本来無一物とは
本来無一物
ほんらいむいちもつ
言葉 | 本来無一物 |
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読み方 | ほんらいむいちもつ |
意味 | 万物は実体のない仮のものだから、執着すべきものは何もないということ。 |
使用語彙 | 本来 / 無一物 / 一物 |
使用漢字 | 本 / 来 / 無 / 一 / 物 |
「本」を含むことわざ
- 商いは本にあり(あきないはもとにあり)
- 一本取られる(いっぽんとられる)
- 一本取る(いっぽんとる)
- 一本参る(いっぽんまいる)
- 一本槍(いっぽんやり)
- 腕一本(うでいっぽん)
- 孝は百行の本(こうはひゃっこうのもと)
- 五本の指に入る(ごほんのゆびにはいる)
- 酒飲み、本性違わず(さけのみ、ほんしょうたがわず)
- 酒は本心を現す(さけはほんしんをあらわす)
- 猿は人間に毛が三本足らぬ(さるはにんげんにけがさんぼんたらぬ)
- 上戸、本性違わず(じょうご、ほんしょうたがわず)
- 上手は下手の手本、下手は上手の手本(じょうずはへたのてほん、へたはじょうずのてほん)
- 末の露、本の雫(すえのつゆ、もとのしずく)
- 脛一本、腕一本(すねいっぽん、うでいっぽん)
- 敵は本能寺にあり(てきはほんのうじにあり)
- 生酔い、本性違わず(なまよい、ほんしょうたがわず)
- 根浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る(ねあさければすなわちすえみじかく、もとやぶるればすなわちえだかる)
- 日の本は女ならでは夜が明けぬ(ひのもとはおんなならではよがあけぬ)
- 仏も本は凡夫なり(ほとけももとはぼんぷなり)
- 本卦還り(ほんけがえり)
- 本卦還りの三つ子(ほんけがえりのみつご)
- 本腰を入れる(ほんごしをいれる)
- 本音を吐く(ほんねをはく)
- 本丸から火を出す(ほんまるからひをだす)
- 本木に勝る末木なし(もときにまさるうらきなし)
「来」を含むことわざ
- 飽きが来る(あきがくる)
- 呆れが礼に来る(あきれがれいにくる)
- 朝の来ない夜はない(あさのこないよるはない)
- 頭に来る(あたまにくる)
- お釣りが来る(おつりがくる)
- 一昨日来い(おとといこい)
- お迎えが来る(おむかえがくる)
- 顔向け出来ない(かおむけできない)
- かちんと来る(かちんとくる)
- 鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
- がたが来る(がたがくる)
- 帰去来(ききょらい)
- 来る者は拒まず(きたるものはこばまず)
- 来て見ればさほどでもなし富士の山(きてみればさほどでもなしふじのやま)
- 来る者は拒まず(くるものはこばまず)
- 鍬を担げた乞食は来ない(くわをかたげたこじきはこない)
- 子供叱るな来た道だもの年寄り笑うな行く道だもの(こどもしかるなきたみちだものとしよりわらうなゆくみちだもの)
- 去る者は追わず、来る者は拒まず(さるものはおわず、きたるものはこばまず)
- 山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
- 山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)
- 商売往来にない商売(しょうばいおうらいにないしょうばい)
- 尻が来る(しりがくる)
- 地獄から火を貰いに来たよう(じごくからひをもらいにきたよう)
- 人生七十、古来稀なり(じんせいしちじゅう、こらいまれなり)
- 盛年重ねて来らず(せいねんかさねてきたらず)
- それ来た(それきた)
- 楽しみ尽きて悲しみ来る(たのしみつきてかなしみきたる)
- 頼めば越後から米搗きにも来る(たのめばえちごからこめつきにもくる)
- ちょっと来いに油断すな(ちょっとこいにゆだんすな)
- 付けが回って来る(つけがまわってくる)
「無」を含むことわざ
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有無相通じる(うむあいつうじる)
- 有無を言わせず(うむをいわせず)
- 有無を言わせぬ(うむをいわせぬ)
- 遠慮が無沙汰(えんりょがぶさた)
- 遠慮は無沙汰(えんりょはぶさた)
- 応接に暇が無い(おうせつにいとまがない)
- 奥行きが無い(おくゆきがない)
- 音沙汰が無い(おとざたがない)
- 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない(おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもむだはない)
- 女氏無くして玉の輿に乗る(おんなうじなくしてたまのこしにのる)
- 女は氏無うて玉の輿に乗る(おんなはうじのうてたまのこしにのる)
- 甲斐性が無い(かいしょうがない)
- 稼ぐに追い付く貧乏無し(かせぐにおいつくびんぼうなし)
- 傍らに人無きが如し(かたわらにひとなきがごとし)
- 完膚無きまで(かんぷなきまで)
- 完膚無き迄に(かんぷなきまでに)
- 眼中に無い(がんちゅうにない)
- 尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず(ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず)
- 事も無げ(こともなげ)
- 虚無僧に尺八(こむそうにしゃくはち)
- 様は無い(ざまはない)
- 芝居は無筆の早学問(しばいはむひつのはやがくもん)
- 真の闇より無闇が怖い(しんのやみよりむやみがこわい)
- 辛抱に追い付く貧乏無し(しんぼうにおいつくびんぼうなし)
- 是非も無い(ぜひもない)
- 大欲は無欲に似たり(たいよくはむよくににたり)
- 多芸は無芸(たげいはむげい)
- 多勢に無勢(たぜいにぶぜい)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一応も二応も(いちおうもにおうも)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一か八か(いちかばちか)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一から十まで(いちからじゅうまで)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 一工面、二働き(いちくめん、にはたらき)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 一言もない(いちごんもない)
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一日の計は晨にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり(いちじつのけいはあしたにあり、いちねんのけいはがんたんにあり)
- 一日の長(いちじつのちょう)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一字の師(いちじのし)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一場の春夢(いちじょうのしゅんむ)
- 一段落つく(いちだんらくつく)
「物」を含むことわざ
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 預かる物は半分の主(あずかるものははんぶんのぬし)
- 阿堵物(あとぶつ)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 命あっての物種(いのちあってのものだね)
- いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
- 歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
- 旨い物食わす人に油断すな(うまいものくわすひとにゆだんすな)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 旨い物は宵に食え(うまいものはよいにくえ)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 売り物には花を飾れ(うりものにははなをかざれ)
- 沖な物あて(おきなものあて)
- 奥歯に物が挟まったよう(おくばにものがはさまったよう)
- 奥歯に物が挟まる(おくばにものがはさまる)
- お手の物(おてのもの)
- 落とした物は拾い徳(おとしたものはひろいどく)
- カイザルの物はカイザルに(かいざるのものはかいざるに)
- 書いた物が物を言う(かいたものがものをいう)
- カエサルの物はカエサルに(かえさるのものはかえさるに)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 金が物言う(かねがものいう)
- 金は浮き物(かねはうきもの)