「す」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
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ことわざ一覧
- 粋が川へはまる(すいがかわへはまる)- 手慣れた人や専門家でも、気の緩みなどによって失敗することがあるというたとえ。 
- 水火の争い(すいかのあらそい)- 水と火のように正反対の性質を持っていたり相容れない立場にあったりして、仲の悪い者同士の争いをたとえた言葉。 
- 西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ(すいかはつちでつくれかぼちゃはてでつくれ)- 西瓜を作るときは肥料と土壌が大事で、南瓜を作るときは念入りに手入れすることが大事ということ。作物の上手な作り方をいった言葉。 
- 粋が身を食う(すいがみをくう)- 遊びの道に通じた粋人は、遊興の道にふけって最後は身を滅ぼしてしまうということ。 
- 水火も辞せず(すいかもじせず)- 水に溺れ火に焼かれるような苦しみや危険があろうと、恐れずに事をやり抜くたとえ。 
- 水火を踏む(すいかをふむ)
- 水魚の交わり(すいぎょのまじわり)- とても仲がよく、離れがたい交際や友情のこと。 その関係を魚と水にたとえた言葉。 三国時代、蜀の劉備が仲の良かった孔明を軍師に迎えたときに、古参の武将は不満をもらしたが、魚に水が必要なように私には孔明が必要だと言ったという故事から。 
- 推敲(すいこう)- 唐の詩人、賈島(かとう)が自作の「僧は推す月下の門」という句の「推す」を「敲(たた)く」に改めるかどうか迷ったという故事から。 
- 彗星の如く(すいせいのごとく)- 何の前触れもなく、いきなり現れて注目を集めること。 
- 垂涎(すいぜん)- 食べ物を食べたくてよだれを垂らすこと。 
- 垂涎(すいぜん)- 非常に強く欲する。 
- 垂涎の的(すいぜんのまと)- 皆が羨ましがり、何としてでも手に入れたいと思う物のこと。 思わず涎(よだれ)を垂らすほど食べたい物という意味から。 
- 好いた事はせぬが損(すいたことはせぬがそん)- 好きな事をしないのは損だということ。やりたい事があれば後悔しないようすぐにやったほうがよいということ。 
- 好いた水仙好かれた柳(すいたすいせんすかれたやなぎ)- お互いに好き合った男女を水仙と柳になぞらえたもの。 
- 好いた同士は泣いても連れる(すいたどうしはないてもつれる)- お互いに好き合った男女は、辛さに泣きながらでも離れず連れ添うものだということ。 
- 好いたほど飽いた(すいたほどあいた)- 初めはとても好きでたまらなかったが、その分だけ早く飽いて嫌になるということ。 
- 水中に火を求む(すいちゅうにひをもとむ)- いくら求めても得ることができないこと。 
- 水道の水で産湯を使う(すいどうのみずでうぶゆをつかう)- 江戸っ子が江戸生まれであることを自慢していうことば。江戸には金と労力をかけて作った神田上水と玉川上水があり、この水道水の産湯を使ったということから。 
- 随徳寺をきめる(ずいとくじをきめる)- 後先かまわずに一目散に逃げ出すこと。 「ずいと出て行く」をしゃれで寺の名に見立てたもの。 また、「一目散」を山号になぞらえて「一目山随徳寺」ともいう。 
- 推挽(すいばん)- その人がその地位や役目などに相応しいとして薦めること。推薦。推挙。「推」は推す、「輓」は引くことで車を押したり引いたりする意から。 
- 水泡に帰す(すいほうにきす)- 水の泡がはかなく消えるように、努力したことがまったく無駄に終わることのたとえ。 
- 水泡に帰する(すいほうにきする)- 水の泡がはかなく消えるように、努力したことがまったく無駄に終わることのたとえ。 
- 酸いも甘いも噛み分ける(すいもあまいもかみわける)- 経験が豊かで、世間の事情も人の心の繊細さも知り尽くしていること。 酸っぱい物と甘い物を区別して味わい、いい点と悪い点をよく知っているとの意から。 「酸いも甘いも知っている」「酸いも甘いも知り抜く」ともいう。 
- 酸いも甘いも知っている(すいもあまいもしっている)- 経験が豊かで、世間の事情も人の心の繊細さも知り尽くしていること。 酸っぱい物と甘い物を区別して味わい、いい点と悪い点をよく知っているとの意から。 「酸いも甘いも知っている」「酸いも甘いも知り抜く」ともいう。 
- 酸いも甘いも知り抜く(すいもあまいもしりぬく)- 経験が豊かで、世間の事情も人の心の繊細さも知り尽くしていること。 酸っぱい物と甘い物を区別して味わい、いい点と悪い点をよく知っているとの意から。 「酸いも甘いも知っている」「酸いも甘いも知り抜く」ともいう。 
- 粋を利かす(すいをきかす)- 人間関係をうまく取り計らうこと。特に男女関係についていう。 
- 数を頼む(すうをたのむ)- 人数が多いことをたよりにすること。 「かず」は「すう」とも読む。 
- 末四十より今の三十(すえしじゅうよりいまのさんじゅう)- 将来多く得ることができるよりも、たとえ少なくても今すぐ確実に得たほうがよいということ。 「四十」を「始終」に掛けた言葉。 
- 末始終より今の三十(すえしじゅうよりいまのさんじゅう)- 将来多く得ることができるよりも、たとえ少なくても今すぐ確実に得たほうがよいということ。 「四十」を「始終」に掛けた言葉。 
- 据え膳食わぬは男の恥(すえぜんくわぬはおとこのはじ)- 女のほうから誘っているのに、それに応じないのは男の恥だということ。「据え膳」は、目の前に用意された食膳のこと。俗に女性からの誘いのこと。 
- 末大なれば必ず折る(すえだいなればかならずおる)- 下の者の勢力が強くなると、上の者は必ず倒されてしまうということ。 松葉が茂り重くなると、強い幹も折れてしまうとの意から。 
- 末の露、本の雫(すえのつゆ、もとのしずく)- 人間の命には多少の長い短いの差はあるが、いつかは必ず死が訪れるということ。 人の命のはかなさをいう言葉。 葉末の露も、根元から落ちる雫も、早い遅いはあっても、やがてどちらも消えてしまうとの意から。 
- 素顔を見せる(すがおをみせる)- 飾り立てていない本当の姿を見せること。 
- 頭が高い(ずがたかい)- 上の立場の人に無礼な態度をとること。 礼をする時の頭の下げ方が足りないという意味から。 
- 姿は俗性を現す(すがたはぞくしょうをあらわす)
- 姿は作り物(すがたはつくりもの)- 人の容姿は、化粧や衣服でどのようにでも作ることができるということ。 
- 好かぬは得せぬの唐名(すかぬはえせぬのからな)
- すかを食う(すかをくう)- 期待した通りにならないこと。当てが外れること。 「すか」は「肩透かし」という意味。 
- ずきが回る(ずきがまわる)- 逃げた犯人などが手配されること。手が回ること。 「ずき」は盗賊などが使う隠語で、刑事のこと。 
- 好きこそ物の上手なれ(すきこそもののじょうずなれ)- 好きであることは、上手になるための大切な条件であるということ。 
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)- 物事の度が過ぎると、足りないのと同じくらい良くないので、何事もほどほどが最良だということ。 
- 好きな事には騙され易い(すきなことにはだまされやすい)- 好きなことは冷静な判断が出来にくく、深入りしやすいから、人の企みに陥りやすいということ。 
- 好きな物に祟りなし(すきなものにたたりなし)- 好きな食べ物は、少しくらい食べ過ぎてもからだに害はないということ。 「好きな物に祟りなし」ともいう。 
- 空き腹にまずい物なし(すきばらにまずいものなし)- 空腹の時は、どんな食べ物でもおいしく感じるということ。 「ひもじい時にまずい物なし」「ひだるい時にまずい物なし」ともいう。 
- 透き間風は冷たい(すきまかぜはつめたい)- 義理の仲が、なんとなくしっくりいかないことのたとえ。 または、友人や男女の間で感情の隔たりができると、まったくの他人どうしではないだけに、余計に冷たさが身にしみるというたとえ。 
- 勝れて良き物は勝れて悪し(すぐれてよきものはすぐれてあし)- 特にすぐれているということは、悪い面も持ち合わせているから、何事も普通がいいということ。 
- 凄みを利かせる(すごみをきかせる)- 相手を脅すような言動をすること。 
- 杜撰(ずさん)- 仕事のやり方や物事の内容が、いいかげんで誤りが多いこと。また、詩や文章の典拠が不確かなさま。 
 「杜」は中国宋の詩人、杜黙のこと。「撰」は詩文を作ること。
 杜黙の詩が詩の決まりにほとんど合っていなかったということから。
- 筋がいい(すじがいい)- 今は未熟だが将来大成する見込みがあること。素質があること。 
- 筋が立つ(すじがたつ)- 言動などが道理に適っていて、最初から最後まで一貫していること。 
- 筋が違う(すじがちがう)- 道理に適わない言動をすること。 
- 筋金入り(すじがねいり)- 体や思想などが鍛えられていて、簡単に妥協したりしないこと。 「筋金」は補強するための細長い金属。 
- 筋を通す(すじをとおす)- 物事を行う時に道理に適うようにすること。 
- 涼しい顔(すずしいかお)- 自分が関係しているのに、まるで他人事のように知らん顔をしている様子。 
- 進むを知りて退くを知らず(すすむをしりてしりぞくをしらず)- 前進することだけを考えて、時と場合によっては退くことも必要だということを知らないこと。 
- 雀、海に入って蛤となる(すずめ、うみにいってはまぐりとなる)- 思いがけない変化があることのたとえ。晩秋の海辺で騒ぐ雀が蛤になるという中国の古い俗信から。 
- 雀の千声鶴の一声(すずめのせんこえつるのひとこえ)- つまらない者がいろいろ言うよりも、すぐれた者の一声のほうが勝っているというたとえ。「鶴の一声」だけでも使われる。 
- 雀の涙(すずめのなみだ)- ごく僅かなもののたとえ。雀が流す少量の涙の意で、多くは金銭について言われる。 
- 雀の糠喜び(すずめのぬかよろこび)- 喜んだ後に当てがはずれることのたとえ。 雀が籾(もみ)を見つけて喜んだ後、米は無く糠のみだと分かりがっかりすることから。 
- 雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)- 小さい頃に身についた習慣は、年をとっても改まりにくいというたとえ。 雀は死ぬまで、踊るように飛び跳ねるて歩くとの意から。 
- 鈴を転がすよう(すずをころがすよう)- 高く澄んだ美しい声の形容。 多く女性の声について用いる。 
- 鈴を転がすような(すずをころがすような)- 高く澄んだ美しい声の形容。 多く女性の声について用いる。 
- 鈴を張ったよう(すずをはったよう)- 大きく美しい女性の目を言い表す言葉。 
- スタートを切る(すたーとをきる)- 走り始めること。出発すること。 または、新たに物事を始めること。 
- 頭痛の種(ずつうのたね)- 苦労や悩みなどの原因となるもの。 
- 擦った揉んだ(すったもんだ)- 話し合いなどで意見がまとまらずに揉めること。 
- 酸っぱい葡萄(すっぱいぶどう)- 負け惜しみのたとえ。腹を空かせた狐が、木に実った葡萄を取ろうとするが、どうしても取れず「どうせあの葡萄は酸っぱい」と言ったというイソップ物語から。 
- すっぱ抜く(すっぱぬく)- 他人の秘密や悪事などを明るみに出すこと。 
 「素破(すっぱ)」は、忍びの者のことで、その活動や不意に刀を抜いたりしたことに由来する。
- 捨て石になる(すていしになる)- 大きな目的を達成するために犠牲になるたとえ。「捨て石」は、囲碁で、作戦上相手に取らせるように打つ石のこと。 
- 捨て子は世に出る(すてごはよにでる)- 捨て子は出世するということ。親に見捨てられるような人間は逆境にも負けず、たくましく育ち、かえって世に出るものであるということ。 
- 捨てたものではない(すてたものではない)- 一見役に立たないように見えても、まだ見込みがあること。 
- 酢でも蒟蒻でも(すでもこんにゃくでも)- どうにもこうにも手におえないことのたとえ。 
- 捨て物は拾い物(すてものはひろいもの)- 捨てられた物は、拾った者の得だということ。 
- 捨てる神あれば助ける神あり(すてるかみあればたすけるかみあり)- 人から見捨てられることもあれば、親切に助けてくれる人もいる。たとえ不運なことがあっても、くよくよするなということ。 「捨てる神あれば助ける神あり」ともいう。 
- 捨てる神あれば拾う神あり(すてるかみあればひろうかみあり)- 人から見捨てられることもあれば、親切に助けてくれる人もいる。たとえ不運なことがあっても、くよくよするなということ。 「捨てる神あれば助ける神あり」ともいう。 
- 砂を嚙むよう(すなをかむよう)- 味わいや面白味などが少しも感じられないことのたとえ。 
- 図に当たる(ずにあたる)- 物事が予測や計画の通りに進むこと。 
- 図に乗る(ずにのる)- 狙い通りになって得意になること。つけあがること。 
- 図抜ける(ずぬける)- 他のものよりも際立ってすぐれていること。並外れる。ずば抜ける。 
- 脛一本、腕一本(すねいっぽん、うでいっぽん)- 地位、名誉、財産などもなく、自分のほかには頼るものがないことのたとえ。 
- 脛に疵持つ(すねにきずもつ)- やましいことや人に知られたくない前歴があることのたとえ。 他人の目につきにくい脛に傷があるとの意から。 
- 脛に疵持てば笹原走る(すねにきずもてばささはらはしる)- 自分の身にやましいところのある者は、落ち着いて生活することができないということ。 脛に傷のある者は笹が傷にふれると痛いので笹原を走り抜ける、または後ろめたいことがある者は笹の葉のそよぐ音にもおびえて走り出すとの意から。 
- 酢の蒟蒻の(すのこんにゃくの)- あれやこれやと文句を言うこと。 「四の五の」をもじったとされる言葉。 
- ずば抜ける(ずばぬける)- 普通のものよりも際立ってすぐれていること。 
- 滑ったの転んだの(すべったのころんだの)- くだらないことであれこれと騒ぎ立てること。 
- すべての道はローマに通ず(すべてのみちはろーまにつうず)- どんな方法をとっても同じ目的に達するというたとえ。また、すべてのことは一つの真理から発しているというたとえ。 ローマ帝国の全盛時代、世界各地からの道がローマに通じていたことから。 17世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌが「寓話」の中で用いた言葉。 
- 滑り道とお経は早い方がよい(すべりみちとおきょうははやいほうがよい)- 滑りやすい道は人より先を歩く方が歩きやすく、退屈なお経は早く終わる方がありがたいということ。 「滑り道と観音経は早い方がよい」ともいう。 
- 滑り道と観音経は早い方がよい(すべりみちとかんのんきょうははやいほうがよい)- 滑りやすい道は人より先を歩く方が歩きやすく、退屈なお経は早く終わる方がありがたいということ。 「滑り道と観音経は早い方がよい」ともいう。 
- 図星を指す(ずぼしをさす)- 相手が隠していることや弱点などを推測して当てること。 「図星」は弓道の的の中心の点のこと。転じて、核心となる部分や急所などのたとえ。 
- スポットライトを浴びる(すぽっとらいとをあびる)- 世間から広く注目されること。 「脚光」は舞台で役者の足もとを照らす光(フットライト)のこと。 「スポットライトを浴びる」ともいう。 
- スポットを当てる(すぽっとをあてる)- その物事に特に注目して取り上げること。 「スポット」は「スポットライト」を略したもの。 
- すまじきものは宮仕え(すまじきものはみやづかえ)- 他人に仕えることは気苦労が絶えないから、できればやらないほうがいいということ。「宮仕え」は本来、宮中や貴人の邸宅に仕えること。現代では、会社や組織などに勤めることをいう。 
- 隅から隅まで(すみからすみまで)- ある範囲に含まれる全てのものに及んでいる様子。 一方の端からもう一方の端まで全てとの意から。 
- 角水を突く(すみずをつく)- 細かく調べること。 または、些細なことを取り上げて責め立てること。 「角水」は大工道具の一つで、水平の度合いを測る道具。 角水を用いて正確に測るとの意から。 
- 墨と雪(すみとゆき)- 真っ白な雪と真っ黒な墨のように、正反対のものやはっきりと違うもののたとえ。 「墨と雪」ともいう。 
- 隅に置けない(すみにおけない)- 思いのほか才能や知識があって油断できないようす。 
- 墨は餓鬼に磨らせ筆は鬼にとらせよ(すみはがきにすらせふではおににとらせよ)- 墨を磨るときは飢えて力のない餓鬼のように力を入れず、筆を使って書くときには鬼のように力を込めるのがよいということ。 
- 住むばかりの名所(すむばかりのめいしょ)- 名所に住んでいると、他人にはよさそうに見えるが、ただ名所に住んでいるだけのことで、必ずしも住みやすいとは言えないということ。 
- 住めば都(すめばみやこ)- どんな所でも住み慣れると、住みよく思われてくるというたとえ。 
- 相撲に勝って勝負に負ける(すもうにかってしょうぶにまける)- 内容や経過は良いにもかかわらず、結果的に失敗してしまうことのたとえ。 相撲の内容では優勢だったのに、ちょっとしたはずみで負けてしまうとの意から。 
- 相撲にならない(すもうにならない)- 能力に違いがありすぎて、勝負にならないこと。 
- 相撲に負けて妻の面張る(すもうにまけてつまのつらはる)- 外でうまくいかないことがあった男が、家で妻に八つ当たりすること。また、弱い者が自分よりさらに弱い者をいじめること。 相撲に負けて帰った男が、腹いせに妻の顔を殴るとの意から。 「喧嘩に負けて妻の面を張る」ともいう。 
- 擂り粉木で芋を盛る(すりこぎでいもをもる)- 絶対にできないことのたとえ。不可能なことのたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 丸い棒を用いて、丸い芋を皿に盛りつけようとしてもできないとの意から。 
- 擂り粉木で重箱洗う(すりこぎでじゅうばこあらう)- 行き届かないことのたとえ。大雑把なことをするたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 先の丸い棒で四角い重箱を洗おうとしても、隅まで洗えないことから。 「連木で重箱を洗う」ともいう。 
- 擂り粉木で腹を切る(すりこぎではらをきる)- 出来るはずがないこと、不可能なことのたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 すりこぎを刀のかわりにしても、腹を切ることはできないことから。 
- 擂り粉木棒の年寄り(すりこぎぼうのとしより)- 気づかぬうちに減っていく擂り粉木のように、働いても働いても楽にならず、いつの間にか貧乏をすることのたとえ。 
- 駿河の富士と一里塚(するがのふじといちりづか)- かけ離れていて比較にならないことのたとえ。 「一里塚」は、街道の一里の目印として土を小高く盛って作った塚のこと。 形は似ていても大きさのかけ離れた一里塚と富士山を比べるとの意から。 
- する事なす事(することなすこと)- その人の行いの全て。 
- 酢を買う(すをかう)- 余計なことをして怒らせること。 または、ある行動を起こすように仕向けること。 「酢を乞う」ともいう。 
- 酢を乞う(すをこう)- 余計なことをして怒らせること。 または、ある行動を起こすように仕向けること。 「酢を乞う」ともいう。 
- 寸陰を惜しむ(すんいんをおしむ)- わずかの時間も大切にするということ。「寸陰」は、わずかの時間。 
- 寸暇を惜しむ(すんかをおしむ)- 少しの時間も無駄にせずに物事に取り組むこと。 
- 寸鉄人を殺す(すんてつひとをころす)- 短く鋭い言葉で、相手の急所を突くたとえ。 「寸鉄」は、小さな刃物。転じて、短くて深い意味のある言葉。 「寸鉄人を殺す」ともいう。 
- 寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)- 短く鋭い言葉で、相手の急所を突くたとえ。 「寸鉄」は、小さな刃物。転じて、短くて深い意味のある言葉。 「寸鉄人を殺す」ともいう。 
- 寸分違わず(すんぶんたがわず)- わずかな違いもなく、完全に同じであること。 「寸分」は長さの一寸と一分のことで、程度や分量などがわずかであることを表す言葉。 
- 寸を曲げて尺を伸ぶ(すんをまげてしゃくをのぶ)- 小さいことを犠牲にして、大きな利益を得るたとえ。 一寸の小さなものをさらに短く曲げ縮め、一尺の大きなものをさらに長く伸ばすとの意から。 
 
         
    