「種」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 30 件
「種」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
商いは草の種(あきないはくさのたね)
食べていく手立ては、選り好みさえしなければそこらじゅうにある。 一つの道が閉じても、次の道は足元から見つかる。
命あっての物種(いのちあってのものだね)
何事も命があるからこそできる。だから命に関わるような危険なことはなるべく避けたほうがいいということ。 「物種」は物の根源の意。
嘘にも種が要る(うそにもたねがいる)
嘘をつくのにも、何か材料が必要である。何事にもそれ相応の準備が必要で、物事はそう簡単にはいかないということ。
王侯将相寧んぞ種あらんや(おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや)
王や諸侯、将軍、大臣になるには家柄や血統など関係なく、必要なのはその人の才能や努力だということ。「種」は家柄、血統の意。
柿を盗んで種を隠さず(かきをぬすんでたねをかくさず)
本体だけを片づけて安心し、取りこぼした一つから足がつく。 始末をつけた気でいる当人が、いちばん分かりやすい証しを残している。
苦は楽の種(くはらくのたね)
今の苦労は将来の幸福につながるということ。
下種と鷹とに餌を飼え(げすとたかとにえをかえ)
身分の低い者も鷹も、腹を満たしてやってはじめて思うように動く。 人を使うなら、まず得になるものを握らせよということ。
下種の後思案(げすのあとじあん)
気の利いた案が出てくるのは、決まって決着がついたあと。 手遅れの入れ知恵ほど始末に負えないものはない、と切って捨てる。
下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し(げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし)
戸を閉める時に、下種は一寸閉め残し、のろまな者は三寸閉め残し、愚か者は開けっ放しにしてしまう。戸の閉め方で、その人の品性・性格がわかるということ。
下種の勘繰り(げすのかんぐり)
自分の物差ししか持たない者は、他人の挙動を悪いほうへ悪いほうへと結びつけたがる。その当てずっぽうには当人の底が透けている、という嘲りを込めて使う。
下種の口に戸は立てられぬ(げすのくちにとはたてられぬ)
品性の卑しい人間は、人の迷惑など考えず勝手なことをいいふらすが、防ぎようがないということ。
下種の逆恨み(げすのさかうらみ)
品性の卑しい人間は、人の親切な忠告も悪口と思い、逆に忠告してくれた人を恨むということ。
下種の謗り食い(げすのそしりぐい)
品性の卑しい人間は、まずいとけちをつけながらも、意地汚くたくさん食べるということ。「謗り食い」は文句を言いながら食べること。
下種は槌で使え(げすはつちでつかえ)
愚かな者は、道理を説明してもなかなか理解しないため、叩いたり叱りつけたりして使わなければならないという教え。
権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる(ごんべえがたねまきゃからすがほじくる)
人が苦労してやったことを、あとからぶちこわすたとえ。また、無駄な骨折りのたとえ。「権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる、三度に一度は追わずばなるまい」という俗歌の歌詞から。
癪の種(しゃくのたね)
怒りの原因となるもの。腹が立つ元。
吝ん坊の柿の種(しわんぼうのかきのたね)
捨ててよいはずの屑までため込んで、手放そうとしない。 度を越した締まり屋を笑う言い方。
頭痛の種(ずつうのたね)
苦労や悩みなどの原因となるもの。
種が割れる(たねがわれる)
隠していた仕掛けや真実が明らかになること。
種を明かす(たねをあかす)
手品などの仕掛けを見せて説明する。 また、相手が不審に思う点や裏の事情などについて説明する。
種を蒔く(たねをまく)
何かを引き起こしたり広めたりする原因をつくることのたとえ。
種を宿す(たねをやどす)
みごもる。妊娠する。
長口上は欠伸の種(ながこうじょうはあくびのたね)
長話は人を退屈させるから、話は簡潔にせよということ。
畑あっての芋種(はたけあってのいもだね)
子がよく育つかどうかは母親しだいだということ。 種芋だけあっても、植えつける畑がなくては芋は実らない意から。 「命あっての物種」をもじった言い方。
夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き(ふうふげんかはびんぼうのたねまき)
いつも夫婦喧嘩をしている家庭は、だんだん貧乏になっていくという戒めのことば。
蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)
原因がないところに結果はないということ。努力もせずに良い結果を期待してもかなえられないというたとえ。種を蒔かなければ何も実るはずがないという意から。
名将に種無し(めいしょうにたねなし)
すぐれた将は血筋が生むものではなく、育ちと本人の努力でできあがるということ。
飯の種(めしのたね)
日々の暮らしを支える収入のもと。生計のよりどころとなる仕事。
物種は盗まれず(ものだねはぬすまれず)
親ゆずりのものは他人が持ち去れるものではなく、そっくり子の身に出てしまう。「物種」は血筋のこと。
楽は苦の種、苦は楽の種(らくはくのたね、くはらくのたね)
楽をすればあとで苦労を味わい、反対に苦労のあとには楽がある。今の苦労は将来の楽につながるのだから耐えなければならないということ。
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