袖の下に回る子は打たれぬとは
袖の下に回る子は打たれぬ
そでのしたにまわるこはうたれぬ
言葉 | 袖の下に回る子は打たれぬ |
---|---|
読み方 | そでのしたにまわるこはうたれぬ |
意味 | 叱られて逃げるような子は追いかけてでも打ちたくなるが、叱られてもすがりついてくる子は、かわいくて打てないということ。 |
類句 | 尾を振る犬は叩かれず(おをふるいぬはたたかれず) |
杖の下に回る犬は打てぬ(つえのしたにまわるいぬはうてぬ) | |
笑う顔に矢立たず(わらうかおにやたたず) | |
怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず) | |
使用語彙 | 子 |
使用漢字 | 袖 / 下 / 回 / 子 / 打 |
「袖」を含むことわざ
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 三十振袖、四十島田(さんじゅうふりそで、しじゅうしまだ)
- 袖から火事(そでからかじ)
- 袖から手を出すも嫌い(そでからてをだすもきらい)
- 袖すり合うも他生の縁(そですりあうもたしょうのえん)
- 袖にする(そでにする)
- 袖の下(そでのした)
- 袖振り合うも他生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)
- 袖触れ合うも他生の縁(そでふれあうもたしょうのえん)
- 袖を絞る(そでをしぼる)
- 袖を連ねる(そでをつらねる)
- 袖を通す(そでをとおす)
- 袖を引く(そでをひく)
- 袖を分かつ(そでをわかつ)
- 長袖よく舞い、多銭よく商う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくあきなう)
- 長袖よく舞い、多銭よく賈う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくかう)
- 無い袖は振れない(ないそではふれない)
- 無い袖は振れぬ(ないそではふれぬ)
- 夏の小袖(なつのこそで)
- 貰う物は夏も小袖(もらうものはなつもこそで)
- 破れても小袖(やぶれてもこそで)
- 領袖(りょうしゅう)
「下」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 足下を固める(あしもとをかためる)
- 足下を見る(あしもとをみる)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭を下げる(あたまをさげる)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- いつも柳の下に泥鰌はいない(いつもやなぎのしたにどじょうはいない)
- 上を下へ(うえをしたへ)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 男を下げる(おとこをさげる)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 嬶天下にからっ風(かかあでんかにからっかぜ)
- 頭を下ろす(かしらをおろす)
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
「回」を含むことわざ
- 急がば回れ(いそがばまわれ)
- 浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
- 受けに回る(うけにまわる)
- 裏に回る(うらにまわる)
- 裏へ回る(うらへまわる)
- 大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)
- お鉢が回る(おはちがまわる)
- 回瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 回禄の災い(かいろくのわざわい)
- 陰に回る(かげにまわる)
- 陰へ回る(かげへまわる)
- 風の吹き回し(かぜのふきまわし)
- 金は世界の回り物(かねはせかいのまわりもの)
- 金は天下の回り持ち(かねはてんかのまわりもち)
- 金は天下の回り物(かねはてんかのまわりもの)
- 金回りがいい(かねまわりがいい)
- 金を回す(かねをまわす)
- 気が回る(きがまわる)
- 気を回す(きをまわす)
- 金銀は回り持ち(きんぎんはまわりもち)
- 口が回る(くちがまわる)
- 首が回らない(くびがまわらない)
- 米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る(こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる)
- 後手に回る(ごてにまわる)
- 三遍回って煙草にしょ(さんべんまわってたばこにしょ)
- 舌が回る(したがまわる)
- ずきが回る(ずきがまわる)
- 立ち回りを演じる(たちまわりをえんじる)
- 知恵が回る(ちえがまわる)
「子」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の腕を捩じる(あかごのうでをねじる)
- 赤子の手をねじる(あかごのてをねじる)
- 赤子の手を捩じるよう(あかごのてをねじるよう)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子の手を捻るよう(あかごのてをひねるよう)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 熱火子にかく(あつびこにかく)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 晏子の御(あんしのぎょ)
- 案じるより団子汁(あんじるよりだんごじる)
- いい子になる(いいこになる)
- 家貧しくして孝子顕る(いえまずしくしてこうしあらわる)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- いとしい子には旅をさせよ(いとしいこにはたびをさせよ)
- 馬は飼い殺せ、子供は教え殺せ(うまはかいころせ、こどもはおしえころせ)
- 瓜の蔓に茄子は生らぬ(うりのつるになすびはならぬ)
- 生んだ子より抱いた子(うんだこよりだいたこ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ(えどっこはよいごしのぜにはつかわぬ)
- 烏帽子を着せる(えぼしをきせる)
- 縁の切れ目は子で繋ぐ(えんのきれめはこでつなぐ)
- 老いては子に従え(おいてはこにしたがえ)
「打」を含むことわざ
- 相槌を打つ(あいづちをうつ)
- 頭打ちになる(あたまうちになる)
- 一席打つ(いっせきぶつ)
- 打たねば鳴らぬ(うたねばならぬ)
- 打たれても親の杖(うたれてもおやのつえ)
- 打って一丸となる(うっていちがんとなる)
- 打って出る(うってでる)
- 打つも撫でるも親の恩(うつもなでるもおやのおん)
- 打てば響く(うてばひびく)
- 追い打ちを掛ける(おいうちをかける)
- 尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
- 楔を打ち込む(くさびをうちこむ)
- 草を打って蛇を驚かす(くさをうってへびをおどろかす)
- 心を打つ(こころをうつ)
- 碁打ち親の死に目に会わぬ(ごうちおやのしにめにあわぬ)
- 碁打ちに時なし(ごうちにときなし)
- 竿竹で星を打つ(さおだけでほしをうつ)
- 差し出る杭は打たれる(さしでるくいはうたれる)
- 屍に鞭打つ(しかばねにむちうつ)
- 死屍に鞭打つ(ししにむちうつ)
- 死者に鞭打つ(ししゃにむちうつ)
- 舌鼓を打つ(したつづみをうつ)
- 舌鼓を打つ(したづつみをうつ)
- 芝居を打つ(しばいをうつ)
- 終止符を打つ(しゅうしふをうつ)
- 先手を打つ(せんてをうつ)
- 太刀打ちができない(たちうちができない)
- 太刀打ちできない(たちうちできない)
- 地を打つ槌(ちをうつつち)