蟻の思いも天に届くとは
蟻の思いも天に届く
ありのおもいもてんにとどく
言葉 | 蟻の思いも天に届く |
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読み方 | ありのおもいもてんにとどく |
意味 | 弱小な者でも懸命に努力すれば、希望を叶えることができるというたとえ。
蟻のように小さなものでも、一心に努力すれば願いは天に達するとの意から。 「蟻の思いも天に昇る」ともいう。 |
異形 | 蟻の思いも天に昇る(ありのおもいもてんにのぼる) |
類句 | 思う念力、岩をも徹す(おもうねんりき、いわをもとおす) |
一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず) | |
念力岩をも徹す(ねんりきいわをもとおす) | |
一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす) | |
石に立つ矢(いしにたつや) | |
精神一到、何事か成らざらん(せいしんいっとう、なにごとかならざらん) | |
雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ) | |
点滴、石を穿つ | |
為せば成る(なせばなる) | |
意志のある所には道がある(いしのあるところにはみちがある) | |
使用語彙 | 届く |
使用漢字 | 蟻 / 思 / 天 / 届 / 昇 |
「蟻」を含むことわざ
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 蟻の熊野参り(ありのくまのまいり)
- 蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)
- 千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰いゆ(せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ)
- 千里の堤も蟻の穴から(せんりのつつみもありのあなから)
「思」を含むことわざ
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 明るけりゃ月夜だと思う(あかるけりゃつきよだとおもう)
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
- あるは厭なり思うは成らず(あるはいやなりおもうはならず)
- 鮑の貝の片思い(あわびのかいのかたおもい)
- 鮑の片思い(あわびのかたおもい)
「天」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 天の邪鬼(あまのじゃく)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- 意気天を衝く(いきてんをつく)
- 韋駄天走り(いだてんばしり)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
「届」を含むことわざ
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 痒い所に手が届く(かゆいところにてがとどく)
- 手が届く(てがとどく)
- 目が届く(めがとどく)