「れ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 35 件
「れ」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
例外のない規則はない(れいがいのないきそくはない)
どこまで細かく作った決まりでも、そこからはみ出す事柄が必ず出てくる。取りこぼしのない条文は書けない。 西洋の法諺 There is no general rule without some exception. を訳した言い方。
礼楽刑政その極は一なり(れいがくけいせいそのきょくはいつなり)
作法も調べも罰の定めも采配も、置かれている理由は同じ一点にある。手立ての見た目は別々でも、行き着く先で一つに重なる。
礼儀も事による(れいぎもことによる)
礼儀作法を守ってさえいればいいというものではなく、事と場合によっては、礼儀が二の次になることもあるということ。
霊験あらたか(れいげんあらたか)
拝んだ相手からの返りが目に見えて分かるさま。願いを掛けた側が、確かに届いたと受け取れるほど応じてくる。
冷水を浴びせる(れいすいをあびせる)
意気込んでいる人に元気を無くすような言動をすること。
例ならず(れいならず)
常の姿と違っているさま。とくに体の調子が平生のようでないことを、遠回しに告げるのに使う。
礼に始まり、乱に終わる(れいにはじまり、らんにおわる)
酒宴は始まりこそ礼儀正しくとも、宴の終わるころには礼儀も何もなく乱れるものだということ。
例に洩れず(れいにもれず)
そこだけが別扱いになることはなく、以前と同じ筋道をたどること。決まった傾向のとおりに収まっている。
例によって例の如し(れいによってれいのごとし)
今度もまた前と寸分違わない運びになった、と言うときの言い回し。期待した目新しさが何一つ無かったという気分がこもる。
礼は急げ(れいはいそげ)
出来るだけ早くお礼をしたほうが、感謝の気持ちが相手によく伝わるということ。
礼は往来を尚ぶ(れいはおうらいをとうとぶ)
受け取ったものには、こちらからも差し出す。片側からばかり寄せられて、返す手が動かないままでは、間柄が痩せていく。
礼は宜しきに随うべし、令は俗に従うべし(れいはよろしきにしたがうべし、れいはぞくにしたがうべし)
決まった形式がある礼儀も、時に応じて変えてもよい。また、法令はその土地の風俗に合うように定めるのがよいということ。
礼も過ぎれば無礼になる(れいもすぎればぶれいになる)
作法を重ねすぎると、受ける側はかしこまらされて居心地を悪くする。敬うつもりの振る舞いが、逆に相手を遠ざけてしまう。
礼煩わしければ則ち乱る(れいわずらわしければすなわちみだる)
作法を細かく積み上げすぎると、誰も守りきれなくなって形のほうが崩れる。決まりごとは手の届く範囲に収まっていてこそ生きる。
礼を失する(れいをしっする)
礼儀を欠いた態度をとること。
蠡を以て海を測る(れいをもってうみをはかる)
ひさご一杯ぶんの器を持ち出して、海の水がどれほどあるかを言い当てようとする。手にした物差しでは、量ろうとするものに丈がまるで足りない。端から届くはずのない企てへの当てこすりにも用いる。 「蠡」は、ひさごを割って作った小さなすくい物。
歴史は繰り返す(れきしはくりかえす)
人の世に起きることは、形を変えながら似た筋書きをなぞる。前の代で見たのと同じ過ちが、時を隔ててまた立ち現れる。
烈火の如く(れっかのごとく)
火の勢いさながらに、抑えの利かない怒りを表に出すさま。声も顔つきも一変して、そばの者が近寄れない荒れ方をいう。
烈士は名に徇う(れっしはなにしたがう)
志を曲げない人間が惜しまないのは、財でも地位でもなく名のほうである。世間がどう呼ぶかに己の値打ちを賭け、そのためなら生き延びる道を選ばない。 欲の深い者は財のため、権を握る者は権のため、庶民は明日の糧のために身を削ると並べたうえで置かれた一句。
レッテルを貼る(れってるをはる)
ある物事や人に対して、一方的、または、断定的に評価を下すこと。 「レッテル」はオランダ語で、名称や品質などを書き記して商品に張る紙のこと。
烈風枯葉を掃う(れっぷうこようをはらう)
鍛え上げられた側と、寄せ集めのままの側とがぶつかったとき、決着は当たる前についている。手向かう構えを整える間もなく散らされてしまうほど、地力の開きが大きい。 木枯らしが地に落ちた葉を一息でさらってゆく、その一方的な速さから。
列に入る(れつにはいる)
地位や資格などを得て、同じ立場として仲間に加わること。
連歌と盗人は夜がよい(れんがとぬすびとはよるがよい)
句を継ぐ座は、あたりが鎮まってからのほうが冴える。人けの絶えた刻限に本領を出すという点では、夜な夜な忍び込む手合いと変わらない。
連木で門掃く(れんぎでかどはく)
前触れもなく客が来て、間に合わせの物まで持ち出して取り繕うありさま。落ち着いて支度をする間がないまま、できるかぎりの体裁を整えようとする。
連木で重箱を洗う(れんぎでじゅうばこをあらう)
四隅までは道具が届かず、洗い残しが出る。 どうしても粗くなる、詰めきれない仕事。
連木で腹を切る(れんぎではらをきる)
刃を持たない棒を突き立てても、腹は切れない。 手段の選び方からして見当が外れている。 「連木」も同じ棒の呼び名。
蓮華の水に在るが如し(れんげのみずにあるがごとし)
濁った水にじかに根を下ろしながら、その濁りは花のところまで上がってこない。俗世のただ中に身を置き、そこから離れずにいて、なお自分の色を移されない人のありようをいう。 菩薩の姿をこの花に重ねて説いたところから。
輦轂の下(れんこくのもと)
帝の車が行き交う所、すなわち都のこと。政の中心が置かれた土地を、その乗り物の名を借りて呼んだもの。
連山の眉(れんざんのまゆ)
連なる山のように、横に長く引いた美しい眉のこと。
連枝(れんし)
同じ根から分かれ出た枝どうしのように、生まれを同じくする者。身分の高い家の兄弟をさしていう。
