朝雨馬に鞍置けについて

言葉 | 朝雨馬に鞍置け |
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読み方 | あさあめうまにくらおけ |
意味 | 朝に降る雨はすぐに止むから、馬に鞍を置いて外出する用意をせよ、ということ。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「朝」を含むことわざ
朝雨と女の腕捲り(あさあめとおんなのうでまくり)
朝の雨はすぐにやむから、女の腕まくりと同様恐れるに足りないということ。「俄雨(にわかあめ)と女の腕捲り」ともいう。
朝雨に傘いらず(あさあめにかさいらず)
朝の雨はすぐにやむということ。
朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
朝早く起きて仕事をするほうが、夜働くより能率が上がり得だということ。 「朝起き千両」とも。
朝起きは三文の徳(あさおきはさんもんのとく)
朝早く起きるとなにかしらいい事があるということ。「徳」は「得」と同じ。
朝起きは七つの徳(あさおきはななつのとく)
朝早く起きるとなにかしらいい事があるということ。「徳」は「得」と同じ。
朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
物事の盛りが短く、はかないことのたとえ。朝咲いた朝顔の花が昼を待たずにしぼんでしまうことから。
「雨」を含むことわざ
秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
秋は晴れた日より雨の日の方が暖かいので、猫も顔を長くし喜ぶということ。
朝雨と女の腕捲り(あさあめとおんなのうでまくり)
朝の雨はすぐにやむから、女の腕まくりと同様恐れるに足りないということ。「俄雨(にわかあめ)と女の腕捲り」ともいう。
朝雨に傘いらず(あさあめにかさいらず)
朝の雨はすぐにやむということ。
朝虹は雨夕虹は晴れ(あさにじはあめゆうにじははれ)
朝に虹が出るとその日は雨、夕方の虹は翌日が晴れになるということ。
雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
小さな努力も辛抱強く続けていけば、いつかは必ず成功するというたとえ。小さな雨だれでも、長い年月、同じ所に落ち続ければ、石に穴をあけてしまうという意から。「点滴石を穿つ」ともいう。
雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
家から一歩出れば、どんな災難や危険が待ちかまえているかわからないということ。軒下から落ちる雨だれが、三途の川のように、あの世とこの世の堺だから、家から出たら十分注意せよという戒めのことば。
「馬」を含むことわざ
鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
乗り手が巧みに馬を乗り回し、乗り手と馬が一体となって見えるさま。乗り手と馬の呼吸が合い、鞍の上の人と鞍の下の馬が渾然一体となっている意から。
生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
生きている馬の目を抜き取るほどすばやいこと。また、ずるくて油断も隙もならないことのたとえ。
一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
沸かしたてのお湯はきめが粗くて刺激が強く体によくないということ。
一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
一人の行いが、他の人をも駆り立ててしまうたとえ。群集が付和雷同しやすいことのたとえ。群れの中の一匹の馬が異常な行動をして騒ぎ出せば、群れ全体が巻き込まれて騒ぎ出すという意から。
牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
同類は同類同士で集まりやすく、その仲間同士で物事を行えばうまくいくということ。
牛も千里馬も千里(うしもせんりうまもせんり)
早い遅い、上手い下手の違いがあっても結局は同じところに到達するというたとえ。牛がゆっくりと歩いても馬が早く走っても千里の道のりはやはり千里で、同じ目的地に着くことから。
「鞍」を含むことわざ
朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
乗り手が巧みに馬を乗り回し、乗り手と馬が一体となって見えるさま。乗り手と馬の呼吸が合い、鞍の上の人と鞍の下の馬が渾然一体となっている意から。
馬も買わずに鞍買う(うまもかわずにくらかう)
物事の順序が逆であるたとえ。
鞍掛け馬の稽古(くらかけうまのけいこ)
なんの役にも立たない無駄な練習のたとえ。「鞍掛け馬」は木馬のことで、木馬に乗って乗馬の練習をしても役に立たないことから。
「置」を含むことわざ
アクセントを置く(あくせんとをおく)
全体の中で、特にその部分に重点をおく。目立たせる。強調する。
一目置く(いちもくおく)
相手が自分よりすぐれていると認めて、敬意を払い一歩譲るたとえ。
ウエートを置く(うえーとをおく)
あるものを大切だと考え、そこに力を入れること。
置いてきぼりを食う(おいてきぼりをくう)
他の者から置き去りにされる。置いて行かれる。
置かぬ棚を探す(おかぬたなをさがす)
体裁を取り繕うため、あるはずのない物を探すたとえ。
置かぬ棚をも探せ(おかぬたなをもさがせ)
念には念を入れて探せということ。絶対に置いたはずのない棚でも念のために探してみよという意から。