越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く
ことわざ「越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く」の意味・読み方・異形などを解説します。
越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く
えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく
| 言葉 | 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く |
|---|---|
| 読み方 | えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく |
| 意味 | 生まれた土地は、遠く離れても身のうちに残り続ける。 渡ってきた鳥が巣がけの枝を選ぶにも、連れられて来た馬が風に首をもたげるにも、もといた方角がおのずと出ることから。 出典の詩句は「胡馬北風に依り、越鳥南枝に巣くう」の対になっている。 |
| 出典 | 『文選』 |
| 異形 | 越鳥南枝に巣くう(えっちょうなんしにすくう) |
| 胡馬、北風に嘶く(こば、ほくふうにいななく) | |
| 胡馬北風に依り、越鳥南枝に巣くう(こばほくふうにより、えっちょうなんしにすくう) | |
| 胡馬、北風に依る(こば、ほくふうによる) | |
| 場面 | 馬 / 鳥 / 故郷 / 木 |
| 使用語彙 | 巣 / 嘶く / 巣くう / 依る |
| 使用漢字 | 越 / 鳥 / 南 / 枝 / 巣 / 胡 / 馬 / 北 / 風 / 嘶 / 依 |
「越」を含むことわざ
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 越王、怒蛙に式す(えつおう、どあにしょくす)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 川越して宿とれ(かわこしてやどとれ)
- 肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
- 先を越す(さきをこす)
- 信心過ぎて極楽を通り越す(しんじんすぎてごくらくをとおりこす)
- 頼めば越後から米搗きにも来る(たのめばえちごからこめつきにもくる)
- 峠を越す(とうげをこす)
- 遠目、山越し、笠の内(とおめ、やまごし、かさのうち)
「鳥」を含むことわざ
- 青い鳥(あおいとり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
- 飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)
- あだし野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 鸚鵡よく言えども飛鳥を離れず(おうむよくいえどもひちょうをはなれず)
- 同じ羽の鳥は集まるものだ(おなじはねのとりはあつまるものだ)
- 霞に千鳥(かすみにちどり)
- 金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる(かねさえあればとぶとりもおちる)
「南」を含むことわざ
- 南瓜に目鼻(かぼちゃにめはな)
- 北に近ければ南に遠い(きたにちかければみなみにとおい)
- 西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ(すいかはつちでつくれかぼちゃはてでつくれ)
- 東西南北の人(とうざいなんぼくのひと)
- 斗南の一人(となんのいちにん)
- 図南の翼(となんのつばさ)
- 南柯の夢(なんかのゆめ)
- 南山の寿(なんざんのじゅ)
- 南風競わず(なんぷうきそわず)
「枝」を含むことわざ
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 枝は枯れても根は残る(えだはかれてもねはのこる)
- 枝を伐って根を枯らす(えだをきってねをからす)
- 枝を矯めて花を散らす(えだをためてはなをちらす)
- 枝を鳴らさず(えだをならさず)
- 陰に居て枝を折る(かげにいてえだをおる)
- 桂林の一枝、崑山の片玉(けいりんのいっし、こんざんのへんぎょく)
- 木陰に臥す者は枝を手折らず(こかげにふすものはえだをたおらず)
- 枝葉に走る(しようにはしる)
- 重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
「巣」を含むことわざ
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
- 燕の幕上に巣くうがごとし(つばめのばくじょうにすくうがごとし)
- 鳰の浮き巣(におのうきす)
- 蜂の巣をつついたよう(はちのすをつついたよう)
- 花は根に鳥は古巣に(はなはねにとりはふるすに)
「胡」を含むことわざ
「馬」を含むことわざ
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
- 牛も千里馬も千里(うしもせんりうまもせんり)
- 牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 馬から落ちて落馬する(うまからおちてらくばする)
「北」を含むことわざ
- 北に近ければ南に遠い(きたにちかければみなみにとおい)
- 北枕(きたまくら)
- 泰山北斗のごとし(たいざんほくとのごとし)
- 太山を挟んで北海を超ゆ(たいざんをわきばさんでほっかいをこゆ)
- 東西南北の人(とうざいなんぼくのひと)
- 北国の雷(ほっこくのかみなり)
「風」を含むことわざ
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 雨に沐い風に櫛る(あめにかみあらいかぜにくしけずる)
- 阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
「嘶」を含むことわざ
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
「依」を含むことわざ
- 胡馬北風に依り、越鳥南枝に巣くう(こばほくふうにより、えっちょうなんしにすくう)
- 輔車相依る(ほしゃあいよる)
