雁が飛べば石亀も地団駄とは
雁が飛べば石亀も地団駄
がんがとべばいしがめもじだんだ
言葉 | 雁が飛べば石亀も地団駄 |
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読み方 | がんがとべばいしがめもじだんだ |
意味 | 身のほどもわきまえず、むやみに人のまねをしようとすること。
雁が飛び立つのを見て、自分も飛ぼうとした石亀が、飛べずにくやしがって地団駄を踏むことから。 単に「石亀も(の)地団駄」とも、「鷹が飛べば石亀も地団駄」「蛙が飛べば石亀も地団駄」ともいう。 |
異形 | 石亀も地団駄(いしがめもじだんだ) |
石亀の地団駄(いしがめのじだんだ) | |
鷹が飛べば石亀も地団駄(たかがとべばいしがめもじだんだ) | |
蛙が飛べば石亀も地団駄(かえるがとべばいしがめもじだんだ) | |
類句 | 雁がたてば鳩もたつ(がんがたてばはともたつ) |
鵜の真似をする烏(うのまねをするからす) | |
鯉が踊れば泥鰌も踊る | |
使用語彙 | 地団駄 / 蛙 |
使用漢字 | 雁 / 飛 / 石 / 亀 / 地 / 団 / 駄 / 鷹 / 蛙 |
「雁」を含むことわざ
- 葦を啣む雁(あしをふくむかり)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
- 後の雁が先になる(あとのがんがさきになる)
- 雁の玉章(かりのたまずさ)
- 雁の便り(かりのたより)
- 雁の使い(かりのつかい)
- 雁がたてば鳩もたつ(がんがたてばはともたつ)
- 雁首を揃える(がんくびをそろえる)
- 雁首を並べる(がんくびをならべる)
- 雁札(がんさつ)
- 雁書(がんしょ)
- 雁帛(がんぱく)
- 沈魚落雁、閉月羞花(ちんぎょらくがん、へいげつしゅうか)
- 隣の貧乏雁の味(となりのびんぼうがんのあじ)
- 人を謗るは雁の味(ひとをそしるはがんのあじ)
「飛」を含むことわざ
- 飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)
- 一足飛び(いっそくとび)
- 羽觴を飛ばす(うしょうをとばす)
- 笠の台が飛ぶ(かさのだいがとぶ)
- 金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる(かねさえあればとぶとりもおちる)
- 眼を飛ばす(がんをとばす)
- 清水の舞台から飛び下りる(きよみずのぶたいからとびおりる)
- 清水の舞台から飛び降りる(きよみずのぶたいからとびおりる)
- 首が飛ぶ(くびがとぶ)
- 檄を飛ばす(げきをとばす)
- 口角、泡を飛ばす(こうかく、あわをとばす)
- 三年、飛ばず鳴かず(さんねん、とばずなかず)
- 地獄の上の一足飛び(じごくのうえのいっそくとび)
- 高飛車に出る(たかびしゃにでる)
- 宙を飛ぶ(ちゅうをとぶ)
- 天狗の飛び損ない(てんぐのとびそこない)
- デマを飛ばす(でまをとばす)
- 飛ぶ鳥、跡を濁さず(とぶとり、あとをにごさず)
- 飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて)
- 飛ぶ鳥懐に入る時は狩人も助く(とぶとりふところにいるときはかりゅうどもたすく)
- 飛ぶ鳥を落とす(とぶとりをおとす)
- 飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)
- 飛んで火に入る夏の虫(とんでひにいるなつのむし)
- 鳴かず飛ばず(なかずとばず)
- 飛脚に三里の灸(ひきゃくにさんりのきゅう)
- 吹けば飛ぶよう(ふけばとぶよう)
- 目が飛び出る(めがとびでる)
「石」を含むことわざ
- 朝寝八石の損(あさねはちこくのそん)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 石に嚙り付いても(いしにかじりついても)
- 石に齧りついても(いしにかじりついても)
- 石に裃(いしにかみしも)
- 石に灸(いしにきゅう)
- 石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす)
- 石に立つ矢(いしにたつや)
- 石に花咲く(いしにはなさく)
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 一石を投じる(いっせきをとうじる)
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 木仏、金仏、石仏(きぶつ、かなぶつ、いしぼとけ)
- 金石の交わり(きんせきのまじわり)
- 転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)
- 蒟蒻で石垣を築く(こんにゃくでいしがきをきずく)
- 升を以て石を量る(しょうをもってこくをはかる)
「亀」を含むことわざ
- 亀の甲より年の功(かめのこうよりとしのこう)
- 亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)
- 亀の年を鶴が羨む(かめのとしをつるがうらやむ)
- 鶴は千年、亀は万年(つるはせんねん、かめはまんねん)
- 盲亀の浮木(もうきのふぼく)
「地」を含むことわざ
- 足が地に付かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- あって地獄、なくて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 意気地がない(いくじがない)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 意地が汚い(いじがきたない)
- 意地汚い(いじきたない)
- 意地でも(いじでも)
- 意地になる(いじになる)
- 意地張るより頬張れ(いじはるよりほおばれ)
- 意地を貫く(いじをつらぬく)
- 意地を通す(いじをとおす)
- 意地を張る(いじをはる)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一頭地を抜く(いっとうちをぬく)
- 一敗、地に塗る(いっぱい、ちにまみる)
- 一敗、地に塗れる(いっぱい、ちにまみれる)
- 漆は剝げても生地は剝げぬ(うるしははげてもきじははげぬ)
- 漆は剥げても生地は剥げぬ(うるしははげてもきじははげぬ)
- 絵に描いた地震(えにかいたじしん)
- 片意地を張る(かたいじをはる)
- 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがお、かえすときのえんまがお)
- 借りる時の地蔵顔、済す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがお、なすときのえんまがお)
- 肝脳、地に塗る(かんのう、ちにまみる)
「団」を含むことわざ
- 案じるより団子汁(あんじるよりだんごじる)
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 地団太を踏む(じだんだをふむ)
- 炭団に目鼻(たどんにめはな)
- 団結は力なり(だんけつはちからなり)
- 団子隠そうより跡隠せ(だんごかくそうよりあとかくせ)
- 団子に目鼻(だんごにめはな)
- 団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)
- 花より団子(はなよりだんご)
- 左団扇(ひだりうちわ)
「駄」を含むことわざ
- 朝駆けの駄賃(あさがけのだちん)
- 足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
- 行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)
- 韋駄天走り(いだてんばしり)
- 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない(おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもむだはない)
- 下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
- 下駄も阿弥陀も同じ木の切れ(げたもあみだもおなじきのきれ)
- 下駄も仏も同じ木の切れ(げたもほとけもおなじきのきれ)
- 下駄を預ける(げたをあずける)
- 下駄を履かせる(げたをはかせる)
- 雪駄の裏に灸(せったのうらにきゅう)
- 雪駄の土用干し(せったのどようぼし)
- 駄々を捏ねる(だだをこねる)
- 駄駄を捏ねる(だだをこねる)
- 駄目押し(だめおし)
- 駄目押しをする(だめおしをする)
- 駄目出し(だめだし)
- 駄目で元元(だめでもともと)
- 駄目元(だめもと)
- 駄目を押す(だめをおす)
- 駄目を出す(だめをだす)
- 駄目を踏む(だめをふむ)
- なけなしの無駄遣い(なけなしのむだづかい)
- 茄子の花と親の意見は千に一つも無駄はない(なすびのはなとおやのいけんはせんにひとつもむだはない)
- 無駄足を運ぶ(むだあしをはこぶ)
「鷹」を含むことわざ
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- 犬骨折って鷹の餌食(いぬほねおってたかのえじき)
- 犬も朋輩、鷹も朋輩(いぬもほうばい、たかもほうばい)
- 鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)
- 鷹の前の雀(たかのまえのすずめ)
- 鷹は飢えても穂を摘まず(たかはうえてもほをつまず)
- 手に据えた鷹を逸らしたよう(てにすえたたかをそらしたよう)
- 鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)
- 鳶の子は鷹にならず(とびのこはたかにならず)
- 鳶も居ずまいから鷹に見える(とびもいずまいからたかにみえる)
- 能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
- 欲の熊鷹、股裂くる(よくのくまたか、またさくる)