「め」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
絞込み検索
ことわざ一覧
明暗を分ける(めいあんをわける)
あることがきっかけとなり、勝ち負けや幸不幸などが区別されること。
命運が尽きる(めいうんがつきる)
運に見放されて、これ以上存続するための手段がなくなること。
迷宮入り(めいきゅういり)
事件などが未解決のまま捜査が打ち切られること。
明鏡も裏を照らさず(めいきょうもうらをてらさず)
どんな賢人でも目が届かないことがあるというたとえ。 曇りのない鏡でも、ものの裏までは映さないことから。
名所に見所なし(めいしょにみどころなし)
一般に名所といわれている所も、案外見るものが少なくつまらない所が多い。名は必ずしも実を伴わないということ。
名人は人を謗らず(めいじんはひとをそしらず)
名人は人の欠点を悪く言うようなことはしないということ。
命旦夕に迫る(めいたんせきにせまる)
死期が間近に迫っている様子。 「旦夕」は朝晩のこと。 命の終わりがこの朝か晩かというほどに迫っているとの意から。
冥土にも知る人(めいどにもしるひと)
地獄のようなひどい所でも知り合いはできるものだということ。また、遠くの知らない土地に行っても知人に巡りあえるものだということ。 「冥土にも知る人」ともいう。
冥土の道には王なし(めいどのみちにはおうなし)
現世での身分の上下、貧富の差は、死ねばいっさい無くなるということ。また、死は誰にも等しく訪れるということ。「冥土」は「冥途」とも書き、死者の霊魂が行くという世界のこと。
命は天に在り(めいはてんにあり)
運命は天が定めることで、人間の力ではどうすることも出来ないということ。
名馬に癖あり(めいばにくせあり)
名馬と言われる馬は、どこかしら扱いにくい癖を持っている。人間も優れた才能の持ち主には、強い個性があるということ。
名物に旨い物なし(めいぶつにうまいものなし)
名物と言われている物には、案外旨い物がない。名と実は必ずしも一致しないということ。
命脈を保つ(めいみゃくをたもつ)
何とか命が繋がること。 「命脈を繋ぐ」ともいう。
命脈を繋ぐ(めいみゃくをつなぐ)
何とか命が繋がること。 「命脈を繋ぐ」ともいう。
牝牛に腹突かれる(めうしにはらつかれる)
油断していた相手に不意打ちされ、ひどい目に遭うたとえ。 雄牛に比べておとなしい牝牛に、突然腹を突かれることから。
メートルを上げる(めーとるをあげる)
酒に酔った勢いで、威勢のいいことを得意げに言うこと。 「メートル」は、計測器のこと。計測器の針が上がるとの意から。
目がある(めがある)
物事を判断したり性質を見抜いたりする能力が優れていること。
目がいい(めがいい)
物事を判断したり性質を見抜いたりする能力が優れていること。
目が利く(めがきく)
物事を判断したり性質を見抜いたりする能力が優れていること。
目が眩む(めがくらむ)
めまいがすること。また、とても忙しいこと。
目が肥える(めがこえる)
すぐれた物を数多く見ることで、物の価値を判断する能力が高まること。
目が冴える(めがさえる)
興奮状態になって、寝ようとしても寝れないこと。
目が覚める(めがさめる)
あることがきっかけとなり、本来の正しい自分の姿に戻ること。 「目を覚ます」ともいう。
目が覚めるような(めがさめるような)
眠けがさめるほど、鮮やかで際立って美しいさま。
目頭が熱くなる(めがしらがあつくなる)
あることに感動して、涙が溢れ出しそうになること。 「目頭を熱くする」ともいう。
目頭を熱くする(めがしらをあつくする)
あることに感動して、涙が溢れ出しそうになること。 「目頭を熱くする」ともいう。
目頭を押さえる(めがしらをおさえる)
指やハンカチなどで目頭を優しく押さえて、涙が落ちてこないようにすること。
目が据わる(めがすわる)
怒ったり酒に酔ったりして、一点を見つめた目が少しも動かなくなる様子。
目が高い(めがたかい)
人や物事を判断したり性質を見抜いたりする能力が優れていること。
目が出る(めがでる)
値段が驚くほど高い様子。また、激しく叱られる様子。[[目が飛び出る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/6930.php]]に同じ。 また、物事が思い通りになること。運が向いてくること。[[いい目が出る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4948.php]]に同じ。
目が点になる(めがてんになる)
驚いて呆気にとられる様子。 漫画で、驚きの表情を描く際に目を点にして表現したことから。
目が届く(めがとどく)
細かいところまで注意が行き届くこと。
目が飛び出る(めがとびでる)
値段が驚くほど高い様子。 また、激しく叱られる様子。 「目玉が飛び出る」「目の玉が飛び出る」ともいう。
目が留まる(めがとまる)
ある物事や人物に特に興味を持って注意深く見ること。
目角を立てる(めかどをたてる)
目尻を吊り上げて、鋭くじっと睨むこと。 「目角を立てる」ともいう。
眼鏡が狂う(めがねがくるう)
ある物事や人物に対する判断をまちがえること。見損なうこと。
目が離せない(めがはなせない)
心配で見続けていないと安心できない。見守る必要がある。 また、魅力的で、ずっと見ていたくなる。
目が光る(めがひかる)
監視が厳しいこと。
目が回る(めがまわる)
めまいがすること。また、とても忙しいこと。
目から鱗(めからうろこ)
何かのきっかけで急に物事の実態がはっきりわかるようになるたとえ。 『新約聖書−』使徒行伝・九章の「直ちに彼の目より鱗のごときもの落ちて見ることを得」による。
目から鱗が落ちる(めからうろこがおちる)
何かのきっかけで急に物事の実態がはっきりわかるようになるたとえ。 『新約聖書−』使徒行伝・九章の「直ちに彼の目より鱗のごときもの落ちて見ることを得」による。
目から入って耳から抜ける(めからはいってみみからぬける)
見ただけで何も覚えず、理解していないことのたとえ。
目から鼻へ抜ける(めからはなへぬける)
非常に頭の回転が速く、利口で賢いさまのたとえ。また物事の判断がすばやく抜け目がないさまをいう。
目から火が出る(めからひがでる)
頭部や顔面を強く打ちつけたときに感じる、一瞬だけくらくらとする感覚のたとえ。
目くじらを立てる(めくじらをたてる)
目をつり上げて、あらさがしをすること。他人の些細な欠点を探して、ことさらに責めること。 「目くじら」は目尻のこと。
目薬を尻へさす(めぐすりをしりへさす)
はなはだしい見当違いのたとえ。努力しても無駄なことのたとえ。 膝に目薬をさしても効果がないことから。 「尻に目薬」「目薬を尻へさす」「疝気さ目薬」ともいう。
目糞、鼻糞を笑う(めくそ、はなくそをわらう)
自分の欠点に気付かず、他人の欠点をあざ笑うたとえ。 目糞が鼻糞のことを汚いと笑うとの意から。 「鼻糞が目糞を笑う」ともいう。
盲蛇に怖じず(めくらへびにおじず)
知識や知恵のない者は、平気で後先のことを考えずに行動してしまうことのたとえ。 盲人は、蛇がいても見えていないので全く怖がらないとの意から。
目先が変わる(めさきがかわる)
今までとは違う印象を与えるために、趣向を変えること。
目先が利く(めさきがきく)
先の事を見通して、適切な判断や行動ができること。 「目先」は「目前」とも書く。
目前が利く(めさきがきく)
先の事を見通して、適切な判断や行動ができること。 「目先」は「目前」とも書く。
目先を変える(めさきをかえる)
今までとは違う印象を与えるために、趣向を変えること。
飯粒で鯛を釣る(めしつぶでたいをつる)
わずかな元手や労力で大きな利益を得るたとえ。 略して「[[海老鯛(えびたい)*https://kokugo.jitenon.jp/word/p56920]]」ともいう。 また、「蝦蛄(しゃこ)で鯛を釣る」「雑魚(ざこ)で鯛を釣る」「飯粒(めしつぶ)で鯛を釣る」「麦飯(むぎめし・むぎいい)で鯉を釣る」「鼻糞で鯛を釣る」などともいう。
目じゃない(めじゃない)
問題として取り上げる必要のないこと。 また、実力などが自分よりも下で、相手にならないこと。
目尻を下げる(めじりをさげる)
女性に見とれたりして、表情や態度に緊張感がなくなる様子。
目白押し(めじろおし)
たくさんの人や物が込み合って並ぶこと。鳥の目白が仲間と枝にとまるとき、押し合うように並ぶ習性があることから。
メスを入れる(めすをいれる)
ある問題を根本的に解決するために、大胆な手段をとること。 医者がメスを用いて病気の元となっている部分を取り除くことから。
目千両(めせんりょう)
千両の値打ちがあるほど魅力的な目。
目高も魚のうち(めだかもととのうち)
とるに足りないようなものでも仲間には違いがないというたとえ。目高のように小さな魚でも、魚の仲間に違いはないということから。
目玉が飛び出る(めだまがとびでる)
値段が驚くほど高い様子。 また、激しく叱られる様子。 「目玉が飛び出る」「目の玉が飛び出る」ともいう。
滅相もない(めっそうもない)
とんでもない。あるべきことではない。
目で殺す(めでころす)
色っぽい目つきで相手を魅き付け、夢中にさせるようす。「殺す」は悩殺するという意。
目で見て口で言え(めでみてくちでいえ)
何事も自分の目で確認してから口にせよということ。見てもいないことをとやかく言ってはいけないという戒めのことば。
目で目は見えぬ(めでめはみえぬ)
自分の欠点には気づきにくいということのたとえ。 自分で自分の目を直接見る事はできないことから。
目で物を言う(めでものをいう)
言葉にすることなく、目配せなどをして相手に気持ちを伝えること。
目処が付く(めどがつく)
実現・解決の予測が付くこと。見通しが立つこと。
目と鼻の先(めとはなのさき)
距離が非常に近いこと。目と鼻の間。
目に余る(めにあまる)
程度があまりにもひどく、見過ごせない状態にあること。 また、数が多く、一目で見渡すことができないこと。
目に一丁字なし(めにいっていじなし)
まったく字が読めないこと。 「一丁字」は一つの文字のこと。 「丁」は个(か)の誤用で、「个」は人やものなどを数える語。 「一丁字を知(識)らず」ともいう。
目に浮かぶ(めにうかぶ)
姿や光景を、実際にその場で見ているかのように感じること。
目に映る(めにうつる)
見えること。また、なんらかの思いを抱くこと。
目に角を立てる(めにかどをたてる)
目尻を吊り上げて、鋭くじっと睨むこと。 「目角を立てる」ともいう。
目に障る(めにさわる)
それを見ることで、不快な気持ちになること。 また、視界の邪魔になること。
目に染みる(めにしみる)
色彩や情景があざやかで、心に強く残るさま。 「染みる」は「沁みる」とも書く。
目にする(めにする)
見ること。特に、たまたま見ること。
目に立つ(めにたつ)
他のものとはっきりとした違いがあって際立ってみえること。目立つこと。
目に付く(めにつく)
目立って見える。際立って見える。
目には青葉、山時鳥、初鰹(めにはあおば、やまほととぎす、はつがつお)
初夏のさわやかな風物を並べたことば。江戸時代の俳人山口素堂の句。
目に入る(めにはいる)
自然と目に入ってくること。視野に入ること。
目には目を歯には歯を(めにはめをはにははを)
やられたのと同じ方法で、同じ量の報復をするたとえ。
目に触れる(めにふれる)
視界に入ること。見えること。
目に見えて(めにみえて)
変化がはっきりとわかること。
目にも留まらぬ(めにもとまらぬ)
動作がすばやいさま。
目に物言わす(めにものいわす)
言葉にすることなく、目配せなどをして相手に気持ちを伝えること。
目に物見せる(めにものみせる)
憎らしい相手をひどい目にあわせて、思い知らせること。
目に焼き付く(めにやきつく)
目立って見える。際立って見える。
目のあるだけ不覚(めのあるだけふかく)
自分が犯した失敗には言い訳は通用せず、不注意や落ち度があったことを認めないわけにはいかないということ。 目があるにもかかわらず、見えなかったと言いのがれすることはできないとの意から。
目の上の瘤(めのうえのこぶ)
何かと目障りで自分の活動の邪魔になるひと。
目の敵(めのかたき)
何かにつけて目障りで、敵意を抱き憎く思う相手のこと。
目の敵にする(めのかたきにする)
許せない相手として、見るたびに強い不快感を抱くこと。 なにかにつけて敵視すること。
目の皮がたるむ(めのかわがたるむ)
今にも眠りそうになる様子。
目の正月(めのしょうがつ)
珍しいものや貴重なもの、非常に美しいものを見て楽しむこと。
目の玉が飛び出る(めのためがとびでる)
値段が驚くほど高い様子。 また、激しく叱られる様子。 「目玉が飛び出る」「目の玉が飛び出る」ともいう。
目の付け所(めのつけどころ)
特に注目すべき点のこと。
目の毒(めのどく)
それを目にすると害になるもの。 または、目にするとほしくなるもの。
目の前が暗くなる(めのまえがくらくなる)
がっかりして、将来に対する希望を失う様子。 「目の前が真っ暗になる」ともいう。
目の前が真っ暗になる(めのまえがまっくらになる)
がっかりして、将来に対する希望を失う様子。 「目の前が真っ暗になる」ともいう。
目の寄る所へは玉も寄る(めのよるところへはたまもよる)
同類が自然に寄り集まることのたとえ。 目が一方へ動けば、それにつれて瞳も動くとの意から。
目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう)
目の表情だけでも、口で話すのと同じくらい、相手に気持ちを伝えることができるということ。
目は毫毛を見るも睫を見ず(めはごうもうをみるもまつげをみず)
人の欠点は細かい点までわかるが、自分のことはなかなか気がつかないというたとえ。 「毫毛」は細かい毛。 目は細かい毛さえも見ることができるのに、自分の睫(まつげ)は見ることができないとの意から。
目は心の鏡(めはこころのかがみ)
目を見れば、その人の心の正邪がわかるということ。 目はその人の心を映し出す鏡との意から。
目端が利く(めはしがきく)
その場の状況に応じたとっさの行動ができること。
目星が付く(めぼしがつく)
大体の目当てを付けること。
目星を付ける(めぼしをつける)
大体の目当てを付けること。
目も当てられない(めもあてられない)
状態があまりにもひどく、まともに見ていることができないさま。
目元千両、口元万両(めもとせんりょう、くちもとまんりょう)
目元は千両、口元は万両に値するほど魅力的であるという、美人を形容する言葉。
目病み女に風邪引き男(めやみおんなにかぜひきおとこ)
眼病で目がうるんだ女と、風邪をひいている男は色っぽく見えるということ。
目を欺く(めをあざむく)
表面を取り繕ったり偽ったりして、相手をだますこと。
目を疑う(めをうたがう)
実際に目にしても、その物事を信じることができない様子。
目を奪う(めをうばう)
素晴らしさや珍しさなどによって、見ずにはいられないような状態になること。
目を覆う(めをおおう)
直視することを避け、目をふさぐこと。
目を落とす(めをおとす)
視線を下のほうに向けること。
目を掛ける(めをかける)
ある人を特別にかわいがったり面倒をみたりすること。
目を掠める(めをかすめる)
人の目の隙を狙って悪事をはたらくこと。
目を配る(めをくばる)
見落としのないように、全体を注意深くみること。
目を凝らす(めをこらす)
じっと見つめること。凝視すること。
目を覚ます(めをさます)
あることがきっかけとなり、本来の正しい自分の姿に戻ること。 「目を覚ます」ともいう。
目を皿にする(めをさらにする)
ある出来事に驚いて、目をおおきく見開くこと。
目を三角にする(めをさんかくにする)
怒って、目尻の吊り上がったこわい目付きをすること。
目を白黒させる(めをしろくろさせる)
苦しんだり驚いたりして目玉をはげしく動かすこと。 また、ある出来事にひどく驚き慌てること。
目を据える(めをすえる)
じっと一点をみつめること。
目を注ぐ(めをそそぐ)
注意して見ること。また、注目すること。
目を背ける(めをそむける)
それを見ていられずに、視線を別の方向にむけること。
目を逸らす(めをそらす)
それを見ていられずに、視線を別の方向にむけること。
目を付ける(めをつける)
特に関心をむけて注目すること。 「付ける」は「着ける」とも書く。
目を着ける(めをつける)
特に関心をむけて注目すること。 「付ける」は「着ける」とも書く。
目を瞑る(めをつぶる)
非難したり責めたりせず、見て見ぬふりをすること。
芽を摘む(めをつむ)
ものごとが成長や発展する前に、その進行をとめたり、取り除いたりすること。
目を吊り上げる(めをつりあげる)
たかく目尻を上げること。怒った顔つきのたとえ。
目を通す(めをとおす)
文章などを一通りみること。大まかに読むこと。
目を盗む(めをぬすむ)
人に見られないように、こっそり何かを行うこと。
目を離す(めをはなす)
油断して視線を他のものに移すこと。
目を引く(めをひく)
他人の注意をむけさせる。
目を開く(めをひらく)
新たに知識を得るなどして、新しい可能性を見つけ出すこと。
目を塞ぐ(めをふさぐ)
非難したり責めたりせず、見て見ぬふりをすること。
目を伏せる(めをふせる)
視線を下のほうに向けること。
目を丸くする(めをまるくする)
ある出来事に驚いて、目をおおきく見開くこと。
目を回す(めをまわす)
気を失うこと。 また、あまりの忙しさに慌てふためくこと。
目を見張る(めをみはる)
目をおおきく見開くこと。感動したり、驚いたりする様子のたとえ。
目を剝く(めをむく)
驚きや怒りなどにより、目をおおきく見開くこと。
目を向ける(めをむける)
その方向を見ること。また、注意や関心をむけること。
目を遣る(めをやる)
その方向を見ること。視線を向けること。
面が割れる(めんがわれる)
顔や名前、身元などが明らかになること。
面子が立つ(めんつがたつ)
体裁が保たれること。
面倒を見る(めんどうをみる)
人の世話などをすること。
雌鳥うたえば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
夫よりも妻の勢力が強い家は、家庭内がうまくいかずにやがて破滅するということ。 雄鶏よりも先に雌鳥が時を告げることは、不吉な兆しであるとの言い伝えから。
雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
妻が権威を振るうような家は、平和な家庭関係が保てずに崩壊してしまうというたとえ。 雌鶏が雄鶏よりも先に鳴いて朝の時を告げるのは不吉な兆しとされていたことから。
雌鶏歌えば家亡ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
妻が権威を振るうような家は、平和な家庭関係が保てずに崩壊してしまうというたとえ。 雌鶏が雄鶏よりも先に鳴いて朝の時を告げるのは不吉な兆しとされていたことから。
雌鳥につつかれて時をうたう(めんどりにつつかれてときをうたう)
夫が妻のいいなりになることのたとえ。 雄鶏が雌鳥につつかれて時を告げるとの意から。
雌鶏の晨する(めんどりのあしたする)
女性が権勢を振るうことのたとえ。 「牝鶏」はめんどり、「晨す」は夜明けを告げること。 雄が知らせるべき夜明けをめんどりが鳴いて知らせるとの意から。 昔は国や家庭を滅ぼす前兆とされていた。 「雌鶏の晨する」ともいう。
面皮を欠く(めんぴをかく)
名誉をひどく傷付けられること。世間からの評判を落とすこと。
面皮を剝ぐ(めんぴをはぐ)
図々しい人の正体をあばいて恥をかかせること。 「面皮(めんぴ)を剝ぐ」ともいう。
面目が立つ(めんぼくがたつ)
体裁が保たれて、人前で恥ずかしいおもいをせずに済むこと。 「面目」は「めんもく」とも読む。
面目が潰れる(めんぼくがつぶれる)
その人の名誉がひどく傷つくこと。
面目丸潰れ(めんぼくまるつぶれ)
名誉や体面などがひどく傷付けられるさま。
面目を一新する(めんぼくをいっしんする)
今までの様子を改めること。
面目を失う(めんぼくをうしなう)
名誉をひどく傷付けられること。世間からの評判を落とすこと。
面目を潰す(めんぼくをつぶす)
名誉をひどく傷付けられること。世間からの評判を落とすこと。
面目を施す(めんぼくをほどこす)
素晴らしいことをして、世間からの評判を高めること。
面面の楊貴妃(めんめんのようきひ)
人は自分の妻や恋人を楊貴妃のように美しいと思っているということ。 人それぞれ好みがあり、好きになると欠点も目につかず楊貴妃のような美人に見えるとの意から。 「面面」は、おのおのの意。 「面面楊貴妃」ともいう。
面面楊貴妃(めんめんようきひ)
人は自分の妻や恋人を楊貴妃のように美しいと思っているということ。 人それぞれ好みがあり、好きになると欠点も目につかず楊貴妃のような美人に見えるとの意から。 「面面」は、おのおのの意。 「面面楊貴妃」ともいう。
面目が立つ(めんもくがたつ)
体裁が保たれて、人前で恥ずかしいおもいをせずに済むこと。 「面目」は「めんもく」とも読む。