる)
- 酒は天の美禄(さけはてんのびろく)
- 習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)
「網」を含むことわざ
- 阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 網心あれば魚心(あみごころあればうおごごろ)
- 網なくて淵を覗くな(あみなくてふちをのぞくな)
- 網にかかった魚(あみにかかったうお)
- 網に掛かった魚(あみにかかったうお)
- 網にかかるは雑魚ばかり(あみにかかるはざこばかり)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 網の目を潜る(あみのめをくぐる)
- 網を張る(あみをはる)
- 鰯網で鯨捕る(いわしあみでくじらとる)
- 法網を潜る(ほうもうをくぐる)
- 用心に網を張る(ようじんにあみをはる)
「恢」を含むことわざ
- 天網恢々疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)
- 天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)
「疎」を含むことわざ
- 悪女は鏡を疎む(あくじょはかがみをうとむ)
- 徒疎か(あだおろそか)
- あだや疎か(あだやおろそか)
- 徒や疎か(あだやおろそか)
- 去る者は日々に疎し(さるものはひびにうとし)
- 去る者は日日に疎し(さるものはひびにうとし)
- 世事に疎い(せじにうとい)
「漏」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 屋漏に愧じず(おくろうにはじず)
- 御多分に漏れず(ごたぶんにもれず)
- 細大漏らさず(さいだいもらさず)
- 上手の手から水が漏る(じょうずのてからみずがもる)
- 千緒万端、遺漏あることなし(せんしょばんたん、いろうあることなし)
- 頼む木陰に雨が漏る(たのむこかげにあめがもる)
- 頼む木の下に雨漏る(たのむこのもとにあめもる)
- 鉄桶水を漏らさず(てっとうみずをもらさず)
- 水も漏らさぬ(みずももらさぬ)