「ほ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 110 件
「ほ」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
法あっての寺寺あっての法(ほうあってのてらてらあってのほう)
仏法があってこそ寺があり、寺があってこそ仏法も保たれるということ。持ちつ持たれつの関係にあることのたとえ。
方位家の家潰し(ほういかのいえつぶし)
方角の吉凶を気にしすぎると身動きがとれなくなり、ついには家をつぶす結果になるということ。
砲火を交える(ほうかをまじえる)
戦闘を始めること。
箒を逆さに立てる(ほうきをさかさにたてる)
長居する客を早く帰らせるためのおまじない。また、地域によっては安産のおまじないともされる。
方言は国の手形(ほうげんはくにのてがた)
言葉のなまりは通行手形のように、その人の生まれ育った場所を示すということ。 「訛りは国の手形」「方言は国の手形」ともいう。
法三章(ほうさんしょう)
簡単な法律のこと。また、法律を簡略化すること。漢の高祖が厳しい法律を廃止し、殺人・傷害・窃盗だけを処罰するとした三章からなる簡略な法律を定めたという故事から。
法師が憎ければ袈裟まで憎し(ほうしがにくければけさまでにくし)
ある相手を疎ましく思い始めると、その人の持ち物や身内まで嫌なものに見えてくる。当人と切り離せるはずのものにまで、悪感情が及んでいく。
法師の戦話(ほうしのいくさばなし)
不似合いなことのたとえ。
法師の櫛貯え(ほうしのくしだくわえ)
頭を丸めた身が、髪を梳く道具ばかりをためこむ。 使う当てのないものを抱え込む、ちぐはぐな振る舞いをさす。 「法師の櫛工」ともいう。
褒姒の一笑国を傾く(ほうじのいっしょうくにをかたむく)
美女のために国が滅びること。 「褒姒」とは中国、周の幽王の后。 めったに笑わない褒姒が、手違いで上がったのろしによって諸侯が参集するのを見て笑ったため、幽王が平時にたびたびのろしを上げさせたので、本当の戦乱の時には諸侯が集まらず国が滅びたという故事から。
法に照らす(ほうにてらす)
決まりの条文を当てて、その行いが許される範囲に収まるかどうかを見ること。事情や心情をいったん脇へ置き、書かれた規準のほうから測る。
這う這うの体(ほうほうのてい)
体裁も持ち物も構っていられず、足元をふらつかせながら場を後にすること。とっさに身を守るだけで精一杯になった退き方をいう。
法網を潜る(ほうもうをくぐる)
法律や規則などに引っ掛からないように悪事を働くこと。
朋友は六親に叶う(ほうゆうはりくしんにかなう)
親友は肉親に匹敵するほど大切だということ。「六親」は父・母・兄・弟・妻・子または父・子・兄・弟・夫・妻の称。
焙烙の一倍(ほうろくのいちばい)
こわれる分をあらかじめ値に上乗せしておくやり方。そこから、実際より高く見せた値段を最初から示すことも指す。
焙烙の割れも三年置けば役に立つ(ほうろくのわれもさんねんおけばやくにたつ)
欠けて用を成さなくなった器でも、取っておけばどこかで使い道が向いてくる。 まるきり値打ちのないものなど無い。 「焙烙」は、豆や茶を煎るのに使う平たい焼き物。
吠え面をかく(ほえづらをかく)
泣き顔をすること。泣きっ面をすること。
吠える犬はめったに嚙みつかない(ほえるいぬはめったにかみつかない)
言葉数と語気だけが立派で、向き合う場面では退いてしまう。 音の派手さと、備えの厚さとは別物。 西洋の諺から出た句。
頬被りをする(ほおかぶりをする)
自分に不利な話が出たとたん、耳に入らなかった素振りで黙り込むこと。責めが向かってくる間だけ顔を伏せて、過ぎるのを待つやり方をいう。
頬が緩む(ほおがゆるむ)
知らないうちに口のあたりがゆるんで、笑いかけた顔になること。上機嫌でいることが隠しきれずに表へ出てしまう様子をいう。
頬を顔(ほおをかお)
言い方を替えたところで、指しているものは一つきり。呼び名が二つに分かれても、中身まで二つに分かれはしない。
頬を染める(ほおをそめる)
きまり悪さや照れから、頬のあたりにさっと血の色が差すこと。若い娘のはにかみを描くのに多く用いる言い方。
頬を膨らます(ほおをふくらます)
言いたいことを口には出さず、むくれた顔つきだけで示すこと。承知しかねる気分が、そのまま面に出ている状態をいう。
帆掛け船に艪を押す(ほかけぶねにろをおす)
勢いのあるものに、さらに力を加えることのたとえ。 帆に風を受けて走る舟に、さらに艪を使うとの意から。
他でもない(ほかでもない)
これから切り出す話が、余のどれでもなく目の前のその件だと前置きする言い方。本題へ入る合図として、相手の耳を一点に向けさせる。
他ならない(ほかならない)
1.絶対にそれ以外のものではない。間違いなくそうだ。 「合格したのは努力した結果に他ならない」 2.特別な関係にある人のこと。 「他ならないあなたからの依頼では断れない」
矛先が鈍る(ほこさきがにぶる)
追及や非難などをする言葉に鋭さがなくなること。
矛先を転じる(ほこさきをてんじる)
議論などで、追及したり非難したりする対象を変えること。
矛を交える(ほこをまじえる)
戦うこと。
反故にする(ほごにする)
一度交わした取り決めを、片方の都合だけで打ち捨ててしまうこと。「反故」は、書きそこなって用のなくなった紙。
