「ま」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 102 件
故事・ことわざ・慣用句一覧
枚挙に遑がない(まいきょにいとまがない)
余りに多くて、いちいち数えきれないようす。「枚挙」はひとつひとつ数えあげること。「遑」は余裕のこと。
参らぬ仏に罰は当たらぬ(まいらぬほとけにばちはあたらぬ)
何事にも関わらなければ、災いを受けることもないということ。 参ってもいない仏の罰が当たるはずがないとの意から。
前急ぎは後急ぎ(まえいそぎはあといそぎ)
先へと急ぎすぎると失敗が多いということ。
前十両に後ろ三両(まえじゅうりょうにうしろさんりょう)
前から見ると美しいが、後姿はそれほどでもないということ。
前を踏み後ろにつまずく(まえをふみうしろにつまずく)
前に進むことも後ろに下がることもできないというたとえ。
蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)
原因がないところに結果はないということ。努力もせずに良い結果を期待してもかなえられないというたとえ。種を蒔かなければ何も実るはずがないという意から。
眶を見抜く(まかぶらをみぬく)
相手の弱点や隙を見抜き、そこにつけ込むこと。足元を見ること。
間がいい(まがいい)
運が良いこと。タイミングや都合がちょうど良いこと。
魔が差す(まがさす)
悪魔が心の中に入りこんでしまったかのように、一瞬の判断や行動を誤ってしまうこと。
曲がった釜には曲がった甑(まがったかまにはまがったこしき)
どんなものにも、それにふさわしい相手や形があるというたとえ。 また、夫婦は似た者同士がつり合いがとれてうまくいくということ。 ゆがんだ釜であっても、それに合うゆがんだ甑があるとの意から。 「甑」は、釜の上にのせて穀物を蒸す道具。
間がな隙がな(まがなすきがな)
少しでもひまがあれば。
間が抜ける(まがぬける)
ものごとの大事な点が欠けており、馬鹿げたように見えること。
間が延びる(まがのびる)
間が空きすぎて、物事にしまりがなくなること。進行がだらだらと続き、緊張感や緊迫感に欠けるさま。
間が持てない(まがもてない)
何もすることがなく、空いた時間の扱いに困ること。また、会話などが途切れて気まずい時間ができること。 「間が持たない」ともいう。
曲がらねば世が渡られぬ(まがらねばよがわたられぬ)
道理や正義だけでは世の中はうまく渡っていけない。時には自分の意を曲げて相手に合わせることも必要だということ。
曲がりなりにも(まがりなりにも)
不十分ではあるが、どうにかこうにか整っているさま。
曲がる枝には曲がれる影あり(まがるえだにはまがれるかげあり)
原因が悪ければ悪い結果が生じるというたとえ。曲がった枝には、その曲がった枝の影ができるという意味から。
間が悪い(まがわるい)
その場に居ることが気まずいと感じること。 また、運やタイミングが悪いこと。
巻き添えを食う(まきぞえをくう)
自分と関係のない事故や事件に巻きこまれて損害をうけること。
紛れもない(まぎれもない)
疑う余地がなく、明白である。誤解や誤認の可能性がなく、確実であることをいう。
幕が開く(まくがあく)
ものごとが始まること。催しものが始まること。幕が開き芝居が始まること。
幕が下りる(まくがおりる)
芝居などの催しものが終わること。また、物事に決着がついて終わること。
枕を交わす(まくらをかわす)
男女が同じ夜具で寝ること。
枕を欹てる(まくらをそばだてる)
寝た体勢のまま枕から頭を上げ、耳を澄まして聞く。
枕を高くして寝る(まくらをたかくしてねる)
気にかかることがなく安眠することのたとえ。心配ごとが何もないさまをいう。
枕を並べる(まくらをならべる)
同じ場所で並んで寝る。
枕を濡らす(まくらをぬらす)
かなしみや辛さに耐えきれずに、布団の中で泣くこと。
枕を振る(まくらをふる)
落語で、本題に入る前に、観客の関心を引いたり、場を和ませたりするために短い話をすること。
幕を下ろす(まくをおろす)
ものごとが終わること。 芝居の終演後に舞台の幕を閉めることから。
幕を切って落とす(まくをきっておとす)
物事を華々しく始める。
