可愛さ余って憎さが百倍とは
可愛さ余って憎さが百倍
かわいさあまってにくさがひゃくばい
言葉 | 可愛さ余って憎さが百倍 |
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読み方 | かわいさあまってにくさがひゃくばい |
意味 | かわいいと思う気持ちが強ければ強いほど、いったん憎いと思いはじめると憎み方が特別に激しくなるということ。 |
異形 | 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい) |
類句 | 好いたほど飽いた(すいたほどあいた) |
使用語彙 | 憎さ |
使用漢字 | 可 / 愛 / 余 / 憎 / 百 / 倍 |
「可」を含むことわざ
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 可惜口に風ひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 可もなく不可もなし(かもなくふかもなし)
- 朽木は雕る可からず(きゅうぼくはえるべからず)
- 馬鹿な子ほど可愛い(ばかなこほどかわいい)
- 不可能という言葉は我が辞書にはない(ふかのうということばはわがじしょにはない)
- 孫は子より可愛い(まごはこよりかわいい)
- 身ほど可愛いものはない(みほどかわいいものはない)
- 余の辞書には不可能という言葉はない(よのじしょにはふかのうということばはない)
「愛」を含むことわざ
- 愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくしみいたる)
- 愛嬌を振りまく(あいきょうをふりまく)
- 愛敬を振りまく(あいきょうをふりまく)
- 愛想が尽きる(あいそうがつきる)
- 愛想が尽きる(あいそがつきる)
- 愛想づかしも金から起きる(あいそづかしもかねからおきる)
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛想を尽かす(あいそをつかす)
- 愛の鞭(あいのむち)
- 愛は惜しみなく与う(あいはおしみなくあたう)
- 愛は惜しみなく奪う(あいはおしみなくうばう)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 愛は憎悪の始め(あいはぞうおのはじめ)
- お愛想を言う(おあいそうをいう)
- お愛想を言う(おあいそをいう)
- 屋烏の愛(おくうのあい)
- 男は度胸、女は愛嬌(おとこはどきょう、おんなはあいきょう)
- 舐犢の愛(しとくのあい)
- 外愛嬌の内そんぶり(そとあいきょうのうちそんぶり)
- 寵愛昂じて尼にする(ちょうあいこうじてあまにする)
- 寵愛昂じて尼になす(ちょうあいこうじてあまになす)
- 汝の敵を愛せよ(なんじのてきをあいせよ)
- 汝の隣人を愛せよ(なんじのりんじんをあいせよ)
- 馬鹿な子ほど可愛い(ばかなこほどかわいい)
- 氷炭相愛す(ひょうたんあいあいす)
- 孫は子より可愛い(まごはこよりかわいい)
- 身ほど可愛いものはない(みほどかわいいものはない)
「余」を含むことわざ
- 余す所なく(あますところなく)
- 余り茶に福あり(あまりちゃにふくあり)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 男は辞儀に余れ(おとこはじぎにあまれ)
- 窮余の一策(きゅうよのいっさく)
- 凝っては思案に余る(こってはしあんにあまる)
- 言葉に余る(ことばにあまる)
- 五指に余る(ごしにあまる)
- 後生は徳の余り(ごしょうはとくのあまり)
- 才余りありて識足らず(さいあまりありてしきたらず)
- 三余(さんよ)
- 思案に余る(しあんにあまる)
- 信心は徳の余り(しんじんはとくのあまり)
- 十指に余る(じっしにあまる)
- 積悪の家には必ず余殃あり(せきあくのいえにはかならずよおうあり)
- 積悪の余殃(せきあくのよおう)
- 積善の家には必ず余慶あり(せきぜんのいえにはかならずよけいあり)
- 足らず余らず子三人(たらずあまらずこさんにん)
- 力に余る(ちからにあまる)
- 手に余る(てにあまる)
- 日計足らずして歳計余りあり(にっけいたらずしてさいけいあまりあり)
- 二八余りは人の瀬越し(にはちあまりはひとのせごし)
- 人屑と縄屑は余らぬ(ひとくずとなわくずはあまらぬ)
- 一つ余って大津へ戻る(ひとつあまっておおつへもどる)
- 人目に余る(ひとめにあまる)
- 身に余る(みにあまる)
- 目に余る(めにあまる)
- 余儀なくされる(よぎなくされる)
「憎」を含むことわざ
- 愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくしみいたる)
- 愛は憎悪の始め(あいはぞうおのはじめ)
- 一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪ひく(いちにほめられにににくまれさんにほれられしにかぜひく)
- その罪を憎んでその人を憎まず(そのつみをにくんでそのひとをにくまず)
- 罪を憎んで人を憎まず(つみをにくんでひとをにくまず)
- 七つ七里憎まれる(ななつななさとにくまれる)
- 憎い憎いはかわいいの裏(にくいにくいはかわいいのうら)
- 憎さも憎し(にくさもにくし)
- 憎まれ口をきく(にくまれくちをきく)
- 憎まれ口を叩く(にくまれぐちをたたく)
- 憎まれ子国にはだかる(にくまれこくににはだかる)
- 憎まれ子国にはびこる(にくまれこくににはびこる)
- 憎まれ子世に出ず(にくまれこよにいず)
- 憎まれっ子世に憚る(にくまれっこよにはばかる)
- 憎まれ者世に憚る(にくまれものよにはばかる)
- 盗みする子は憎からで縄掛くる人が恨めしい(ぬすみするこはにくからでなわかくるひとがうらめしい)
- 鳩を憎み豆を作らぬ(はとをにくみまめをつくらぬ)
- 人を思うは身を思う、人を憎むは身を憎む(ひとをおもうはみをおもう、ひとをにくむはみをにくむ)
- 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)
- 見ぬが心憎し(みぬがこころにくし)
- 娘でも嫁と名が付きゃ憎うなる(むすめでもよめとながつきゃにくうなる)
「百」を含むことわざ
- 悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 嘘八百(うそはっぴゃく)
- 嘘八百を並べる(うそはっぴゃくをならべる)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- 男は裸百貫(おとこははだかひゃっかん)
- お百度を踏む(おひゃくどをふむ)
- お前百までわしゃ九十九まで(おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで)
- 風邪は百病の長(かぜはひゃくびょうのおさ)
- 風邪は百病のもと(かぜはひゃくびょうのもと)
- 彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)
- 堪忍の忍の字が百貫する(かんにんのにんのじがひゃっかんする)
- 聞いた百文より見た一文(きいたひゃくもんよりみたいちもん)
- 愚者の百行より知者の居眠り(ぐしゃのひゃっこうよりちしゃのいねむり)
- 孝は百行の本(こうはひゃっこうのもと)
- 小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
- 五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)
- 酒は百毒の長(さけはひゃくどくのちょう)
- 酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)
- 触り三百(さわりさんびゃく)
- 三歳の翁、百歳の童子(さんさいのおきな、ひゃくさいのどうじ)
- 思案の案の字が百貫する(しあんのあんのじがひゃっかんする)
- 死なぬものなら子は一人、減らぬものなら金百両(しなぬものならこはひとり、へらぬものならかねひゃくりょう)
- 四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)
「倍」を含むことわざ
- 可愛さ余って憎さが百倍(かわいさあまってにくさがひゃくばい)
- 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい)
- 手出し十層倍(てだしじっそうばい)
- 人の噂は倍になる(ひとのうわさはばいになる)
- 百姓百層倍(ひゃくしょうひゃくそうばい)
- 非力十倍、欲力五倍(ひりきじゅうばい、よくりきごばい)