「そ」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
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ことわざ一覧
創痍未だ癒えず(そういいまだいえず)
戦いが終わってからまだ日が浅く、戦いで受けた傷がまだ癒えない様子。 「創痍」は刀で受けた傷。
創痍未だ瘳えず(そういいまだいえず)
戦いが終わってからまだ日が浅く、戦いで受けた傷がまだ癒えない様子。 「創痍」は刀で受けた傷。
滄海の一粟(そうかいのいちぞく)
広大なものの中のきわめて小さいもののたとえ。 また、宇宙における人間の存在のはかなさのたとえ。 「滄海」は青い大海、「一粟」は一粒の粟のこと。 大海に浮かぶ一粒の粟という意味。
滄海変じて桑田となる(そうかいへんじてそうでんとなる)
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。 「滄海」は大海のこと。 「桑田」は桑畑のこと。 桑畑だった所が大海になるような変化が起こるとの意から。 「桑田変じて滄海となる」「滄桑の変」ともいう。
喪家の狗(そうかのいぬ)
元気がなくてやつれている人のたとえ。 または、身を寄せるところがなく、放浪している人のたとえ。 「喪家」は喪中の家のこと。 「狗」は動物の犬のこと。 葬式をしている家は忙しいので、犬に餌をやり忘れてしまい犬がやせてしまうという意味から。 また、一説に家を失った犬や宿無しの犬のことをいうこともある。
創業は易く守成は難し(そうぎょうはやすくしゅせいはかたし)
事業を新しく起こすよりも、成果を守り続けていくほうが難しいということ。 「創業」は事業を新しく興すこと。 「守成」は成果を守るいう意味から。 唐の太宗が「創業と守成のどちらが難しいか」と尋ねたときに、魏徴が「守成」と答えたという故事から。
造詣が深い(ぞうけいがふかい)
学問や芸術などの深い知識や技能を持ち、すぐれた理解力があること。
総毛立つ(そうけだつ)
寒さや恐怖によって全身の毛が逆立つこと。
象牙の塔(ぞうげのとう)
学者の現実離れした生活態度や、その研究室などをたとえていう言葉。フランスの批評家サント・ブーブが、詩人・作家ビニーの態度を評した言葉。もとは芸術至上主義の人々が俗世間から逃れ芸術を楽しむ境地のことを言った。
双肩に担う(そうけんにになう)
責任をもって重要な任務を受け持つこと。 「双肩」は左右の肩のことで、左右の肩で担ぐという意味から。
操觚(そうこ)
文筆に携わること。「觚」は古代中国で文字を記した木の札のことで、それを手に取り文字を書く意から。
糟糠の妻(そうこうのつま)
貧しく苦しい時から苦労をともにし、長年連れ添った妻。「糟糠」は糟(さけかす)と糠(ぬか)のことで、転じて粗末な食べ物。
糟糠の妻は堂より下さず(そうこうのつまはどうよりくださず)
貧しく苦しい時から苦労をともにし長年連れ添った妻は、たとえ自分が出世しても家から追い出すわけにはいかないということ。
相好を崩す(そうごうをくずす)
嬉しそうな笑顔になること。にこやかな表情になること。 「相好」は顔つきという意味。
桑梓(そうし)
宋襄の仁(そうじょうのじん)
無用の情けをかけて、ひどい目に遭うことのたとえ。中国の春秋時代、臣下が先制攻撃を仕掛けるように進言したが襄公は「人の弱みにつけ込み攻めるのはすべきことではない」と敵の陣容が整うまで攻撃せず、それが原因で大敗したという故事から。
騒人(そうじん)
詩や文章を作るひと。風流なひと。
曽参、人を殺す(そうしん、ひとをころす)
嘘も繰り返して言われると、それを信じてしまうというたとえ。 「曽参」は親孝行で名高い孔子の弟子。 ある時、「曽参が人を殺した」との誤報を曽参の母に告げたが信じなかった。しかし、三人から同じ事を告げられた時、ついに曽参の母は織りかけの機をほうり投げ走り出したという故事から。
総好かんを食う(そうすかんをくう)
関わりのある全ての人から嫌われること。
滄桑の変(そうそうのへん)
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。 「滄海」は大海のこと。 「桑田」は桑畑のこと。 桑畑だった所が大海になるような変化が起こるとの意から。 「桑田変じて滄海となる」「滄桑の変」ともいう。
想像を絶する(そうぞうをぜっする)
想像することができる程度を大きく上回っていること。
相談に乗る(そうだんにのる)
相手からの相談に応じること。
桑田変じて滄海となる(そうでんへんじてそうかいとなる)
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。 「滄海」は大海のこと。 「桑田」は桑畑のこと。 桑畑だった所が大海になるような変化が起こるとの意から。 「桑田変じて滄海となる」「滄桑の変」ともいう。
総嘗めにする(そうなめにする)
複数回行う勝負などで全て勝つこと。 または、賞などを全て獲得すること。 また、災害などで、ある範囲全てに被害が及ぶこと。
相場が決まっている(そうばがきまっている)
一般的にそうであると認識されていること。
糟粕を嘗める(そうはくをなめる)
先人の真似だけで、工夫や進歩などが一つもないことのたとえ。 「糟粕」は酒粕のことで、よい部分の残り物のたとえ。
そうは問屋が卸さない(そうはとんやがおろさない)
そう簡単に相手の望みに応じられないということ。また、物事は都合よく自分の思い通りには運ばないというたとえ。そんな安値では問屋が卸してくれないということから。
草莽の臣(そうもうのしん)
官職に就かず民間にとどまっている人のこと。また、在野の人のこと。「草莽」は、草が茂っている所から転じて、民間・在野の意。
草履に灸(ぞうりにきゅう)
長居をする客を早く帰らせるためのおまじない。 「草履に灸」ともいう。
草履履き際で仕損じる(ぞうりはきぎわでしそんじる)
最後の最後で失敗をして、それまでの努力を駄目にしてしまうこと。 仕事を終わらせて、帰ろうと草履をはこうとした時に失敗するとの意から。
総領の十五は貧乏の世盛り(そうりょうのじゅうごはびんぼうのよざかり)
長男が一人前になる一歩手前の十五歳の頃が、家計がもっとも苦しい時期だというたとえ。
総領の甚六(そうりょうのじんろく)
長男は甘やかされて大事に育てられるので、おっとりとした世間知らずの者が多いということ。「甚六」は愚か者のこと。
倉廩実ちて礼節を知る(そうりんみちてれいせつをしる)
経済的に安定して初めて礼儀や節度を重んじるゆとりが生まれるというたとえ。「倉廩」は、穀物類を蓄える倉の意。米ぐらが一杯になって初めて礼節をわきまえる心が生まれるということから。
葬礼帰りの医者話(そうれいがえりのいしゃばなし)
言ってもどうにもならない愚痴を言うたとえ。また、手遅れで間に合わないことのたとえ。葬式からの帰り道に、医者のよしあしなどを話すということから。
葬礼九つ酒七つ(そうれいここのつさけななつ)
葬儀は昼の十二時頃、酒宴は午後四時頃に行うのが習わしだということ。
惻隠の情(そくいんのじょう)
かわいそうに思う気持ち。同情する気持ち。「惻隠」は、相手を哀れむこと。
即時一杯の酒(そくじいっぱいのさけ)
死んでから受ける名誉より、今すぐ飲める一杯の酒のほうがありがたいということ。
俗事に入り易い(ぞくじにはいりやすい)
世間の人々に理解され、受け入れられやすいこと。
束脩(そくしゅう)
入門の時、師に贈る謝礼のこと。「脩」は干し肉の意。昔中国で、師に入門するときに束ねた干し肉を持参したことから。
俗に言う(ぞくにいう)
世間で言う。一般に言う。 正式ではないが一般的に言われているとの意味を表す言葉。
底が浅い(そこがあさい)
見た目だけで内容に深みがないこと。 または、器量や能力が大したものではないこと。
底が知れない(そこがしれない)
限度がはかれないほど深いこと。程度が甚だしいこと。
底が割れる(そこがわれる)
隠していた本音や嘘などが見破られること。
底に底あり(そこにそこあり)
底の下にさらに底があるかのように、物事の本当の姿には、表面からわからない複雑な事情が隠されているということ。
そこへ行くと(そこへいくと)
前に述べた事柄と後に続く事柄が対照的であることを表す言葉。その点に関しては。
底もあり蓋もあり(そこもありふたもあり)
器に底と蓋があるように、物事には複雑に入り組んだいろいろな事情があるということ。
底を突く(そこをつく)
貯めていたものが全て無くなること。 または、相場が下げ止まること。底値になること。
底を割る(そこをわる)
隠していた本当の気持ちを打ち明けること。 または、相場が底値と思われていた価格から更に下がること。
俎上に載せる(そじょうにのせる)
ある物事や人物を取り上げて、論じたり批評したりすること。 「俎上」は、まな板の上。 料理するために魚をまな板の上に載せるとの意から。
俎上の魚(そじょうのうお)
他人の意志に完全に委ねられた、選択の余地がない状況に置かれていることのたとえ。 「俎上」は、まな板の上。 まな板の上にのせられた魚との意から。 「俎上の鯉」「俎板の魚」「俎板の鯉」などともいう。
俎上の魚江海に移る(そじょうのうおこうかいにうつる)
危機的な状況から脱して安全な場所に移ること。 まな板の上の魚が川や海に逃げるという意味から。 「俎」はまな板のこと。 「江海」は川や海のこと。
俎上の鯉(そじょうのこい)
他人の意志に完全に委ねられた、選択の余地がない状況に置かれていることのたとえ。 「俎上」は、まな板の上。 まな板の上にのせられた魚との意から。 「俎上の鯉」「俎板の魚」「俎板の鯉」などともいう。
そ知らぬ顔(そしらぬかお)
知らない振りをすること。
謗れば影さす(そしればかげさす)
悪口を言っていると、その噂の当人がひょっこりその場に現れること。
粗相が御意に叶う(そそうがぎょいにかなう)
目上の者には、そそっかしい性格の目下の者がほほえましく見え、そうした者がかえって気に入られるということ。
粗相も時の一興(そそうもときのいっきょう)
失敗も、時によってはその場を和ませるような笑いを誘う一つの面白みであるということ。
ぞっとしない(ぞっとしない)
その物事によい感情をもてないこと。あまり感心しない。
率土の浜(そっとのひん)
陸地の果てのこと。また、国土のこと。
そっと申せばぎゃっと申す(そっともうせばぎゃっともうす)
そっぽを向く(そっぽをむく)
相手を見ずに別の方を見ること。または、相手にしない態度をとること。無視すること。 「横を向く」ともいう。
袖から火事(そでからかじ)
小事が大事を引き起こすことのたとえ。明暦三年(1657)に江戸で発生した大火事は、施餓鬼(せがき)のために焼いた振り袖が、空に舞い上がって引き起こされたため「振り袖火事」と言われたことから。
袖から手を出すも嫌い(そでからてをだすもきらい)
ひどくけちなことのたとえ。 金を出すのはもちろん、袖から手を出すのも嫌いとの意から。
袖すり合うも他生の縁(そですりあうもたしょうのえん)
見知らぬ人と袖が触れ合うようなちょっとしたことも、偶然ではなく前世からの因縁によるものなので、どんな出会いも大切にしなければならないということ。 「他生の縁」は前世からの因縁のこと。 「他生」は「多生」とも書く。 「袖振り合う」は「袖すり合う」「袖触れ合う」ともいう。
袖にする(そでにする)
それまで親しくしていた人を冷たくあしらうこと。
袖の下(そでのした)
賄賂のこと。 人目につかないように、こっそり袖の下から贈るとの意から。
袖の下に回る子は打たれぬ(そでのしたにまわるこはうたれぬ)
叱られて逃げるような子は追いかけてでも打ちたくなるが、叱られてもすがりついてくる子は、かわいくて打てないということ。
袖振り合うも他生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)
見知らぬ人と袖が触れ合うようなちょっとしたことも、偶然ではなく前世からの因縁によるものなので、どんな出会いも大切にしなければならないということ。 「他生の縁」は前世からの因縁のこと。 「他生」は「多生」とも書く。 「袖振り合う」は「袖すり合う」「袖触れ合う」ともいう。
袖触れ合うも他生の縁(そでふれあうもたしょうのえん)
見知らぬ人と袖が触れ合うようなちょっとしたことも、偶然ではなく前世からの因縁によるものなので、どんな出会いも大切にしなければならないということ。 「他生の縁」は前世からの因縁のこと。 「他生」は「多生」とも書く。 「袖振り合う」は「袖すり合う」「袖触れ合う」ともいう。
袖を絞る(そでをしぼる)
ひどく泣くこと。 涙で濡れた袖を絞る、袖が絞れるほど涙を流すとの意から。
袖を連ねる(そでをつらねる)
大勢の人が連れ立っていく。 また、大勢の人が行動を共にする。
袖を通す(そでをとおす)
衣服を着ること。 特に新しい衣服を初めて着ることをいう。
袖を引く(そでをひく)
他の人に気づかれないように誘ったり、注意を与えたりすること。
袖を分かつ(そでをわかつ)
それまで行動を共にしていた人と別れる。親しくしていた人との関係を断つ。 「袂」は、着物の袖の垂れ下がって袋のような形をした部分。 「袖を分かつ」ともいう。
外愛嬌の内そんぶり(そとあいきょうのうちそんぶり)
外では愛嬌を振りまいているが、家では無愛想な人のこと。「そんぶり」は、無愛想の意。
外面がいい(そとづらがいい)
身内以外の人と接する時のほうが態度がよいこと。
外堀を埋める(そとぼりをうめる)
ある目的を達成するために、周りの問題から解決していくことのたとえ。 敵の城を落とすためには、まず外側にある堀を埋めるとの意から。
外孫飼うより犬の子飼え(そとまごかうよりいぬのこかえ)
他家へ嫁いだ娘が生んだ子は、いくらかわいがっても、将来の頼りにはならない。そんな孫をかわいがるより、犬の子をかわいがるほうがましだということ。
備えあれば憂いなし(そなえあればうれいなし)
普段から非常時の準備をしておけば、緊急の事態が起こっても心配する必要がないということ。
備わらんことを一人に求むるなかれ(そなわらんことをいちにんにもとむるなかれ)
万能な人間などいないのだから、一人の人間に完全無欠を要求してはいけないということ。
その一を識りてその二を知らず(そのいちをしりてそのにをしらず)
知識が浅く応用力がないこと。一つのことだけ知って、それ以外のことには知識がない意から。
その国に入ればその俗に従う(そのくににいればそのぞくにしたがう)
その土地に行ったら、その土地の習慣やしきたりに従うべきであるということ。
その子を知らざればその友を視よ(そのこをしらざればそのともをみよ)
その子のことがわからない時は、付き合っている友達を見ればわかるということ。
その罪を憎んでその人を憎まず(そのつみをにくんでそのひとをにくまず)
犯した罪は憎むべきものだが、罪を犯した人を憎んではならないということ。 「その罪を憎んでその人を憎まず」ともいう。
その手は食わない(そのてはくわない)
相手の計略を見抜き、それには引っかからないということ。
その手は桑名の焼き蛤(そのてはくわなのやきはまぐり)
うまいことを言っても、その手には乗らないというたとえ。 「[[その手は食わない*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/7298.php]]」の「食わな」と、焼き蛤で有名な「桑名」を掛けて言った言葉。
その右に出ずる者なし(そのみぎにいずるものなし)
その人に優る者がいないということ。昔、中国では右を上席としたことから。
傍杖を食う(そばづえをくう)
自分と関係のないことで、思いがけない災難を受けること。 喧嘩している近くにいたために、打ち合っている杖で打たれることから。 「側杖を食う」とも書く。
側杖を食う(そばづえをくう)
自分と関係のないことで、思いがけない災難を受けること。 喧嘩している近くにいたために、打ち合っている杖で打たれることから。 「側杖を食う」とも書く。
蕎麦の花も一盛り(そばのはなもひとさかり)
娘はみな年頃になると、女らしい魅力が出て美しく見えるということ。地味で目立たない蕎麦の花も、時期が来れば力一杯咲いて、それなりに美しく見えることから。
素封(そほう)
大金持ちのこと。 「素」はむなしいこと、なにもないこと。 「封」は領土のこと。 位や領土はもたないが、多くの財産を持っていること。 「素封家」ともいう。
素封家(そほうか)
大金持ちのこと。 「素」はむなしいこと、なにもないこと。 「封」は領土のこと。 位や領土はもたないが、多くの財産を持っていること。 「素封家」ともいう。
そもそもから着きにけりまで(そもそもからつきにけりまで)
最初から最後までということ。謡曲などが「そもそもこれは」で始まり、「着きにけり」で終わることが多いことから。
空に三つ廊下(そらにみつろうか)
天気が安定しないことを洒落て言う言葉。 「降ろうか」、「照ろうか」、「曇ろうか」の三つの「ろうか」を「廊下」に掛けた言葉。
空吹く風と聞き流す(そらふくかぜとききながす)
関心を示さずに無視すること。素知らぬ顔をすること。
空を使う(そらをつかう)
知らない振りをすること。とぼけること。または、平気で嘘を言うこと。
反りが合わない(そりがあわない)
性格や考え方などが相手と合わず、うまくいかないこと。 刀の反りが鞘に合わないとの意から。
それ来た(それきた)
待ち構えていたものが来たり、物事が起こったりした時に発する言葉。
それにつけても金の欲しさよ(それにつけてもかねのほしさよ)
とにかく金が欲しいと、ため息まじりに言う言葉。どんな言葉のあとにも、うまくおさまるようにできている句。
それはそれは(それはそれは)
驚きや感動などの気持ちを表す言葉。 または、言葉で表現できないほどに素晴らしいという気持ちを表す言葉。
それ見たことか(それみたことか)
与えた注意や忠告を聞かずに失敗した相手に言う言葉。
揃いも揃って(そろいもそろって)
同じ種類のものが揃っていることを強調して言う言葉。 特に悪い意味で使う言葉。
算盤が合う(そろばんがあう)
計算の結果が正しいこと。計算が合うこと。 または、収支を計算して収入のほうが多いこと。採算がとれること。
算盤高い(そろばんだかい)
なにかを行う際に、損になるか得になるかを考えるさま。
添わぬうちが花(そわぬうちがはな)
結婚して一緒に生活するようになると、お互いの欠点が目立つようになるので、結婚前が一番楽しい時期だということ。
損して得取れ(そんしてとくとれ)
初めは損をしても、それをもとに将来大きな利益を得られるようにせよということ。
損して恥搔く(そんしてはじかく)
損をしたうえにさらに恥までかいて、さんざんな目に遭うことのたとえ。
損せぬ人に儲けなし(そんせぬひとにもうけなし)
ある程度の損をする覚悟がなければ大儲けはできないということ。
損と元値で蔵を建て(そんともとねでくらをたて)
商人は「この売値では損をする」「仕入れ値を割っている」などと言うが、いつのまにか蔵を建てるほどの金持ちになっているということ。
存養(そんよう)
人が生まれた時から持っている善の心を失わないようにしながら育てること。