蛇に噛まれて朽ち縄に怖じるとは
蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる
へびにかまれてくちなわにおじる
言葉 | 蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる |
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読み方 | へびにかまれてくちなわにおじる |
意味 | 一度ひどい目に遭うと必要以上に用心深くなるということ。
蛇に噛まれた経験がある者は、腐った縄を見ても蛇かと思っておそれるとの意から。 |
類句 | 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく) |
火傷、火に怖じる(やけど、ひにおじる) | |
使用語彙 | 縄 / 怖じる |
使用漢字 | 蛇 / 噛 / 朽 / 縄 / 怖 |
「蛇」を含むことわざ
- 鬼が住むか蛇が住むか(おにがすむかじゃがすむか)
- 鬼が出るか蛇が出るか(おにがでるかじゃがでるか)
- 蛙は口ゆえ蛇に呑まるる(かえるはくちゆえへびにのまるる)
- 草を打って蛇を驚かす(くさをうってへびをおどろかす)
- 蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)
- 蛇は寸にして人を呑む(じゃはすんにしてひとをのむ)
- 蛇足(だそく)
- 長蛇の列(ちょうだのれつ)
- 長蛇を逸す(ちょうだをいっす)
- 長蛇を逸する(ちょうだをいっする)
「噛」を含むことわざ
- 一枚噛む(いちまいかむ)
- 兎も七日なぶれば噛みつく(うさぎもなぬかなぶればかみつく)
- 飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)
- 噛み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 噛む馬はしまいまで噛む(かむうまはしまいまでかむ)
- 窮鼠、猫を噛む(きゅうそ、ねこをかむ)
- 酸いも甘いも噛み分ける(すいもあまいもかみわける)
- 苦虫を噛み潰したよう(にがむしをかみつぶしたよう)
- 人噛み馬にも合い口(ひとかみうまにもあいくち)
「朽」を含むことわざ
- 朽木は雕る可からず(きゅうぼくはえるべからず)
- 朽ち木は柱にならぬ(くちきははしらにならぬ)
- 蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる(へびにかまれてくちなわにおじる)
「縄」を含むことわざ
- お縄に掛かる(おなわにかかる)
- お縄になる(おなわになる)
- 禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
- 赤縄を結ぶ(せきじょうをむすぶ)
- 泥棒を捕らえて縄を綯う(どろぼうをとらえてなわをなう)
- 泥棒を見て縄を綯う(どろぼうをみてなわをなう)
- 縄に掛かる(なわにかかる)
- 縄目に掛かる(なわめにかかる)
- 縄目の恥(なわめのはじ)
- 縄目の恥を受ける(なわめのはじをうける)