社稷墟となる(しゃしょくきょとなる)
国がほろびること。国を守る神々へのまつりがとだえ、それをおこなっていた場所までもが荒れはてるさまをいう。
「社稷」とは、土地をつかさどる神(社)と、五穀(米や麦などのおもな穀物)をつかさどる神(稷)の二つをいう。むかし中国の王や各地の領主がこの二つの神を大切にまつったため、国家のことも「社稷」とよぶ。「墟」は、建物がくずれて荒れはてたあと。
『淮南子』人間訓に、曹の君主が、国を追われて旅をしていた晋の重耳(のちの文公)に無礼なふるまいをしたため、やがて国にもどった重耳に攻めほろぼされたという話があり、その国の最後がこの言葉で書かれている。
[[社稷為墟*https://yoji.jitenon.jp/yojim/6754]]は、これを四字熟語にした形。また、[[社稷の臣*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3299.php]]も「社稷」をふくむ言葉である。