「重」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「重」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
足が重い(あしがおもい)
行かなければいけないと思いながらも、気がすすまずに行く気にならないようす。
浮世の苦楽は壁一重(うきよのくらくはかべひとえ)
苦しい暮らしと安楽な暮らしとを分けているのは、仕切り一枚ほどの薄い境にすぎない。人の境涯はたやすく裏返るのだから、嘆くにも浮かれるにも先走らぬがよい。
おじを見ると荷が重い(おじをみるとにがおもい)
助けてくれそうな人を見たとたん、力が抜けて依頼心をおこし意気地がなくなることのたとえ。自分で荷物を運んでいる時、伯父(叔父)を見たとたんに荷物が重く感じられるということから。
重きを置く(おもきをおく)
あるものを大切だと考え、そこに力を入れること。 「ウエートを置く」「重点を置く」ともいう。
重きを成す(おもきをなす)
価値あるものとして重んじられること。 また、重要な地位や役職を占めること。
重荷に小づけ(おもににこづけ)
すでに背負いきれないところへ、もうひとつ乗せられる。抱えている苦労の上に、また別の苦労が重なる。 「小づけ」は、積み荷の天に載せる小さな荷。
重荷を下ろす(おもにをおろす)
担ってきた務めを終えて、心にゆとりが戻ること。 また、気がかりが消えて心が安らぐこと。 「重荷」は務めにかぎらず、抱えこんだ気がかりも指す。
鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
権威ある人の実力や能力を疑うたとえ。「鼎」は古代中国で使われた金属性の器のことで、祭器として用いられたことから、王位の象徴となった。楚の荘王が周を軽んじ、周王室の九鼎の大小や軽重を問うたという故事から。
紙一重の差(かみひとえのさ)
差が極めてわずかなこと。 単に「紙一重」ともいう。
軽い返事に重い尻(かるいへんじにおもいしり)
簡単に引き受けて、なかなか実行しないことのたとえ。 返事はすぐにしても、なかなか尻を上げないとの意から。
皮一重(かわひとえ)
器量の良し悪しなど、表の一皮を取り去ってしまえば残らないということ。 転じて、ほんの少しの違いにもいう。
気が重い(きがおもい)
心に負担を感じて気持ちが沈むさま。 「心が重い」ともいう。
義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し(ぎはたいざんよりおもく、いのちはこうもうよりかるし)
守るべき筋の重さの前には、一身の生き死になど後回しになる。 同じ死でも、その場面によって値打ちがまるで違うとする。
口が重い(くちがおもい)
言葉数が少なく、積極的には人と喋らないようす。
口は重宝(くちはちょうほう)
口は便利なもので、口先だけならなんとでも言えるということ。
五重の塔も下から組む(ごじゅうのとうもしたからくむ)
物事はすべて順序よく進めていってこそ、成功するというたとえ。
死は或は泰山より重く、或は鴻毛より軽し(しはあるいはたいざんよりおもく、あるいはこうもうよりかろし)
人の死には、山のように重いものと、羽毛のように軽いものとがある。何のために命を投げ出すのかによって、その重みは大きく隔たるということ。 「泰山」は中国山東省にそびえる名山、「鴻毛」はおおとりの羽毛。重さの両極を持ち出して言い分けたものである。
尻が重い(しりがおもい)
面倒に思って行動に移せないこと。または、動作が鈍いこと。 「腰が重い」ともいう。
地獄は壁一重(じごくはかべひとえ)
人間は一歩誤ると、罪を犯してしまいがちだということ。 地獄は壁を一枚隔てたすぐ隣にあるとの意から。
重箱の隅は杓子で払え(じゅうばこのすみはしゃくしではらえ)
些細な事に必要以上に干渉せずに大目に見るべきということのたとえ。重箱の隅を杓子で払うと隅に残るということから。
重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
どうでもいいようなつまらない所まで取り上げて、口うるさく言うことのたとえ。 「楊枝で重箱の隅をほじくる」「楊枝で重箱の隅をつつく」「小楊枝で重箱の隅をほじくる」「重箱の隅を突っつく」などともいう。
末重き物は必ず折る(すえおもきものはかならずおる)
下の者の勢力が強くなると、上の者は必ず倒されてしまうということ。 枝葉が茂り重くなると、強い幹も折れてしまうとの意から。
擂り粉木で重箱洗う(すりこぎでじゅうばこあらう)
四隅までは道具が届かず、洗い残しが出る。 どうしても粗くなる、詰めきれない仕事。
盛年重ねて来らず(せいねんかさねてきたらず)
人の盛りは一生に一度きりで、二度目はめぐって来ない。一日に朝が二度来ないのと同じである。 だからこそ、いまのうちに励めということ。原詩はこのあと「歳月人を待たず」と結ばれている。
千鈞の重み(せんきんのおもみ)
非常に重いこと。または、非常に価値があること。 「鈞」は重さを表す単位。
然諾を重んずる(ぜんだくをおもんずる)
いったん引き受けた以上は、約束を守って必ず実行するということ。「然諾」は、よしと承諾すること。
誰でも自分の荷が一番重いと思う(だれでもじぶんのにがいちばんおもいとおもう)
自分のしていることが一番大変だと思いがちで、他人のしていることは楽に見えるが、実際にやってみると簡単ではないということ。
知恵と力は重荷にならぬ(ちえとちからはおもににならぬ)
知恵と力はありすぎても重荷にならず、たくさんあるほうがいいということ。
罪の疑わしきは軽くし、功の疑わしきは重くす(つみのうたがわしきはかるくし、こうのうたがわしきはおもくす)
罪状が疑わしいときはなるべく罪を軽く、功績の疑わしいときはできるだけ手厚く賞するのがよいということ。 「罪の疑わしきは軽くせよ、功の疑わしきは重くせよ」ともいう。
七重の膝を八重に折る(ななえのひざをやえにおる)
この上ないほど丁寧な態度で、頼みごとをしたり詫びたりする様子。 実際には二重にしか折れない膝を、七重にも八重にも折りたいほどの気持ちだということ。
