下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放しとは
下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し
げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし
| 言葉 | 下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し | 
|---|---|
| 読み方 | げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし | 
| 意味 | 戸を閉める時に、下種は一寸閉め残し、のろまな者は三寸閉め残し、愚か者は開けっ放しにしてしまう。戸の閉め方で、その人の品性・性格がわかるということ。 | 
| 使用語彙 | 下種 / 下 / 一寸 / 寸 / 馬鹿 / 開けっ放し | 
| 使用漢字 | 下 / 種 / 一 / 寸 / 三 / 馬 / 鹿 / 開 / 放 | 
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
 - 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
 - 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
 - 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
 - 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
 - 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
 - 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
 - 足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
 - 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
 - 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
 
「種」を含むことわざ
- 商いは草の種(あきないはくさのたね)
 - 命あっての物種(いのちあってのものだね)
 - 嘘にも種が要る(うそにもたねがいる)
 - 王侯将相寧んぞ種あらんや(おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや)
 - 苦は楽の種(くはらくのたね)
 - けちん坊の柿の種(けちんぼうのかきのたね)
 - 下種の後思案(げすのあとじあん)
 - 下種の後知恵(げすのあとぢえ)
 - 下種の勘ぐり(げすのかんぐり)
 
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
 - 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
 - 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
 - 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
 - あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
 - 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
 - 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
 - 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
 - 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
 - 一応も二応も(いちおうもにおうも)
 
「寸」を含むことわざ
- 一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
 - 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
 - 一寸延びれば尺(いっすんのびればしゃく)
 - 一寸延びれば尋(いっすんのびればひろ)
 - 一寸延びれば尋延びる(いっすんのびればひろのびる)
 - 一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
 - 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)
 - 三寸の舌を掉う(さんずんのしたをふるう)
 - 三寸の見直し(さんずんのみなおし)
 
「三」を含むことわざ
- 商い三年(あきないさんねん)
 - 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
 - 顎振り三年(あごふりさんねん)
 - 朝起き三両始末五両(あさおきさんりょうしまつごりょう)
 - 朝起きは三文の徳(あさおきはさんもんのとく)
 - 阿呆の三杯汁(あほうのさんばいじる)
 - 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
 - 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
 - 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
 - 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
 
「馬」を含むことわざ
- 秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ)
 - 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
 - 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
 - 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
 - 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
 - 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
 - 牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
 - 牛も千里馬も千里(うしもせんりうまもせんり)
 - 牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
 - 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
 
「鹿」を含むことわざ
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
 - 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
 - 馬を鹿(うまをしか)
 - 親馬鹿子馬鹿(おやばかこばか)
 - 鹿島立ち(かしまだち)
 - 火事場の馬鹿力(かじばのばかぢから)
 - 金があれば馬鹿も旦那(かねがあればばかもだんな)
 - 空世辞は馬鹿を嬉しがらせる(からせじはばかをうれしがらせる)
 - 桜折る馬鹿、柿折らぬ馬鹿(さくらおるばか、かきおらぬばか)
 
「開」を含むことわざ
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
 - 開いた口に戸は立てられぬ(あいたくちにはとはたてられぬ)
 - 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
 - 開いた口へ餅(あいたくちへもち)
 - 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
 - 穴が開く(あながあく)
 - 穴の開くほど(あなのあくほど)
 - 穴の開くほど見る(あなのあくほどみる)
 - 一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
 - 運が開ける(うんがひらける)
 
        
    