擂り粉木で重箱洗うとは
擂り粉木で重箱洗う
すりこぎでじゅうばこあらう
言葉 | 擂り粉木で重箱洗う |
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読み方 | すりこぎでじゅうばこあらう |
意味 | 行き届かないことのたとえ。大雑把なことをするたとえ。
「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 先の丸い棒で四角い重箱を洗おうとしても、隅まで洗えないことから。 「連木で重箱を洗う」ともいう。 |
異形 | 連木で重箱を洗う(れんぎでじゅうばこをあらう) |
使用語彙 | 擂り粉木 / 重箱 / 洗う |
使用漢字 | 擂 / 粉 / 木 / 重 / 箱 / 洗 / 連 |
「擂」を含むことわざ
- 足を擂り粉木にする(あしをすりこぎにする)
- 胡麻を擂る(ごまをする)
- 擂り粉木で芋を盛る(すりこぎでいもをもる)
- 擂り粉木で腹を切る(すりこぎではらをきる)
- 擂り粉木棒の年寄り(すりこぎぼうのとしより)
- 女房は貸すとも擂り粉木は貸すな(にょうぼうはかすともすりこぎはかすな)
- 味噌を擂る(みそをする)
「粉」を含むことわざ
- 足を擂り粉木にする(あしをすりこぎにする)
- 一升の餅に五升の取り粉(いっしょうのもちにごしょうのとりこ)
- 擂り粉木で芋を盛る(すりこぎでいもをもる)
- 擂り粉木で腹を切る(すりこぎではらをきる)
- 擂り粉木棒の年寄り(すりこぎぼうのとしより)
- 女房は貸すとも擂り粉木は貸すな(にょうぼうはかすともすりこぎはかすな)
- 降りかかる火の粉は払わねばならぬ(ふりかかるひのこははらわねばならぬ)
- 身を粉にする(みをこにする)
「木」を含むことわざ
- 足を擂り粉木にする(あしをすりこぎにする)
- 諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 一木いずくんぞ能く大廈を支えん(いちぼくいずくんぞよくたいかをささえん)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 移木の信(いぼくのしん)
- 植木屋の庭できが多い(うえきやのにわできがおおい)
- 植木屋の庭で気が多い(うえきやのにわできがおおい)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
「重」を含むことわざ
- 足が重い(あしがおもい)
- おじを見ると荷が重い(おじをみるとにがおもい)
- 重きを置く(おもきをおく)
- 重きを成す(おもきをなす)
- 重荷に小づけ(おもににこづけ)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
- 紙一重(かみひとえ)
- 紙一重の差(かみひとえのさ)
- 軽い返事に重い尻(かるいへんじにおもいしり)
「箱」を含むことわざ
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- お払い箱になる(おはらいばこになる)
- 玩具箱を引っ繰り返したよう(おもちゃばこをひっくりかえしたよう)
- 小楊枝で重箱の隅をほじくる(こようじでじゅうばこのすみをほじくる)
- 重箱の隅は杓子で払え(じゅうばこのすみはしゃくしではらえ)
- 重箱の隅を突っつく(じゅうばこのすみをつっつく)
- 重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
- 箱根からこっちに野暮と化け物はなし(はこねからこっちにやぼとばけものはなし)
- 箱根知らずの江戸話(はこねしらずのえどばなし)
「洗」を含むことわざ
- 足を洗う(あしをあらう)
- 洗い髪にはおじ坊主が惚れる(あらいがみにはおじぼうずがほれる)
- 命の洗濯(いのちのせんたく)
- 芋を洗うよう(いもをあらうよう)
- 潁水に耳を洗う(えいすいにみみをあらう)
- 鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)
- 借り着より洗い着(かりぎよりあらいぎ)
- 心が洗われる(こころがあらわれる)
- 七十五日は金の手洗い(しちじゅうごにちはかねのてあらい)