目は毫毛を見るも睫を見ずとは
目は毫毛を見るも睫を見ず
めはごうもうをみるもまつげをみず
言葉 | 目は毫毛を見るも睫を見ず |
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読み方 | めはごうもうをみるもまつげをみず |
意味 | 人の欠点は細かい点までわかるが、自分のことはなかなか気がつかないというたとえ。
「毫毛」は細かい毛。 目は細かい毛さえも見ることができるのに、自分の睫(まつげ)は見ることができないとの意から。 |
出典 | 『史記』 |
場面用途 | 目 |
類句 | 目で目は見えぬ(めでめはみえぬ) |
使用語彙 | 睫 |
使用漢字 | 目 / 毫 / 毛 / 見 / 睫 |
「目」を含むことわざ
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 朝題目に夕念仏(あさだいもくにゆうねんぶつ)
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 網の目を潜る(あみのめをくぐる)
- いい目が出る(いいめがでる)
「毫」を含むことわざ
- 秋毫(しゅうごう)
- 目は毫毛を見るも睫を見ず(めはごうもうをみるもまつげをみず)
「毛」を含むことわざ
- 命は鴻毛より軽し(いのちはこうもうよりかろし)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)
- 女の髪の毛には大象も繋がる(おんなのかみのけにはたいぞうもつながる)
- 髪の毛を逆立てる(かみのけをさかだてる)
- 九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
- 毛色の変わった(けいろのかわった)
- 結構毛だらけ(けっこうけだらけ)
- 結構毛だらけ猫灰だらけ(けっこうけだらけねこはいだらけ)
- 結構毛だらけ灰だらけ(けっこうけだらけはいだらけ)
「見」を含むことわざ
- 相手見てからの喧嘩声(あいてみてからのけんかごえ)
- 青菜は男に見せな(あおなはおとこにみせな)
- 青菜は男に見せるな(あおなはおとこにみせるな)
- 足下を見る(あしもとをみる)
- 足元を見る(あしもとをみる)
- 後先見ず(あとさきみず)
- 穴の開くほど見る(あなのあくほどみる)
- 甘く見る(あまくみる)
- いい目を見る(いいめをみる)
- 戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
「睫」を含むことわざ
- 近くて見えぬは睫(ちかくてみえぬはまつげ)
- 秘事は睫(ひじはまつげ)
- 目は毫毛を見るも睫を見ず(めはごうもうをみるもまつげをみず)
- 目睫の間(もくしょうのかん)