雨垂れ石を穿つとは
雨垂れ石を穿つ
あまだれいしをうがつ

言葉 | 雨垂れ石を穿つ |
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読み方 | あまだれいしをうがつ |
意味 | 小さな努力も根気強く続けていけば、いつかは成功することのたとえ。
わずかな雨垂れでも長い年月、同じ所に落ち続ければ、石に穴をあけることができるとの意から。 「点滴石を穿つ」ともいう。 |
異形 | 点滴、石を穿つ(てんてき、いしをうがつ) |
類句 | 思う念力、岩をも徹す(おもうねんりき、いわをもとおす) |
一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず) | |
念力岩をも徹す(ねんりきいわをもとおす) | |
一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす) | |
石に立つ矢(いしにたつや) | |
精神一到、何事か成らざらん(せいしんいっとう、なにごとかならざらん) | |
蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく) | |
為せば成る(なせばなる) | |
意志のある所には道がある(いしのあるところにはみちがある) |
使用されている漢字
「雨」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 朝雨と女の腕捲り(あさあめとおんなのうでまくり)
- 朝雨に傘いらず(あさあめにかさいらず)
- 朝虹は雨夕虹は晴れ(あさにじはあめゆうにじははれ)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 雨夜の月(あまよのつき)
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
- 雨が降ろうが槍が降ろうが(あめがふろうがやりがふろうが)
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- 雨は花の父母(あめははなのふぼ)
- 雨晴れて笠を忘れる(あめはれてかさをわすれる)
- 雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
- 雨後の筍(うごのたけのこ)
- 風に櫛り雨に沐う(かぜにくしけずりあめにかみあらう)
- 干天の慈雨(かんてんのじう)
- 蛟竜、雲雨を得(こうりょう、うんうをう)
- 山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
- 四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうで止まぬ(しじゅうすぎてのどうらくとななつさがってふるあめはやみそうでやまぬ)
- 頼む木陰に雨が漏る(たのむこかげにあめがもる)
- 血の雨が降る(ちのあめがふる)
- 血の雨を降らす(ちのあめをふらす)
- 月に雨笠日笠なし(つきにあまがさひがさなし)
- 手を翻せば雲となり、手を覆せば雨となる(てをひるがえせばくもとなり、てをくつがえせばあめとなる)
- 七つ下がりの雨と四十過ぎての道楽はやまぬ(ななつさがりのあめとしじゅうすぎてのどうらくはやまぬ)
- 旱に雨(ひでりにあめ)
- 遣らずの雨(やらずのあめ)
- 夜上がり天気雨近し(よあがりてんきあめちかし)
「垂」を含むことわざ
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる)
- 垂涎(すいぜん)
- 垂涎(すいぜん)
- 垂涎の的(すいぜんのまと)
- 名を竹帛に垂る(なをちくはくにたる)
- 範を垂れる(はんをたれる)
- 横板に雨垂れ(よこいたにあまだれ)
- 涎を垂らす(よだれをたらす)
「石」を含むことわざ
- 朝寝八石の損(あさねはちこくのそん)
- 石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 石に齧りついても(いしにかじりついても)
- 石に裃(いしにかみしも)
- 石に灸(いしにきゅう)
- 石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす)
- 石に立つ矢(いしにたつや)
- 石に花咲く(いしにはなさく)
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 一石を投じる(いっせきをとうじる)
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
- 木仏、金仏、石仏(きぶつ、かなぶつ、いしぼとけ)
- 金石の交わり(きんせきのまじわり)
- 転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)
- 蒟蒻で石垣を築く(こんにゃくでいしがきをきずく)
- 升を以て石を量る(しょうをもってこくをはかる)
- 磁石に針(じしゃくにはり)
- 捨て石になる(すていしになる)
- 千石取れば万石羨む(せんごくとればまんごくうらやむ)
- 千石万石も米五合(せんごくまんごくもこめごごう)
「穿」を含むことわざ
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 渇に臨みて井を穿つ(かつにのぞみていをうがつ)
- 微に入り細を穿つ(びにいりさいをうがつ)
「点」を含むことわざ
- 一点張り(いってんばり)
- おっと合点承知之助(おっとがってんしょうちのすけ)
- 合点が行く(がてんがいく)
- 画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
- 紅一点(こういってん)
- 甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
- 焦点を合わせる(しょうてんをあわせる)
- 焦点を絞る(しょうてんをしぼる)
- 重点を置く(じゅうてんをおく)
- 爪に火を点す(つめにひをともす)
- 点数を稼ぐ(てんすうをかせぐ)
- 点を打つ(てんをうつ)
- 早合点の早忘れ(はやがてんのはやわすれ)
- 万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)
- 百も承知、二百も合点(ひゃくもしょうち、にひゃくもがてん)
- 目が点になる(めがてんになる)