「ろ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「ろ」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
労多くして功少なし(ろうおおくしてこうすくなし)
かけた手間の重さに、こちらへ戻る中身が届かない。動いた分だけ前へ進むとは限らないことをいう。
老化は足から(ろうかはあしから)
老化現象は、足の痛みやもつれなど、足に関する症状から現れるということ。
弄瓦(ろうが)
女の子が授かったことを言祝ぐ言い方。糸を撚る道具を枕辺に置いて、手先の利く子に育つよう祈った昔の習わしから出た。
老驥櫪に伏すとも志千里に在り(ろうきれきにふすともこころざしせんりにあり)
脚の速い馬は歳を重ねて厩の横木につながれても、なお遠くまで駆ける日を思っている。体が衰えたからといって、胸の内の望みまで縮むことはない。
老牛犢を舐るの愛(ろうぎゅうとくをねぶるのあい)
わが子に目がなく、際限なく甘やかす態度。牛が生まれた仔を舌で撫でるさまに寄せた語で、自分の子煩悩を謙遜して口にする場合もある。 子の楊修を曹操に殺された楊彪が、痩せたわけを問われて、老いた牛が仔を舐めるような情がどうにも捨てられないのだと答えた。
老骨に鞭打つ(ろうこつにむちうつ)
歳を重ねて利かなくなった体に、あえて負荷をかけて働くこと。人に言うより、自分の骨折りを控えめに言い表すのに使う。
老妻は紙に画きて棊局を為る(ろうさいはかみにえがきてききょくをつくる)
連れ添った妻が、紙に升目を引いて碁の盤の代わりにする。手元が乏しくとも、あるもので工夫しながら日々を楽しむ暮らしをいう。
老醜を晒す(ろうしゅうをさらす)
年老いて醜くなった姿や頑なな考え方などを人に示して恥をかくこと。 自身を謙遜していう言葉。
弄璋(ろうしょう)
男の子が授かったことを言祝ぐ言い方。玉で作った器を握らせ、位を得る身に育つようにと親が念じたことに拠る。
狼藉(ろうぜき)
物が手当たり次第に置かれ、まとまりを失った有り様。そこから、人の手に負えない荒っぽい振る舞いのこともいう。
蠟燭は身を減らして人を照らす(ろうそくはみをへらしてひとをてらす)
わが身を削って、その分だけ周りを明るくすること。細っていくのは自分のほうで、明かりに与るのはいつも別の誰かである。
壟断(ろうだん)
うまみのある商いや権利を、ひとりで丸ごと抱え込むこと。 「壟断」はもともと、切り立って高くなった丘のこと。ある男がその高みに登って市の売り買いを見渡し、もうけの出る取引を先回りして押さえたので、人々はこれをいやしんだという。
籠鳥雲を恋う(ろうちょうくもをこう)
拘束された者が自由な境遇をうらやむことのたとえ。また、故郷を恋しく思うことのたとえ。 籠の鳥が空の雲を恋しく思うことから。 「籠の鳥、雲を慕う」ともいう。
老婆心(ろうばしん)
必要をこえて世話を焼いたり、あれこれ気に病んだりすること。多くは、人に忠告するときの前置きに使われ、出過ぎた口であることをことわる言い方になる。 もとは禅の言葉で、年老いた女性が孫を思うように、師が弟子へ念入りに教え説くことをいった。それが転じて、行き届きすぎた親切のほうを指すようになった。「老婆心切」ともいう。
老馬の智(ろうばのち)
年を重ねた者の知恵は、道に迷ったときの頼りになるということ。 「智」は知恵のこと。 斉の桓公が遠征の帰り道を見失ったとき、管仲が「老いた馬の知恵を借りましょう」と進言し、放った老馬のあとを追っていくと、やがて元の道へ出られたという。 同じ故事を和文でいったのが「老いたる馬は道を忘れず」。
老兵は死なず、消え去るのみ(ろうへいはしなず、きえさるのみ)
役目の終わった者は、表舞台から去るということ。敗戦後、占領司令官だったダグラス・マッカーサーが離日の際に言った言葉。
隴を得て蜀を望む(ろうをえてしょくをのぞむ)
手に入れた端から、その先が欲しくなる。 二つの地を続けて攻めた将の言葉に由来し、みずからの底のなさを嘆いた言い回しでもある。 「望蜀の嘆」ともいう。
労を多とする(ろうをたとする)
相手が払った骨折りを値打ちのあるものと認め、礼を述べること。「多とする」は、十分であるとして認める意。
艪櫂の立たぬ海もなし(ろかいのたたぬうみもなし)
舟を進める道具がまるで通じない海など、どこにもない。 手詰まりに見えるところにも抜け道は残っていると、相手の肩を叩くときの言い方。
魯魚の誤り(ろぎょのあやまり)
書き写しのときに、形の似た字を取り違えてしまう誤り。 古くから、書き写しを重ねるうちに「魚」が「魯」に化けるといわれてきたことによる。「魯魚亥豕の誤り」「魯魚帝虎の誤り」のように、まぎらわしい字を並べた言い方がほかにもある。
六十の手習い(ろくじゅうのてならい)
年をとってから学問や稽古事を始めること。 「八十の手習い」ともいう。
碌でなしが人の陰言(ろくでなしがひとのかげごと)
役に立たない者が他人の悪口を言うこと。
禄を盗む(ろくをぬすむ)
能力や功績に見合わない高い給料をもらうこと。また、それを非難する言葉。
禄を食む(ろくをはむ)
給料をもらって生計を立てること。
廬山の真面目(ろざんのしんめんもく)
規模が大きく入り組んでいて、そのものの正体をとらえきれないこと。また、内側にいるかぎり輪郭はぼやけたままで、いったん離れた所に身を移してこそ本当の姿が見えてくるということ。廬山は立つ場所ごとに違う山容を見せ、山中にいる者にはその全容が知れないことから。
盧生の夢(ろせいのゆめ)
人生の栄枯盛衰のはかなさのたとえ。 昔、中国の邯鄲(かんたん)で盧生という青年が、道士から枕を借りて眠った。夢の中で、出世して財力や権力を手に入れるという長い人生の経験をしたが、目覚めてみると炊きかけの粥がまだ煮えきらない短い時間であったという故事から。 「邯鄲の枕」「一炊の夢」「盧生の夢」「黄粱の夢」「黄粱の一炊」「黄粱一炊の夢」など多くの呼び方がある。
路頭に迷う(ろとうにまよう)
収入源や住居などを失って困り果てること。
路傍の人(ろぼうのひと)
特に関わりのない人。 同じ道を通っているだけの人という意味から。
露命を繋ぐ(ろめいをつなぐ)
かろうじて生活しているたとえ。「露命」は露のようにはかない命の意。
艪も櫂も立たぬ(ろもかいもたたぬ)
手の打ちようがすっかりなくなり、その場から動けなくなること。 艪も櫂も用をなさなくなり、水の上で身動きが取れなくなるとの意から。
