「ふ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 150 件
「ふ」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
不意打ちを食う(ふいうちをくう)
いきなり襲われたり、予想外の災難にあったりすること。
布衣の交わり(ふいのまじわり)
肩書きを脇へ置いてつき合うこと。役に就いていない者どうしの、飾らない間柄をさす。
風雲急を告げる(ふううんきゅうをつげる)
世の中が大きく揺れ動き、重大な出来事が起こる寸前の、張りつめた成り行きのたとえ。嵐が来る前ぶれとして、風が勢いを増し、雲の流れが速くなるようすから。
富貴天に在り(ふうきてんにあり)
財産や身分が手に入るかどうかは天が決めることであって、人があれこれ努めても思いどおりには運ばない、ということ。
富貴には他人集まり、貧賤には親戚も離る(ふうきにはたにんあつまり、ひんせんにはしんせきもはなれる)
地位や財産のある者には赤の他人も寄ってくるが、貧乏な者には親戚さえも寄り付かないということ。
富貴は浮雲の如し(ふうきはふうんのごとし)
財産や高い地位は、空を流れる雲のようにたよりないもので、いつまでも身に添うとは限らない。また、そうしたものに心を引かれないさまにもいう。
富貴も淫する能わず、貧賤も移す能わず(ふうきもいんするあたわず、ひんせんもうつすあたわず)
豊かさに溺れず、乏しさにも折れない人のこと。 財と位を得ても身を持ち崩さず、食うにも困る境遇に落ちても信じるところを曲げない。このあとに「威武も屈する能わず(力ずくでも従わせられない)。これを大丈夫と謂う」と続く。
風采が上がらない(ふうさいがあがらない)
容姿や服装などの見た目が質素で垢抜けていないこと。
風樹の歎(ふうじゅのたん)
返せる立場になったころには、返す相手がもういない。 その行き違いを名づけた言い方。 「風樹」は風に揺すられる木。静まりたくても風がやまないように、子が仕えようとしても親のほうは間に合わない。諸国を巡り歩くうちに親を見送った皋魚が、道端で孔子にそう語り、泣き伏したまま息絶えたと伝える。
風雪に耐える(ふうせつにたえる)
困難なことや辛いことなどに耐えて、それを乗り越えること。
風前の塵(ふうぜんのちり)
頼りなく、あっけなく無くなってしまいそうな物事を表す。さらに、身に危険がさし迫っている状態にもいう。風に吹かれた塵が、ひとたまりもなく散り失せるようすから。
風前の灯火(ふうぜんのともしび)
危険が差し迫り、危ういことのたとえ。風の吹き付ける所にある灯の意から。
風馬牛(ふうばぎゅう)
たがいに遠く離れていて、少しも関わり合いが持てないさまをいう。 のちに意味が広がり、自分にはかかわりのない事柄や、そう決め込んで取り合わない態度をさすようにもなった。 「風」は動物に盛りがつくこと。盛りのついた馬や牛でさえ、雌と雄が求め合っても行き着けないほど隔たっている、という意から。 「風する馬牛も相及ばず(ふうするばぎゅうもあいおよばず)」ともいう。
夫婦喧嘩は犬も食わない(ふうふげんかはいぬもくわない)
夫婦の言い争いはたいてい一時のもので、ほうっておけばじきに元のさやに収まるから、はたの者が口を出すことはないということ。 どんな物でもあさる犬でさえ食いつかない、という意から。
夫婦喧嘩は寝て直る(ふうふげんかはねてなおる)
夫婦喧嘩は、一緒に寝ればすぐ仲直りするものであるということ。
夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き(ふうふげんかはびんぼうのたねまき)
いつも夫婦喧嘩をしている家庭は、だんだん貧乏になっていくという戒めのことば。
夫婦喧嘩もないから起こる(ふうふげんかもないからおこる)
金がなくて生活が苦しいと、しなくてもよい夫婦喧嘩も起こるということ。
夫婦の契りを結ぶ(ふうふのちぎりをむすぶ)
夫婦として末永く(来世まで)連れ添うことを約束する。 「二世」は、現世と来世のこと。 「二世の契りを結ぶ」「夫婦の契りを結ぶ」ともいう。
夫婦は合わせ物離れ物(ふうふはあわせものはなれもの)
夫婦の縁は、もとは別々だった二人をあとから結び合わせたもの。 はじめから一つであった間柄ではない以上、その結び目がほどけて離れる日が来てもふしぎはないということ。
夫婦はいとこほど似る(ふうふはいとこほどにる)
年を重ねるほど、顔つきも物言いも近くなっていく。 もとは縁もゆかりもない二人が、身内と見まがうところまで寄っていく。
夫婦は他人の集まり(ふうふはたにんのあつまり)
夫婦を血縁ではなく、縁で寄り合った間柄と見ることば。血のつながりが無い以上、末を共にできるかは縁の強さしだいになる。 「集まり」は寄り合い。「夫婦は一心同体」の向こうを張った言い方。
夫婦は二世(ふうふはにせ)
夫婦の関係は現世だけでなく、来世まで続く深い関係であるということ。
風流は寒いもの(ふうりゅうはさむいもの)
雪見や梅見などは、風流を解さない者にとっては寒いだけでつまらないということ。
フェニックス(ふぇにっくす)
永久不滅や蘇生の象徴とされるエジプト神話の霊鳥。または、ヤシ科の多年生観葉植物。
斧鉞を加える(ふえつをくわえる)
文章に手を加えて直すこと。添削すること。 「斧鉞」は斧(おの)と鉞(まさかり)のこと。 斧や鉞で削るとの意から。
笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)
あれこれと手を回して誘っても、肝心の相手が少しも動こうとしないことのたとえ。 笛を鳴らしても人々は舞おうとしなかった、という『新約聖書』のたとえ話から。
深い川は静かに流れる(ふかいかわはしずかにながれる)
思慮深い人は決して騒ぎ立てず、冷静に行動するというたとえ。
不覚を取る(ふかくをとる)
油断が原因となって失敗すること。
不可能という言葉は我が辞書にはない(ふかのうということばはわがじしょにはない)
この世に成し遂げられないものなど一つもない、という強い自信を表す言葉。一般にはナポレオンの名と結びつけて語られる。「余」は「予」とも書く。
不帰の客となる(ふきのきゃくとなる)
亡くなることを、遠回しに言う言葉。 「不帰」は二度ともどらないという意味で、死んだ人を、もうもどらない旅に出た客にたとえている。
