「置」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 30 件
「置」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
アクセントを置く(あくせんとをおく)
全体の中で、特にその部分に重点をおく。目立たせる。強調する。
朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
朝に降る雨はすぐに止むから、馬に鞍を置いて外出する用意をせよ、ということ。
頭に置く(あたまにおく)
ある事柄を忘れないように心にとどめ、判断や行動のよりどころとして常に意識しておくこと。重要な点として覚えておくこと。
一目置く(いちもくおく)
相手が自分よりすぐれていると認めて、敬意を払い一歩譲るたとえ。
置いてきぼりを食う(おいてきぼりをくう)
他の者から置き去りにされる。置いて行かれる。
置かぬ棚を探す(おかぬたなをさがす)
体裁を取り繕うため、あるはずのない物を探すたとえ。
置かぬ棚をも探せ(おかぬたなをもさがせ)
念には念を入れて探せということ。 絶対に置いたはずのない棚でも念のために探してみるべきとの意から。
置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
膳に置いたままの杯へ酒を注ぐのは礼を欠くが、といって杯を手に取らずにいる側も心得が足りない、ということ。 「置き酌」は杯を置かせたまま注ぐこと、「不調法」は作法を知らないこと。注ぐ側と受ける側のどちらにも間の取り方があるのを言い立てた文句。
重きを置く(おもきをおく)
あるものを大切だと考え、そこに力を入れること。 「ウエートを置く」「重点を置く」ともいう。
風上にも置けない(かざかみにもおけない)
性質や行動が下品で卑劣な人間をののしっていう言葉。 悪臭のある物は臭くて困るので、風上に置くわけにはいかないとの意から。 「風上に置けない」ともいう。
頭に霜を置く(かしらにしもをおく)
頭髪が白髪になること。白髪が目立つこと。 白髪を霜にたとえた言葉。 「頭に霜を置く」「霜を置く」ともいう。
気が置けない(きがおけない)
気兼ねや遠慮の必要がなく親しく付き合えるようす。
妻子を置く所が故郷(さいしをおくところがこきょう)
故郷を出て来た人がそこで所帯を持ち、妻子のいるその場所を第二の故郷と思って頑張る覚悟をいう。
歯牙の間に置く(しがのかんにおく)
言葉にのせて論じ合う。歯と牙の間に置く、つまり口の中に入れる意から。多くは打ち消しの形をとる。
歯牙の間に置くに足らず(しがのかんにおくにたらず)
論じるには及ばない、と切り捨てる言い方。秦の二世皇帝に問われた叔孫通が、各地の蜂起を「群盗やこそ泥にすぎず、歯牙の間に置くに足らん」と答えた故事から。
下にも置かない(したにもおかない)
客などを非常に丁寧にもてなす様子。 下座につかせないとの意から。 「下へも置かない」ともいう。
信を置く(しんをおく)
信じること。信用すること。
隅に置けない(すみにおけない)
思いのほか才能や知識があって油断できないようす。
赤心を推して人の腹中に置く(せきしんをおしてひとのふくちゅうにおく)
うそ偽りのない心をそのまま相手に預け、疑うことなく付き合うこと。「赤心」はまごころ、「腹中に置く」は相手の内に収めさせる意。 降った銅馬の軍を疑わず、供も連れずに陣を見回った漢の光武帝を、降兵たちが、まごころを人の腹の中に置くようなお方だと言って心から従った。
泰山の安きに置く(たいざんのやすきにおく)
泰山のように、揺るぎないものとしてどっしりと安定させること。 中国の名山である泰山は、古くから動じないものの象徴とされる。
ただでは置かない(ただではおかない)
このままでは済ませない、必ず仕返しをするの意。 捨てぜりふ、脅し文句に用いる語。
床の間の置き物(とこのまのおきもの)
高い地位があって立派に見えるが実権を持たない人のたとえ。
年寄りと仏壇は置き所がない(としよりとぶつだんはおきどころがない)
年寄りも仏壇も粗末にはできないが、家の中のどこに据えるかで始末に困る。ないがしろにできないものほど、かえって手に余るというたとえ。
情けは質に置かれず(なさけはしちにおかれず)
情けをかけてもらっても、気持ちだけでは何の足しにもならないということ。 情けは質に入れて換金できないので、実際の生活の役には立たないとの意から。
念頭に置く(ねんとうにおく)
常にそのことを意識すること。
焙烙の割れも三年置けば役に立つ(ほうろくのわれもさんねんおけばやくにたつ)
欠けて用を成さなくなった器でも、取っておけばどこかで使い道が向いてくる。 まるきり値打ちのないものなど無い。 「焙烙」は、豆や茶を煎るのに使う平たい焼き物。
坊主捨て置け医者大事(ぼうずすておけいしゃだいじ)
急病の時は、急いで医者を呼ぶのが大事だということ。
身の置き所がない(みのおきどころがない)
申し訳ない気持ちや恥ずかしい気持ちなどから、その場に居続けることが難しい様子。
胸に手を置く(むねにてをおく)
自分のした事を静かに振り返り、心当たりがないか探ってみること。相手をとがめるときの言い方にもなる。
やはり野に置け蓮華草(やはりのにおけれんげそう)
人にもその人にふさわしい環境があるということのたとえ。蓮華草は野原で自然のままに咲いているからこそ美しいの意。 江戸時代、播磨の瓢水(ひょうすい)という俳人が、遊女を身請けしようとする友人をいさめて詠んだ句「手に取るなやはり野に置け蓮華草」から。
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