慌てる蟹は穴へ入れぬとは
慌てる蟹は穴へ入れぬ
あわてるかにはあなへはいれぬ
言葉 | 慌てる蟹は穴へ入れぬ |
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読み方 | あわてるかにはあなへはいれぬ |
意味 | 何事も焦ったり慌てたりすると失敗するというたとえ。
「慌てる蟹は穴の口で死ぬ」ともいう。 |
異形 | 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ) |
類句 | 急ぐ鼠は穴に迷う |
慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない) | |
急がば回れ(いそがばまわれ) | |
急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる) | |
使用語彙 | 慌てる / 死ぬ |
使用漢字 | 慌 / 蟹 / 穴 / 入 / 口 / 死 |
「慌」を含むことわざ
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 慌てる蟹は穴へ入れぬ(あわてるかにはあなへはいれぬ)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
「蟹」を含むことわざ
- 蟹の念仏(かにのねんぶつ)
- 蟹の横這い(かにのよこばい)
- 蟹は甲羅に似せて穴を掘る(かにはこうらににせてあなをほる)
- 蟹を縦に歩かせることはできない(かにをたてにあるかせることはできない)
- 月夜の蟹(つきよのかに)
「穴」を含むことわざ
- 穴が空く(あながあく)
- 穴が開く(あながあく)
- 穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)
- 穴の開くほど(あなのあくほど)
- 穴の開くほど見る(あなのあくほどみる)
- 穴の貉を値段する(あなのむじなをねだんする)
- 穴をあける(あなをあける)
- 穴を埋める(あなをうめる)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
「入」を含むことわざ
- 間に入る(あいだにはいる)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 赤を入れる(あかをいれる)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 足を入れる(あしをいれる)
- 足を踏み入れる(あしをふみいれる)
- 頭に入れる(あたまにいれる)
- 新しき葡萄酒は新しき革袋に入れよ(あたらしきぶどうしゅはあたらしきかわぶくろにいれよ)
「口」を含むことわざ
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
- 開いた口に戸は立てられぬ(あいたくちにはとはたてられぬ)
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- 開いた口へ餅(あいたくちへもち)
- あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 可惜口に風ひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)