「へ」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
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ことわざ一覧
平気の平左(へいきのへいざ)
まったく平気で少しも同じないこと。平気の平左衛門の略。
平家を滅ぼすは平家(へいけをほろぼすはへいけ)
自分をだめにするのは、自分自身だというたとえ。平家が滅びたのは、驕り高ぶった平家自身の自業自得だったという意から。
平地に波瀾を起こす(へいちにはらんをおこす)
世の中が平和に治まっているときに、わざわざもめごとを起こすたとえ。
兵強ければ則ち滅ぶ(へいつよければすなわちほろぶ)
兵力が強大だと、おごりや油断が生じ、かえって敗戦の原因になるということ。
丙丁に付す(へいていにふす)
火の中に投げ入れること。特に秘密の手紙や書類を焼くことをいう。十干で丙は火の兄(ひのえ)、丁は火の弟(ひのと)と呼ばれ、どちらも「火」の意味を持つことから。
兵は詭道(へいはきどう)
戦争に勝つためには、正当な方法だけでなく、人を欺く方法も用いなければならないということ。「詭道」は正しくない方法のこと。
兵は神速を貴ぶ(へいはしんそくをたっとぶ)
戦いで軍隊を動かす時は、迅速なことがもっとも大事なことであるということ。
弊履を棄つるが如し(へいりをすつるがごとし)
破れた履物を捨てるように、惜しげもなく捨てることのたとえ。
兵を挙げる(へいをあげる)
軍隊を編成して革命などの軍事行動を起こすこと。
臍が茶を沸かす(へそがちゃをわかす)
おかしくてたまらないこと。 また、ばかばかしくて笑わずにはいられないことのたとえ。
臍繰り(へそくり)
主婦などが、人に知られないようにこっそり貯めた金。へそは本来「綜麻」と書き、紡いだ麻糸を巻きつける糸巻きのことで、その麻糸を繰る内職で得たわずかな金の意から。
臍で茶を沸かす(へそでちゃをわかす)
おかしくてたまらないこと。 また、ばかばかしくて笑わずにはいられないことのたとえ。
臍を曲げる(へそをまげる)
機嫌を悪くして意地を張ること。
下手があるので上手が知れる(へたがあるのでじょうずがしれる)
下手な人間がいるからこそ、上手な人間の巧みさがわかるということ。だから世の中には下手な人間も必要であり、どんな人間でもそれなりに役に立つということ。
下手が却って上手(へたがかえってじょうず)
下手な人は念入りに仕事をするので、かえって上手な人より立派な仕上がりになることがあるということ。
下手すると(へたすると)
成り行き次第で悪い結果になりかねないということを表す言葉。 「下手すると」ともいう。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる(へたなてっぽうもかずうちゃあたる)
数多く試みれば、まぐれ当たりで成功することもあるというたとえ。鉄砲を撃つのが下手な者でも、数多く撃てば命中することもあるという意から。
下手の射る矢(へたのいるや)
まともな人間は相手にしやすいが、無茶苦茶人間は相手にしにくいということ。下手な者の射る矢はどこへ飛ぶかわからないので避けようがないという意から。「狐が下手の射る矢を恐る」「下手の鉄砲烏が怖じる」ともいう。
下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむににたり)
よい考えも出ないのに、あれこれ考えるのは、時間の無駄だということ。もとは将棋や碁で、下手な人の長考をあざけって言った言葉。「下手の思案は休むに同じ」ともいう。
下手の長糸、上手の小糸(へたのちょういと、じょうずのこいと)
裁縫の下手な人は、針にむやみに長い糸を通して縫いにくくするが、上手な人は必要なだけの糸を使って仕事をしやすくするということ。下手な人ほど無駄なことをし、上手な人は要領よくやるというたとえ。「下手の長糸遣い」ともいう。
下手の道具調べ(へたのどうぐしらべ)
下手な者にかぎって、道具にこだわり注文をつけるということ。
下手の長談義(へたのながだんぎ)
話の下手な人にかぎって、長々と話をするということ。「下手の長口上」ともいう。上方いろはがるたの一つ。
下手の真ん中、上手の縁矢(へたのまんなか、じょうずのふちや)
物事は、時のはずみで意外な結果になることがあるというたとえ。下手な人が的の真ん中を射抜いたり、上手な人が的を外して矢が縁に当たったりするという意から。
下手の横好き(へたのよこずき)
下手なくせに、その事が非常に好きで熱心なこと。「下手の物好き」ともいう。
下手をすると(へたをすると)
成り行き次第で悪い結果になりかねないということを表す言葉。 「下手すると」ともいう。
糸瓜の皮とも思わない(へちまのかわともおもわない)
まったく気にかけないようす。「糸瓜」はここではつまらない物の意で、その皮ほどにも思わないという意から。「なんの糸瓜の皮」「糸瓜の皮」ともいう。
屁と火事は元から騒ぐ(へとかじはもとからさわぐ)
まっさきに騒ぎ出すのが張本人であることが多いというたとえ。最初に臭いと騒ぐのがおならをした当人で、火事だと騒ぎ出すのが火元の家である意から。
屁とも思わない(へともおもわない)
その物事を軽んじて問題にしないこと。
反吐が出る(へどがでる)
その物事に対して酷く不愉快な気持ちになること。 または、一度飲み込んだものを吐き出すこと。
屁の河童(へのかっぱ)
容易にできることのたとえ。また、取るに足りないことのたとえ。河童は水中で屁を放ち、勢いがないことからという。「河童の屁」ともいう。
蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる(へびにかまれてくちなわにおじる)
一度ひどい目に遭ったために、必要以上に用心深くになることのたとえ。蛇に噛まれたことがある者は、腐った縄を見ても蛇かと思って恐がるという意から。
蛇に睨まれた蛙(へびににらまれたかえる)
恐ろしいものや苦手なものの前で、身がすくんで動けなくなる状態のたとえ。蛇にねらわれた蛙が恐ろしさのあまり動けなくなることから。「蛇に見込まれた蛙」ともいう。
蛇に見込まれた蛙(へびにみこまれたかえる)
恐ろしいものや苦手なものの前で、身がすくんで動くことも出来なくなる様子のたとえ。蛇にねらわれた蛙があまりの恐ろしさで動けなくなることから。「蛇に睨まれた蛙」ともいう。
蛇の生殺し(へびのなまごろし)
痛めつけて半死半生の状態にして苦しめること。また、物事の決着をつけず、中途半端な状態にしておくこと。蛇を一気に殺さず、半殺しの状態にしておくという意から。
減らず口を叩く(へらずぐちをたたく)
負けを認めずに強がりや屁理屈を言うこと。
減らぬものなら金百両、死なぬものなら子は一人(へらぬものならかねひゃくりょう、しなぬものならこはひとり)
ものは必要なだけあれば十分だということ。もし使っても減らなければ金は百両、死ななければ子どもは一人いればよいという意から。「死なぬものなら子は一人、減らぬものなら金百両」ともいう。
箆増しは果報持ち(へらましはかほうもち)
年上の女性を妻にすると幸せになるということ。「箆増し」は年上の女房、「果報持ち」は幸運・幸せの意。
屁を放って尻窄める(へをひってしりすぼめる)
失敗をしてから、あわててごまかしたり取り繕ったりするたとえ。人前でおならをしてしまってから、あわてておならが出ないように尻をすぼめるという意から。
辺幅を飾る(へんぷくをかざる)
外見を飾り立てること。見栄を張ること。「辺幅」は布地のへりのこと。転じて、うわべや外見の意。「辺幅を装飾する」ともいう。
片鱗を示す(へんりんをしめす)
すぐれた才能や学識などの一部分をのぞかせること。「片鱗」は、一枚の魚のうろこのことで、全体の中のほんの一部分の意。