隴を得て蜀を望むとは
隴を得て蜀を望む
ろうをえてしょくをのぞむ
言葉 | 隴を得て蜀を望む |
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読み方 | ろうをえてしょくをのぞむ |
意味 | 一つの望みがかなうと、さらに次の望みが起こること。人間の欲望には、限りがないということのたとえ。
中国、魏の曹操が、部下の司馬懿(しばい)が隴の地を手に入れ、さらに蜀を攻めようとしたときに言ったという言葉。 |
出典 | 『後漢書』 |
類句 | 千石取れば万石羨む(せんごくとればまんごくうらやむ) |
使用漢字 | 隴 / 得 / 蜀 / 望 |
「隴」を含むことわざ
- 隴を得て蜀を望む(ろうをえてしょくをのぞむ)
「得」を含むことわざ
- 言い得て妙(いいえてみょう)
- 一文の得にもならない(いちもんのとくにもならない)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
- 魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)
- 得体が知れない(えたいがしれない)
- 得たり賢し(えたりかしこし)
- 得手勝手は向こうには効かない(えてかってはむこうにはきかない)
- 得手に鼻つく(えてにはなつく)
- 得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)
- 得手に帆を掛ける(えてにほをかける)
- 得も言われぬ(えもいわれぬ)
- 大見得を切る(おおみえをきる)
- 借りて借り得、貸して貸し損(かりてかりどく、かしてかしぞん)
- 簡にして要を得る(かんにしてようをえる)
- 九死に一生を得る(きゅうしにいっしょうをえる)
- 口と財布は締めるが得(くちとさいふはしめるがとく)
- 愚者にも一得(ぐしゃにもいっとく)
- 愚者の一得(ぐしゃのいっとく)
- 愚者も一得(ぐしゃもいっとく)
- 愚者も千慮に一得有り(ぐしゃもせんりょにいっとくあり )
- 蛟竜、雲雨を得(こうりょう、うんうをう)
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
- 死ねば死に損、生くれば生き得(しねばしにぞん、いくればいきどく)
- 好かぬは得せぬの唐名(すかぬはえせぬのからな)
- 千慮の一得(せんりょのいっとく)
- 損して得取れ(そんしてとくとれ)
- 力を得る(ちからをえる)
- 地の利を得る(ちのりをえる)
- 壺を心得る(つぼをこころえる)
- 当を得る(とうをえる)
「蜀」を含むことわざ
- 蜀犬、日に吠ゆ(しょっけん、ひにほゆ)
- 望蜀(ぼうしょく)
- 隴を得て蜀を望む(ろうをえてしょくをのぞむ)