仲を取り持つとは

言葉 | 仲を取り持つ |
---|---|
読み方 | なかをとりもつ |
意味 | 双方の仲立ちをすること。 |
使用されている漢字
「仲」を含むことわざ
いい仲になる(いいなかになる)
男女が親密な間柄になること。
親子の仲でも金銭は他人(おやこのなかでもきんせんはたにん)
金銭に関しては、親子の間でも他人と同じようにけじめをつけるべきだということ。
犬猿の仲(けんえんのなか)
仲の悪い関係のたとえ。 単に「犬猿」、また「犬と猿」ともいう。
死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)
生前の威信が死後も保たれ、人々を恐れさせるたとえ。 中国、蜀の諸葛孔明が魏の司馬仲達と対陣中病死した。退却しようとした蜀軍を仲達はただちに追撃したが、蜀軍は孔明の遺命に基づいて反撃の姿勢を見せたため、仲達は孔明がまだ死んでおらず、何か策略があるのではないかと恐れ退却したという故事から。
親しき仲に垣をせよ(したしきなかにかきをせよ)
親しい間柄でも遠慮がなくなると不仲のもとになるので、節度を守れという戒めの言葉。 「思う仲には垣をせよ」「良い仲には垣をせよ」「睦まじき仲に垣をせよ」ともいう。
親しき仲にも礼儀あり(したしきなかにもれいぎあり)
親しい間柄でも遠慮がなくなると不仲のもとになるので、礼儀は大切だということ。
「取」を含むことわざ
足掻きが取れない(あがきがとれない)
悪い状態から抜け出そうともがいても、どうしようもないようす。対処する方法がないこと。
「足搔き」は自由になろうとしてもがくこと。揚げ足を取る(あげあしをとる)
相手の言い間違いや言葉じりをとらえて、やり込めたり皮肉ったりすること。 相手のあげた足を取って倒すように、相手の失言や失敗につけ込むことから。
足を取られる(あしをとられる)
酒を飲み過ぎて酔ったり、足元に邪魔なものがあったりして、思うように歩けないこと。
当たりを取る(あたりをとる)
興行や商売などが成功する。好評を博する。
呆気に取られる(あっけにとられる)
思いがけないことに出くわして、驚きあきれる。
虻蜂取らず(あぶはちとらず)
二つのものを同時に得ようとして、結局はどちらも取り逃がしてしまうことのたとえ。欲張りすぎて失敗することのたとえ。 虻と蜂を両方捕ろうとして、結局どちらにも逃げられてしまうことから。
息を引き取る(いきをひきとる)
死ぬ。呼吸が止まる。
「持」を含むことわざ
浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
幸不幸、貧富、栄枯盛衰などは絶えず人から人へと回っていき、一ヶ所にとどまらないということ。
馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
物の扱い方を知らない人に、物を貸してはいけないということ。 「馬持たず」は馬を持っていない人のこと。 馬を持ったことのない人は、馬を粗末に扱うかもしれないので貸してはいけないとの意から。
縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
他人のために、人目につかないところで苦労や努力をすること。また、そのような人のこと。
置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
お酌のとき、置いた杯に酒を注ぐのも失礼だが、杯を持とうとしない受け手も不調法である。酒の席での微妙なおもむきを言ったことば。
お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
仕事に必要な道具はちゃんと揃えておけということ。 乞食でも、貰い物を入れるお椀はどんな時も持っているとの意から。
肩を持つ(かたをもつ)
その人の味方になって、援助したりかばったりする。
金持ち、金使わず(かねもち、かねつかわず)
金持ちはけちが多いということ。また、金持ちは無駄な金は使わないということ。
ことわざ検索ランキング01/27更新